【台高】霧氷の回廊を行く 中奥川源流周回

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Re: 【台高】霧氷の回廊を行く 中奥川源流周回

by 山日和 » 2018年12月24日(月) 00:35

piccoloさん、どうもです~。

 毎年訪れていません?ここからは一度も周回した事ないので、山日和さんのを参考に一度は行ってみたいと思っております。

中奥川は結構お気に入りなんです。piccoloさん行ったことないなんて、奈良県民の名折れですよ。 :mrgreen:

>駐車地の真ん前から斜面に取り付く。急だが斜面を切るように踏み跡が付けられていた。

 自分の蹴落とした石が車に当たる可能性大のような気がします(>_<)

真ん前と言っても駐車地は広い道の川側なんで大丈夫。 :D

>二階岳の南東尾根を歩くのはシャレではないが二回目である。

 ジィジシャレです!キッパリ。

ヤッパリ!!

 あれ?幽霊歩きする方は足が無いと思ってましたが違ったのですね。

足が無いと歩けないもんで・・・
IMG_4930_1_1.JPG
>二階岳の山頂まで来るとブナの巨木が立ち並んで圧倒される。ここから木ノ実ヤ塚を経て薊岳の手
前までが素晴らしい。

 ここ好きです、大木がそこそこあるのであっちこっちフラフラ~と。

いいですよね。麦谷林道が通行不能のまま久しいようなので、人も少ないんじゃないでしょうか。

 立ったままで1時間15分のランチ休憩ですやん!やっぱ足がないのだ…

空中に浮いたまま食べるのも結構疲れます。 :mrgreen:
IMG_4981_1.JPG
>明神岳は北面をトラバースしてパス。笹ヶ峰三兄弟へ向かう。

 やっぱそうなりますよね。

やぶメンの習わしでしょう~ :lol:

 笹ヶ峰の桃源郷を知ったのは山日和さんのレポで、しばらくテン泊に通いましたわ。

その私はテン泊したこと無し。 :oops:

台高でメチャ大きな声は間違いなくグーさんと思うべし、赤の手拭にスパッツも!!
ナズナさんは、スリムな体型にでかいザック背負い軽快に歩く姿!が印象的。

こんなところに大パーティーがと思ったら、グーさんひとりの声でした。 :lol:
IMG_5049_1.JPG
 写真を見ましたがこんな所よくありますね、慎重に横切るんですがビビル時ありますわ。
 この界隈は下山が核心部ですね、気軽に下れるルートあればコッソリ教えて下さい(=^^=)。

一見なんでもない場所なんですが、これが落とし穴なんですよね。
土が乗っててわからなかったのが原因です。油断大敵!!
どちらかというと、中奥川左岸側の尾根を登って右岸側の尾根を下る方が安全だと思います。
 
 では、またどこかのトイレ前で(=^^=)

この日も川上の道の駅トイレで待ってたのに~ :mrgreen:

                山日和

Re: 【台高】霧氷の回廊を行く 中奥川源流周回

by piccolo » 2018年12月22日(土) 16:06

山日和さん、おこんちは~(=^^=)

中奥林道駐車地8:20---9:47二階岳---10:27木ノ実ヤ塚---10:56薊岳---12:00三ツ塚13:15---
     14:00笹ヶ峰標高点14:20---16:00林道終点---16:16駐車地


 毎年訪れていません?ここからは一度も周回した事ないので、山日和さんのを参考に一度は行ってみたいと思っております。

駐車地の真ん前から斜面に取り付く。急だが斜面を切るように踏み跡が付けられていた。

 自分の蹴落とした石が車に当たる可能性大のような気がします(>_<)

