シュークリームさん、こんにちは。
「継続は力なり」という言葉は言い古された言葉であるが、この歳になるとその重みがひしひしと感じられてくる。ひとつのことを継続する難しさ、苦しさはやった人にしかわからない。スノー衆は2009年に第一回が行われ、今年で11年目、今回で31回目の開催となる。ちなみに私は2013年の第10回大御影山からの参加になる。今回が16回目の参加である。
私は第2回の岩籠山から参加。今回で25回目の参加。
2012年パート3の土蔵山、大ダワから、2018年パート4の堂ヶ辻山まで、22回連続参加。
2013年から2018年まで6年間皆勤だったのですが、前回の森山岳不参加で途切れました。
31回の開催は下記です。本当にたくさん、それも毎回感動のある場所に連れていっていただきました。
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No. 年/月/日 曜日 名称 行先
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1 2009/01/25(日) 2009- 妙理山
2 2010/01/23(土) 2010パート1 岩籠山
3 2010/02/28(日) 2010パート2 音波山
4 2011/01/22(土) 2011パート1 小津権現山
5 2011/02/19(土) 2011パート2 庄部谷山
6 2012/01/14(土) 2012パート1 妙理山、大黒山
7 2012/02/04(土) 2012パート2 湧谷山
8 2012/02/26(日) 2012パート3 土蔵山、大ダワ
9 2013/01/20(日) 2013パート1 天狗山
10 2013/02/17(日) 2013パート2 大御影山
11 2013/03/09(土) 2013パート3 三国岳、左千方
12 2013/03/16(土) 2013番外 三周ヶ岳
13 2014/01/12(日) 2014パート1 野坂岳
14 2014/02/01(土) 2014パート2 ミノマタ
15 2014/02/22(土) 2014パート3 縫ヶ原山、持篭谷山
16 2015/01/18(日) 2015パート1 芦谷山
17 2015/02/07(土) 2015パート2 小津権現山
18 2015/02/28(土) 2015パート3 木無山
19 2015/03/21(土) 2015パート4 左門岳
20 2016/01/31(日) 2016パート1 虎子山
21 2016/02/21(日) 2016パート2 高丸
22 2016/03/12(土) 2016パート3 栗ヶ岳
23 2017/01/28(土) 2017パート1 岩籠山
24 2017/02/18(土) 2017パート2 三重獄
25 2017/03/18(土) 2017パート3 美濃俣丸
26 2018/01/13(土) 2018パート1 小栗山、桜谷山
27 2018/01/28(日) 2018パート2 白滝山
28 2018/02/18(日) 2018パート3 猫ヶ洞
29 2018/03/24(土) 2018パート4 堂ヶ辻山
30 2019/01/12(土) 2019パート1 森山岳
31 2019/02/03(日) 2019パート2 音波山
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スノー衆はいわば山日和さんの山の学校である。スノー衆に参加することにより、私の山に対する考え方は確実に変化しているし、なにより人が行こうとしない藪山に行くことはなかっただろう。たかが10年、されど10年。山日和さんの引き出しはまだまだありそうなので、これからどんな山へ連れて行ってもらえるのか楽しみである。
数えてみたら、山日和さんを除いて参加者は44名です。多くの方が参加しています。
ガイドブックだけではとても行けないところに連れていっていただいています。
仮に、ガイドブックやネットで興味深い行き先を探したとしても、取付き方法が分からなかったり、周回するにはあらかじめ下山ルートを一度歩いてみたり、大変です。取付きが分からなくて帰ってきたこと何度かあります。
スノー衆は、確実に山に行けて楽しめるのでありがたいことです。
