【台高】展望のまぶし嶺へ
~ 蒼穹を求めて地蔵さん再訪、北部降雪を待つ ~
【日 時】2019/01/19(土)
【山 域】台高
【天 候】快晴
【コース】P7:20-竜辻山9:35-木組峠11:30-マブシ嶺12:40/13:55-P16:45
分骨して西大台に眠る松浦武四郎は、70歳を目前にして何日もかけて大台周辺を歩いている。
明治の時代にである。
その松浦武四郎の道と表示された案内標識を辿る。
切り通された林道から尾根に登ると1ヶ月ぶりに地蔵さんが迎えてくれた。
佇まいがとても凜としている。
林道から尾根道へ入るとしばらくで分岐がある。
前回はこの又口辻からトラバースルートを取り、途中アクシデントで撤退した。
今回は快晴大展望、尾根ルートを取った。
まるで初冬の小春日和 底抜けに明るい冬枯れの山毛欅の疎林、左方には尾鷲湾そして熊野灘が煌めいている。
尾根の先端は竜辻山 大峰南部の山々そして 烏帽子、子ノ泊山など沢から登った南紀の山も見えている。
P1297は「中の嶺」との標識 ここからは薄く雪をかぶった大峰の山の全貌が見渡せた。
展望と山毛欅林の尾根を下ると「新木組峠」ここからも尾根ルートを取る。
広い源頭部の木組峠からは尾根西側の尾鷲道を行く。それにしても雪がない。
水平に付けられた踏み跡を辿り、細いヒメシャラと枯れかけた山毛欅の林の急登を登り切ると大展望の平坦な頂上に出た。
マブシ嶺 明るい陽射しのなか、静かに展望を楽しんだ。
ゆっくりしすぎて闇下必至、林道最終地点への最短ルートを取って何とか陽のあるうちに車に辿り着いた。
もちろん、地蔵さんへの挨拶は忘れてはいない。
では また どこか バージンスノーの森で
SHIGEKI