二階岳の南東尾根を歩くのはシャレではないが二回目である。

 ジィジシャレです!キッパリ。

しかし足が重い。条件が良くても予定通りのコースを歩けるのかどうかが心配である。

 あれ?幽霊歩きする方は足が無いと思ってましたが違ったのですね。

二階岳の山頂まで来るとブナの巨木が立ち並んで圧倒される。ここから木ノ実ヤ塚を経て薊岳の手
前までが素晴らしい。


 ここ好きです、大木がそこそこあるのであっちこっちフラフラ~と。

風はないが、持ってきたものを全部着込んでも寒いので立ったまま鍋を食べる。

 立ったままで1時間15分のランチ休憩ですやん!やっぱ足がないのだ…

明神岳は北面をトラバースしてパス。笹ヶ峰三兄弟へ向かう。

 やっぱそうなりますよね。

それでも霧氷満開の笹ヶ峰を歩くことができて所期
の目的は達成したと言えるだろう。本当ならこっちでランチを楽しみたかったのだが。


 笹ヶ峰の桃源郷を知ったのは山日和さんのレポで、しばらくテン泊に通いましたわ。

標高点のある次兄ピークで大きな声が聞こえた。それも東に伸びる尾根の方からだったので想定外だ。
前を歩いていた女性と会話を交わすしていると、「山日和さん?」と後方の男性から声がかかった。
ありゃ、グーさんじゃないの。「こんにちわ~」と他人行儀な挨拶をしている場合じゃなかったのだ。
女性はナズナさんだった。名前だけはよく聞いていたが会うのは初めてである。


台高でメチャ大きな声は間違いなくグーさんと思うべし、赤の手拭にスパッツも!!
ナズナさんは、スリムな体型にでかいザック背負い軽快に歩く姿!が印象的。

急に足元がズルっと滑った。一瞬何が起きたのかわからず、四つん這
いになって持ちこたえたが、足はまったくグリップせずにバタバタするのみ。なんとか手で支えなが
ら足を脇に伸ばして脱出した。振り返ってみると、そこは谷状の濡れた岩盤に薄く土砂が乗っている
状態だった。普通の斜面のつもりで足を出したら抵抗なく滑ってしまったというわけだ。


 写真を見ましたがこんな所よくありますね、慎重に横切るんですがビビル時ありますわ。
 この界隈は下山が核心部ですね、気軽に下れるルートあればコッソリ教えて下さい(=^^=)。
 
 では、またどこかのトイレ前で(=^^=)

Re: 【台高】霧氷の回廊を行く 中奥川源流周回

by 山日和 » 2018年12月21日(金) 21:26

宮指路さん、どうもです。

霧氷が見れるかどうか、この時期は上の様子が分からないと途中までは疑心暗鬼になりがちですね。

実は林道からかなり上の方に霧氷が見えてたので確信がありました。

良かったですね~。来た甲斐があったというもんです。

まったくです。 :D
木ノ実ヤ塚山頂
木ノ実ヤ塚山頂
青空が見えれば最高なんですが

そうなんですよね~
一瞬覗いた青空
一瞬覗いた青空
これは奇遇でしたね。でもこの界隈じゃまんざら奇遇とも言えないか
最近私もグ~さんと檜塚若水付近でバッタリでした。

この近辺でのやぶメンの遭遇は珍しくないかもですね。 :mrgreen:

>木立のない展望地があり、真正面に木ノ実ヤ塚、振り返れば明神岳から笹ヶ峰へと、今日歩いてきた
尾根が一望だ。それも1200mラインあたりを境にして上が真っ白、下が茶色に色分けされている。

これはなかなか見れない眺望です。

そうなんです。私も初めて見たかも。

植林が出て来ても油断は禁物ですよ

植林は杣道があるので目安にはなります。
 
>さらにトラバースして行くと、急に足元がズルっと滑った。

私は滑る前に引き返しました。
一見何の変哲もない問題箇所
一見何の変哲もない問題箇所
ここは危険を感じるような場面ではなく、ただの油断ですね。

長年の経験のなせる業で何とか切り抜けましたね。
今までで一番危ないレポじゃあなかったですか?

