【野坂】山スキー足慣らしに寒風へ
~ 悪雪、藪ルートに四苦八苦 ~
【日 時】2019/01/10(木)
【山 域】野坂(高島トレイル?)
【天 候】曇、稜線はガス
【コース】P9:05-旧ゲレンデトップ9:50-P562 10:56/11:10-寒風12:20/13:55-P16:27
県内の山スキールートのいくつかは走破しておきたい。
1/9現時点で雪がそこそこありそうで悪天ではなく、しかもお手軽コースなどと絞り込んでいくと答えは必然、
暗いうちから車を飛ばした。
コンビニに立ち寄り、振り返って土肝を抜かれた。
鈴鹿の、湖東、湖南の山まで燃えさかっているではないか!!
イヤ、大規模山林火災では、もちろんない。
怖いくらい美しい朝焼けが東の空を焼き尽くしていた。
「山スキーの練習なんかしてる場合やないで~」
とひとりごちながらカメラを持ってウロウロするが、刻々と変転しいい場所を探してるうちにフツウの空に戻ってしまった。
あたふたしてたのは不肖Sのみ、普通に車が走り、みんなコンビニからレジ袋下げてそれぞれの朝に向かっていった。
- 水無、綿向、雨乞・・美しい
吉兆なのか凶兆か、はたまた夢幻か・・・
・・・・カメラが捉えてはいたが・・・・
かの有名なメタセコイアの並木道を通り抜け、ブースでワンコイン支払うとおじさんが「山登りですか?」と一言、
リフトもない超緩斜面のスキー場にオッサンが来るわけないやろ。と言うことなのだろう。
8時の営業開始時刻はとうに過ぎているが、ゲレンデには象さんが寒そうにひとり佇んでいるだけだった。
閑散とした・・と言うか、誰もいないゲレンデをスキーを履いて登る。遠くで長靴を履いたおじさんが愛想する。
関係者なのだろう。人はいた。
初心者緩斜面を左に抜け川を渡ると、閉鎖された中級者用斜面、古い食堂家屋が郷愁を感じさせる。
ゲレンデトップからトラバースして尾根に取り付いた。
登りは快調だ。しかし、不安になってきた。細い溝状のいわゆる登山道に雑木が被さる。
倒木もある。雪はそこそこ積もっている。つまり、スキーは乗れない、つぼ足ではガボる。
やっぱり、凶兆だったのだろうか。
そんなルートもP562からは美しい山毛欅の森へとはいっていった。
一旦くだって、登り始めると霧の中に山毛欅の林がでてきては霧にまた隠れる。
こんな雪原の山毛欅林もいいではないか。
最後の平坦地を通り、ほんの少しの急登で半クラスト、ガスが流れる夢幻の寒風に着いた。
名に反して今日は微風、見えもしない大谷山はあきらめて灌木の根元に腰を落ち着けた。
しばらくすると2人のパーティが到着、2人とも防寒テムレス、ひとりは真新しいアッセントであることに気づき、
そんな話で歓談、アッセント購入秘話【なんと半額で買った】
など楽しいランチタイムを過ごした。
先に下られたお二人を見送り、冷えた体をほぐしスキーとブーツを滑走モードにもちろん不肖Sも気を引き締めた。
クラストした雪をなだめ、山毛欅の林をすり抜けゆっくりだがまずまずのペースで降下する。
林の中が狭いところは掘り割りの登山道の壁部分にスキーを立てて斜め横滑りで行く。
登りでは無理と思っていたが、何とか切り抜けた。
ところが、P562から下は更に掘り割りが細くなりヤブが被さる。林は雑木で隙間がない。
1秒ごとにジャンプターンせー言うのか~い!
老スキーヤーにはイヤ普通滑れへんやろ!!
スキーを引きずり、ブーツでつぼ足下山、三歩に一回、膝下までそれも突然ガボりました。
やっと、旧ゲレンデトップ、憂さ晴らしの快調ターン とは行かず、なんと、半モナカ
怖々慎重ターンで象さんにさよならしました。
では また どこか 宇宙遊泳のパウダーバーンで
SHIGEKI