わりばしさん こんばんは。
【日 付】2019年3月29日(金)
【山 域】台高
【コース】花折峠口P6:45---9:15P1153---11:40真砂谷---12:45八町滝---14:50P1153---16:28花折峠口P
【メンバー】単独
地形図で辿ってみました。
この峠口ってのは、大台林道の小木森谷出合の北、千尋峠の南あたりですか?
花折とありますが、「花抜」ですね?
P1153は、加茂助の東のコル、東のポコから南南東への尾根を辿るんですね。
しかし、地形図で見る限り、その後のるーと取り厳しいですね。
春になり、紀北町の往古川周辺で遊んでいる。明治から大正にかけての木馬道や索道跡などがそこかしこに見られ、近代から高度経済成長期までは人々の営みを支えた地域だった。木馬道や杣道を辿り入る往古川流域でいつも目にするのは八町滝だ。往古川支流の真砂谷の奥にある滝だが、江戸時代から知られた存在だった。それは熊野灘から見える滝で、船乗りにとって黒潮が流れる気を使う場所で自らの位置を確認するために好都合だったことによる。
全くの無知でした。
灯台代わりに、昼間の話でしょうが、滝を目印にするとは!!??
真砂谷に中流域までは入れてもなかなか八町滝には近づけなかった。以前にシュークリームさんが下降点がありそうと書いていたので行ってみることにした。海山インターで降り往古川沿いに大台林道を上り花折峠口駐車場に停める。
シュークリームさんのかなり前のREP、興味深く読みましたが、不肖Sの実力では到底辿れません。
P1240で南に折れる。八町尾根は真砂谷と小木森谷にはさまれた檜ヶ谷からつきあげる一番太い尾根になる。尾根を下ると溝道があらわれ出し、多くの人たちが歩いてきた道ということがわかる。その後、境界標石もあらわれてP1153へ到着。
ca1250手前から南の尾根へ ですね。
鞍部に黄色テープが四つ巻かれており八町滝の下降の目印のようだ。トラバース気味に下り尾根を進むが南東に下って行くので引き返す。左の尾根に乗り換え下って行くと岩嵓に出る。黄色テープが下降点につけられておりここを下る。ここから左の枯沢と尾根を行きつ戻りつしながら下り900m地点で尾根に乗る。帰りにわかったが、この岩嵓の下を巻きそのまま南に降りる尾根に乗れば苦労せずに下れる。尾根は920m地点から西にふくらむように方向をかえ地図にある崖マーク地帯を通過して800mまで下る。
このあたりで滝に向かう地点を探すのだが、大きな杉の古木が目に入る。これを見ちゃうと追わずにはいられない。下って行くと杉の巨木は続いている。800m地点から南西に続く尾根にそって枯沢を交えながら巨木を目印に下って行くと真砂谷に難なく降りられた。450mまで下りたので300m上り返さなければならない。
なるほど、そんなに下まで降りたんですね。滝の直近へどうして降りるのかな?と心配してましたわ
この辺り、地形図では、川幅がかなり広く水線描かれてますが、どうなんでしょう?
巨岩ひしめく真砂谷が広がる。大岩を登ったり尾根に逃げたりと大変だが多くの杉の巨木が残されており癒してくれる。右岸の尾根を上っていると一升瓶の底が残っていた。少し下った二俣付近に祭壇と思われる石積があるようで、杉の巨木に囲まれた神聖な雰囲気と相まって御神酒のように思えてくる。
巨岩はなおも大きくなり4~5mの岩がごろごろしてきた。右岸の尾根に逃げて上っていくが上りすぎると谷に戻るのに大変なので位置を確認しながら進む。最後は岩のバンドを使い落ち口に着いた。巨岩地帯通過に1時間もかかった。
何か、怖 面白いこと やってますなぁ~
八町滝が100mの落差で降り注いでいる。見えているのは三段目で、その上に40mと15mの三段滝で150mある。水量が少ないのが残念だが、ゴジラの背のような岩嵓をしたがえて男性的な迫力がある。落ち口からは熊野灘が広く見え、海から確認しやすい滝だということが良くわかる。
現地へ行って自分の目でしかと確認されたんですな。
一休みして帰りのルート探索だ、巨岩地帯を戻るのは大変なのでルンゼを探す。谷まで下りているルンゼは無いが左岸を探りながら進むと、岩の上にルンゼが下りて来ていた。ルンゼを上り最後は右手から回り込んで尾根に出ると古い赤テープがありここが滝への下降点のようだ。その先に例の黄色テープもあった。
要は、ここから降りられると言うことでしたか?
念願だった八町滝に降り立てて良かった。滝直下のルンゼを下ればもっと仕事は早かっただろうが、杉の古木を辿り巨岩地帯に遊んでもらいながら八町滝にたどりつくのが自分らしい気がする。
なるほど、わりばしルートで海から見える滝で滝から海を見たんですね。
素晴らしい山、渓遊びでしたね。
SHIGEKI