ヒヤッとはしましたね。状況的には全然危ない場所ではなかったんですが。
最後まで気を抜いてはいけないという教訓でした。

                山日和

Re: 【台高】霧氷の回廊を行く 中奥川源流周回

by 山日和 » 2018年12月20日(木) 21:26

あめちゃん、どうもです。

>中奥川からの周回で笹ヶ峰を目指そう。

奈良県側で周回ですか。私は三重県側で周回してました。

ニアミスのような、そうでもないような・・・ :lol:

なんか、近くまで来てるのにすれ違うパターン多いですね。コチラから橋があれば遊びに行ったのに。
橋の上は風が強そうですが・・。 :D

ホンマやね。あめちゃんが近づいて来るのが見えたら橋落とすかも。 :mrgreen:
パノラマ3_1_1.jpg
みんなが集まると話題はナズナさんのコト
『ぐーさんよぉ、ナズナさんはグーさんの妄想の中の女性ちゃうのかい?』
霧氷の精では無く、本物に会えてよかったですね。

グーさんの脳内お花畑だったら怖い・・・ :oops:

これでグーさんが一人でいて大きな独り言(「ねぇ、ナズナさん!」)とか言ってたら凍りますよね

今後の付き合い方を見直させていただきます。 :lol:
林道着地点
林道着地点
アトラクションはヒトリのときだけにしてくださいね :mrgreen:
ワタシは嫌です。

まあ、そう遠慮せずに。 :mrgreen:

                 山日和

Re: 【台高】霧氷の回廊を行く 中奥川源流周回

by 山日和 » 2018年12月20日(木) 21:22

グーさん、どうもです。

山仕事があるから林道が整備され、我々登山者も恩恵を受けます。
くれぐれも山仕事の邪魔にならないように気を付けたいですね。

その通りですね。人の迷惑顧みず的な止め方をする人がいますからねえ。
IMG_5091_1.JPG
昼まではガスに包まれるかなとは想定していたのですが・・・

10時ぐらいからは晴れると予想していたのですが・・・

>足が重い。条件が良くても予定通りのコースを歩けるのかどうかが心配である。

なんか・・・・近年こういった記述が目につくようになったのですが・・・

これからも頻繁に登場することでしょう。 :mrgreen:

昼からは青空を背景に霧氷とグー予報官は読んだのですが・・・・

泣く子と天気は思い通りにはならないですねえ。
IMG_4999_1.JPG
ええっ? 立ったまま1時間15分ですか?
笹ヶ峰南面まで来ればぽかぽかぬくぬく温か豆乳鍋だったのに。

そんなん早く教えてくれんと・・・・ :lol:

時間の経過よりも立地の違いでしょうね。
明神岳から前山はしっかりと霧氷が残っていました。

笹ヶ峰近辺は明神平あたりほどではなかったですか?

ナズナさんの想像していたよりも山日和さんは若いと好印象でしたよ。

やったー。しかしよっぽどお爺さんみたいに思われてたのか・・・ :oops:

>木立のない展望地があり、真正面に木ノ実ヤ塚、振り返れば明神岳から笹ヶ峰へと、今日歩いてきた
尾根が一望だ。それも1200mラインあたりを境にして上が真っ白、下が茶色に色分けされている。

見事なパノラマが見渡せる場所があるのですね。行ってみたいなぁ~。

これはいい展望地でした。この近辺では随一でしょう。(と羨ましがらせる) :D
パノラマ1_1_1.jpg
何としてもアトラクション無しでは山行を終えられない性分なのですね。
スノー衆ではお手柔らかにお願いします。

別に狙ってるわけじゃないんだけどね。今回はスパイスが効き過ぎましたが。 :mrgreen:

              山日和

Re: 【台高】霧氷の回廊を行く 中奥川源流周回

by 宮指路 » 2018年12月20日(木) 21:04

山日和さん、こんばんは
まったくヤブのない歩きやすい尾根だが風が冷たい。せめて日差しがあればいいのだが、なかなか
ザックを降ろして休む気にもなれない。雪はうっすらと地面を覆う程度だが、落ち葉のカラフルな色
を覆い隠してモノトーンの世界を演出している。
霧氷が見れるかどうか、この時期は上の様子が分からないと途中までは疑心暗鬼になりがちですね。
 1200mを超えたあたりから待望の霧氷が現れ始めた。よしよし。これで霧氷の回廊散策は確定だ。しかし足が重い。条件が良くても予定通りのコースを歩けるのかどうかが心配である。
良かったですね~。来た甲斐があったというもんです。
二階岳の山頂まで来るとブナの巨木が立ち並んで圧倒される。ここから木ノ実ヤ塚を経て薊岳の手
前までが素晴らしい。標高が上がると霧氷の付き方も華やかになってきた。日差しのないのがいかに
も残念である。昼からは少しは期待できるだろうか。
青空が見えれば最高なんですが
標高点のある次兄ピークで大きな声が聞こえた。それも東に伸びる尾根の方からだったので想定外だ。
前を歩いていた女性と会話を交わすしていると、「山日和さん?」と後方の男性から声がかかった。
ありゃ、グーさんじゃないの。「こんにちわ~」と他人行儀な挨拶をしている場合じゃなかったのだ。
女性はナズナさんだった。名前だけはよく聞いていたが会うのは初めてである。
これは奇遇でしたね。でもこの界隈じゃまんざら奇遇とも言えないか
最近私もグ~さんと檜塚若水付近でバッタリでした。
木立のない展望地があり、真正面に木ノ実ヤ塚、振り返れば明神岳から笹ヶ峰へと、今日歩いてきた
尾根が一望だ。それも1200mラインあたりを境にして上が真っ白、下が茶色に色分けされている。
これはなかなか見れない眺望です。
尾根の下部はさすがに潅木のヤブっぽくなってきた。Ca1050mあたりから北西への尾根に入らないといけなかったのだが、白いテープにつられて気が付けば南西への尾根を下っていた。
地形図を見ればそのまま下りて行けそうにも見えるが、このあたりの尾根はどこで岩壁にぶちあたる
かわからないので安易に下ることはできない。そこで斜面を戻り気味にトラバースして行くと再びテ
ープが現われた。これが正解か。しかしそのテープはすぐに途切れて急な斜面が広がるのみ。50mほ
ど下には植林が見えているのであそこまで下ればなんとかなるだろう。
植林が出て来ても油断は禁物ですよ
 
植林の中には明瞭な杣道があり、やがて林道の橋が見えてきた。このまままっすぐ下れば川に出て
しまうので、右手の橋の方へトラバースして行く。橋の上まで来たがどうにも下りられそうにない。
まるで先日の私が下った967尾根のようです。

967尾根リベンジ.png
さらにトラバースして行くと、急に足元がズルっと滑った。
私は滑る前に引き返しました。
一瞬何が起きたのかわからず、四つん這いになって持ちこたえたが、足はまったくグリップせずにバタバタするのみ。なんとか手で支えながら足を脇に伸ばして脱出した。振り返ってみると、そこは谷状の濡れた岩盤に薄く土砂が乗っている状態だった。普通の斜面のつもりで足を出したら抵抗なく滑ってしまったというわけだ。その下は10m以上切れ落ちていた。やばいやばい。
長年の経験のなせる業で何とか切り抜けましたね。
今までで一番危ないレポじゃあなかったですか?

                                    
                           宮指路

Re: 【台高】霧氷の回廊を行く 中奥川源流周回

by 雨子庵 » 2018年12月19日(水) 18:45

山日和さん おひさです
あめちゃんです

中奥川からの周回で笹ヶ峰を目指そう。

奈良県側で周回ですか。私は三重県側で周回してました。

笹ヶ峰三兄弟へ向かう。末弟の登りあたりまで来ると、時間
の経過のせいか霧氷のスケールが小さくなった。それでも霧氷満開の笹ヶ峰を歩くことができて所期
の目的は達成したと言えるだろう。本当ならこっちでランチを楽しみたかったのだが。