2月3日は午後から下り坂という予報なので当初の集合時間を1時間早めて6時集合となった。集合時間の20分前に今庄サイクリングターミナルに到着するとすでに数人が暗い駐車場に集まっている。当初はスノー衆史上最多の18名の参加予定だったのだが、2名減って16人になった。
最多記録は2018年パート3の猫ヶ洞の17名だと思います。
5台の車に分乗して、八飯集落から樫尾谷川の林道に入っていく。山日和さんが前日に入れることを確認してくださったということだ。これでかなりの時間節約になる。
さすがです。ありがたいことです。
627標高点まで来るとあとは稜線漫歩である。次第にブナが増えてくる。この辺りの山の魅力は美しいブナ林にあるらしい。
ブナがたくさんありました。
- ブナ林
ぐーさんがブナ林は藪が少ないという持論を展開している。
「植物の生産する物質が他の個体あるいは他の生物に及ぼす作用」を他感作用(アレロパシー)と呼ぶが、ぐーさんの議論は一言で言うと、ブナがアレロパシーを持っているかどうかということである。今の所、ブナがアレロパシーを持っているという証拠はないが、他のブナ科植物でアレロパシーを持っているものもあるので、ブナにアレロパシーがあってもおかしくなないだろう。ぐーさんが言うようにそれが発見されれば新発見になるかもしれない。
確かにブナ林にはヤブが少ない気もしますが、ブッシュ状のヤブがあったブナ林もありました。
セイタカアワダチソウはアレロパシーでしょうか?セイタカアワダチソウはススキを攻撃するだけでなく自分の種子にも発芽障害を起こすと聞いたことがあります。
それはさておき、この尾根は真っ直ぐでなく複雑に折れ曲がっているので、天気が良ければブナ林を楽しみながらの楽しい稜線漫歩になることだろう。残念なことに、天気は下り坂で徐々に風が強まっている。右手には今庄365スキー場が見え、その向こう、山を越えたところに敦賀湾、さらにその向こうに西方が岳が見えている。
曇っている割にはよく見えました。
739標高点からしばらくで江越国境稜線に出る。余呉スキー場がすぐ近くである。ここには栃ノ木峠から林道が上がってきているようだ。
あんな遠いところまでと思っていましたが意外に早く着きました。
稜線をしばらく東進し、送電線鉄塔のあるピークで昼食とする。のっぺりしたピーク上にあるにもかかわらず風が入り込まないので、絶好の昼食場所である。あっという間に16人分の昼食テーブルが用意され、お待ちかねのランチタイムとなる。
ゴーゴー風の音が聞こえ、目の前の木は風に大きくゆれていたのに、あの場所だけは無風に近かったです。ほんのちょっと窪んでいただけなのに不思議です。
散歩昼食後は目的地の音波山に向かって稜線散歩。藪が少しうるさいが、まあまあいいハイキングである。千手観音のような大ブナのすぐ上が音波山だった。山名板は雪の下なのか見当たらない。ずうっと遠くに上谷山ののっぺりしたピークが見える。あんなところまで1日で歩けるんだろうか。
美濃の上谷山には登りましたが、こちらの上谷山はまだ未踏です。いつか登りたい山です。スノー衆の行先にならないかなと思っています。確か、最初の音波山は、計画は上谷山で、転進だったはずです。
もう時間も遅いので、稜線を西にco820mまで戻り、真っ直ぐに北に向かって下りている稜線を下山する。雨が降り出している。雪が少なくて藪がうるさいが、降りられないことはない。最後の急斜面でスノーシューを脱ぎ、チェーンスパイクに履き替える。前回の森山岳の下山のように長い急降下が続くかと思ったが、意外にすぐに下についた。最後の渡渉がアトラクションなのかと思ったが、すんなりと渡渉することができ拍子抜けだった。といっても、流れにハマった人もいたようだが
帰りも意外に早く降りれました。
下山までは小雨で、それほど濡れなかったが、帰路で本格的な雨になる。まあ、午前中は少なくともいい天気だったし、歩いている間はそれほどひどく降られなかったので、全体的には悪くないスノー衆だった。次回はどこに連れて行ってもらえるのか、楽しみにしている。
以前、小津権現山や天狗山では雪の中でランチしましたが、ここのところずっといい天気で、のんびりランチです。
土砂降りは困りますが、少々の雨なら、どうせ体は汗で濡れています。いちばん困るのは雪がずぼずぼではまりまくることです。
次回も楽しみです。
クロオ