あそこに幽霊ならぬ幽霊歩き発見!
あそこに幽霊ならぬ幽霊歩き発見!
なんか、近くまで来てるのにすれ違うパターン多いですね。コチラから橋があれば遊びに行ったのに。
橋の上は風が強そうですが・・。 :D


標高点のある次兄ピークで大きな声が聞こえた。それも東に伸びる尾根の方からだったので想定外だ。
前を歩いていた女性と会話を交わすしていると、「山日和さん?」と後方の男性から声がかかった。
ありゃ、グーさんじゃないの。「こんにちわ~」と他人行儀な挨拶をしている場合じゃなかったのだ。
女性はナズナさんだった。名前だけはよく聞いていたが会うのは初めてである。


みんなが集まると話題はナズナさんのコト
『ぐーさんよぉ、ナズナさんはグーさんの妄想の中の女性ちゃうのかい?』
霧氷の精では無く、本物に会えてよかったですね。
これでグーさんが一人でいて大きな独り言(「ねぇ、ナズナさん!」)とか言ってたら凍りますよね

さらにトラバースして行くと、急に足元がズルっと滑った。一瞬何が起きたのかわからず、四つん這
いになって持ちこたえたが、足はまったくグリップせずにバタバタするのみ。なんとか手で支えなが
ら足を脇に伸ばして脱出した。振り返ってみると、そこは谷状の濡れた岩盤に薄く土砂が乗っている
状態だった。普通の斜面のつもりで足を出したら抵抗なく滑ってしまったというわけだ。
その下は10m以上切れ落ちていた。やばいやばい。


アトラクションはヒトリのときだけにしてくださいね :mrgreen:
ワタシは嫌です。

あめちゃん

Re: 【台高】霧氷の回廊を行く 中奥川源流周回

by グー(伊勢山上住人) » 2018年12月18日(火) 23:13

下山途中から見る国見・赤ゾレ・伊勢辻
下山途中から見る国見・赤ゾレ・伊勢辻


山日和さん、、こんばんは。

林業の作業中の山はこういうことがあるので、仕事の迷惑がかからないに注意することが肝要だ。

山仕事があるから林道が整備され、我々登山者も恩恵を受けます。
くれぐれも山仕事の邪魔にならないように気を付けたいですね。

晴れの予報を信じて南の方へ来たのに空の色はイマイチ冴えない。

昼まではガスに包まれるかなとは想定していたのですが・・・

足が重い。条件が良くても予定通りのコースを歩けるのかどうかが心配である。

なんか・・・・近年こういった記述が目につくようになったのですが・・・

昼からは少しは期待できるだろうか。

昼からは青空を背景に霧氷とグー予報官は読んだのですが・・・・

風はないが、持ってきたものを全部着込んでも寒いので立ったまま鍋を食べる。

ええっ? 立ったまま1時間15分ですか?
笹ヶ峰南面まで来ればぽかぽかぬくぬく温か豆乳鍋だったのに。

末弟の登りあたりまで来ると、時間の経過のせいか霧氷のスケールが小さくなった。

時間の経過よりも立地の違いでしょうね。
明神岳から前山はしっかりと霧氷が残っていました。

女性はナズナさんだった。名前だけはよく聞いていたが会うのは初めてである。

ナズナさんの想像していたよりも山日和さんは若いと好印象でしたよ。

木立のない展望地があり、真正面に木ノ実ヤ塚、振り返れば明神岳から笹ヶ峰へと、今日歩いてきた
尾根が一望だ。それも1200mラインあたりを境にして上が真っ白、下が茶色に色分けされている。


見事なパノラマが見渡せる場所があるのですね。行ってみたいなぁ~。

急に足元がズルっと滑った。一瞬何が起きたのかわからず、四つん這いになって持ちこたえた
気楽に下りられるところではない。横の木の根をつかんで懸垂方式で着地。


何としてもアトラクション無しでは山行を終えられない性分なのですね。
スノー衆ではお手柔らかにお願いします。


                グー(伊勢山上住人)

【台高】霧氷の回廊を行く 中奥川源流周回

by 山日和 » 2018年12月18日(火) 21:27

【日 付】2018年12月15日(土)
【山 域】台高 薊岳・笹ヶ峰周辺
【天 候】曇り
【コース】中奥林道駐車地8:20---9:47二階岳---10:27木ノ実ヤ塚---10:56薊岳---12:00三ツ塚13:15---
     14:00笹ヶ峰標高点14:20---16:00林道終点---16:16駐車地

 先週は通行止めで予定変更を余儀なくされたこともあり、期待していた霧氷に関しては「ハズレ」
になってしまった。今週も条件は申し分ない。中奥川からの周回で笹ヶ峰を目指そう。
 中奥林道は整備も万全で、尾根の取付きまで問題なく入ることができた。林業関係者と思しきトラ
ックが通りかかったので、念のためにここに止めていいか聞いてみた。伐採した木の残骸が転がって
いたからである。この奥はヘリが入るのでダメだが、ここはいいという話だ。
林業の作業中の山はこういうことがあるので、仕事の迷惑がかからないに注意することが肝要だ。
実際登っている間、何度もヘリの爆音が聞こえていた。
IMG_4897_1_1.JPG
 駐車地の真ん前から斜面に取り付く。急だが斜面を切るように踏み跡が付けられていた。
最初は面白くない植林帯だが、さすがに吉野杉だけあってよく手入れされているので嫌な感じではな
い。晴れの予報を信じて南の方へ来たのに空の色はイマイチ冴えない。目的の霧氷はどうだろうか。
二階岳の南東尾根を歩くのはシャレではないが二回目である。ひとつ北の木ノ実ヤ塚南東尾根と並ん
で、中盤以降はブナとミズナラ・ヒメシャラの見事な樹林を楽しめるルートだ。
 まったくヤブのない歩きやすい尾根だが風が冷たい。せめて日差しがあればいいのだが、なかなか
ザックを降ろして休む気にもなれない。雪はうっすらと地面を覆う程度だが、落ち葉のカラフルな色
を覆い隠してモノトーンの世界を演出している。
IMG_4925_1.JPG
 1200mを超えたあたりから待望の霧氷が現れ始めた。よしよし。これで霧氷の回廊散策は確定だ。
しかし足が重い。条件が良くても予定通りのコースを歩けるのかどうかが心配である。

 二階岳の山頂まで来るとブナの巨木が立ち並んで圧倒される。ここから木ノ実ヤ塚を経て薊岳の手
前までが素晴らしい。標高が上がると霧氷の付き方も華やかになってきた。日差しのないのがいかに
も残念である。昼からは少しは期待できるだろうか。
IMG_4946_1.JPG
 薊岳で今日初めての登山者に会った。大又から登ってきたようだ。少し話をして明神平への尾根に
踏み出した。西風が強いので、東西方向に伸びる尾根に入ればマシになるかと思っていたら今度は北
からの風で適当なランチ場がない。空はやや明るくなってたまに青い部分が覗く。とりあえず明神平
との分岐まで行くしかないか。
木の間越しに開けた視界に入るのは、白鬚岳の向こうに大峰の大普賢岳。これから向かう笹ヶ峰から
続く千石山と赤倉山。そして今歩いて来た木ノ実ヤ塚のどんぐりのような特徴ある姿だ。
こちらの山がびっしりと霧氷に覆われているのに対して白鬚岳は真っ黒でカケラも見えない。川一つ
挟んでいるだけなのにずいぶん違うものだ。この後に見た迷岳方面にもまったく霧氷が見えなかった。
IMG_4977_1.JPG
 前山まで来ると明神平の南端で数人の登山者がランチタイムを楽しんでいた。ここは風もなく、雪
を乗せた笹原の向こうに水無山と国見岳が見えるいい場所だ。
人の横に陣取るのは嫌なので三ツ塚へ向かう。ここは明神岳方面と明神平へ下る道との三叉路。
結局ここでランチになることが多いような気がする。
 ここまで来ると霧氷の密度が違う。どちらを向いても霧氷しか見えないというぐらいの凄まじさで
ある。これに青空が加わればどれほど素晴らしいだろう。時折陽光が差し込んで期待させるが、すぐ
に元のグレーに戻ってしまう繰り返しだ。
風はないが、持ってきたものを全部着込んでも寒いので立ったまま鍋を食べる。幾組ものパーティー
が横を通過して行った。
IMG_5002_1.JPG
 明神岳は北面をトラバースしてパス。笹ヶ峰三兄弟へ向かう。末弟の登りあたりまで来ると、時間
の経過のせいか霧氷のスケールが小さくなった。それでも霧氷満開の笹ヶ峰を歩くことができて所期
の目的は達成したと言えるだろう。本当ならこっちでランチを楽しみたかったのだが。
IMG_5043_1.JPG
 標高点のある次兄ピークで大きな声が聞こえた。それも東に伸びる尾根の方からだったので想定外だ。
前を歩いていた女性と会話を交わすしていると、「山日和さん?」と後方の男性から声がかかった。
ありゃ、グーさんじゃないの。「こんにちわ~」と他人行儀な挨拶をしている場合じゃなかったのだ。
女性はナズナさんだった。名前だけはよく聞いていたが会うのは初めてである。

 しばし歓談した後、大又へ戻る御一行と別れて瀬戸越へ向かった。
地形図に破線が書かれている瀬戸越の旧道は、10年ほど前に一度辿ったことがある。途中で左の谷の
左岸へ移る厳しい道だった。今ではどうなっているかわからないし、雪の時期に歩く道でもないので、
尾根通しに進んで最後は林道終点へ着地する算段である。
IMG_5057_1_1.JPG
 次のピークから下降開始。ヤセ気味の尾根だがヤブもなく歩きやすい。一ヶ所だけガケ状の急斜面
が出てくるが、右から回り込んでトラバース。だんだん雪も少なくなってくるとようやく晴れ間が広
がり始めた。
木立のない展望地があり、真正面に木ノ実ヤ塚、振り返れば明神岳から笹ヶ峰へと、今日歩いてきた
尾根が一望だ。それも1200mラインあたりを境にして上が真っ白、下が茶色に色分けされている。
IMG_5072_1.JPG
パノラマ4_1_1.jpg
 尾根の下部はさすがに潅木のヤブっぽくなってきた。Ca1050mあたりから北西への尾根に入らない
といけなかったのだが、白いテープにつられて気が付けば南西への尾根を下っていた。
地形図を見ればそのまま下りて行けそうにも見えるが、このあたりの尾根はどこで岩壁にぶちあたる
かわからないので安易に下ることはできない。そこで斜面を戻り気味にトラバースして行くと再びテ
ープが現われた。これが正解か。しかしそのテープはすぐに途切れて急な斜面が広がるのみ。50mほ
ど下には植林が見えているのであそこまで下ればなんとかなるだろう。

 植林の中には明瞭な杣道があり、やがて林道の橋が見えてきた。このまままっすぐ下れば川に出て
しまうので、右手の橋の方へトラバースして行く。橋の上まで来たがどうにも下りられそうにない。
さらにトラバースして行くと、急に足元がズルっと滑った。一瞬何が起きたのかわからず、四つん這
いになって持ちこたえたが、足はまったくグリップせずにバタバタするのみ。なんとか手で支えなが
ら足を脇に伸ばして脱出した。振り返ってみると、そこは谷状の濡れた岩盤に薄く土砂が乗っている
状態だった。普通の斜面のつもりで足を出したら抵抗なく滑ってしまったというわけだ。
その下は10m以上切れ落ちていた。やばいやばい。
そこからすぐに着地点があった。残置ロープがぶら下がっているが、ハングしていて気楽に下りられ
るところではない。
結局ロープは使わず、横の木の根をつかんで懸垂方式で着地。最後まで気の抜けない下山路だった。

                   山日和

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