【日 付】2018年11月23日(金)
【山 域】奥美濃
【天 候】曇りのち晴れ
【メンバ】kasaya
【コース】八谷駐車地8:36---8:56尾根取り付き---11:05稜線---11:15雷倉12:07---12:40旧林道---14:02駐車地
先週に続き奥美濃に来た。蕎麦粒から見ると東に屋根のように見えていた雷倉だ。あそこはどんなかなと調べてみると最近は本巣セブンとかいって結構整備されているようなことが書いてある。手頃そうなのでちょっと行ってみよう。朝6時ごろ自宅を出発するとなんだか入道ヶ岳の草付き斜面が白く見える。雲ではなさそう。雪が積もったみたい。そしてナビで雷倉方面をセットすると、到着時の現地の天気は雨だという。天気予報は晴れのはず。あわてて再度天気予報を確認するが晴れマークのまま。まあ行ってみるか。
初めての道はいつもアプローチが良くわからないが、目的地付近は能郷白山に行くとき通る場所。迷うことはな
い。途中で雨が降ってきたのは予報どおりだが現地に着くころにはほとんど止んでいた。良かった。そして八谷の
集落に入って道なりに行くとすぐに雷倉登山駐車場と書かれた場所に着いた。10台くらい停められそうな場所が用
意されている。これは有り難い。車は自分も含めて全部で4台停まっている。あとで山中で出会うが、いずれも単
独の人だった。
- 雷倉登山用専用駐車場
さて出発するか。地図だとしばらく谷沿いを行くようだ。駐車場が立派だったので途中の道しるべも多いかと期待したがそんなことはない。こっちの方でいいかなあと地図を見ながら進んで行くと林道の尽きたところに道標がありそこから山道が始まった。とはいえ最初は側溝の上を歩くことになる。山襞を沿って側溝がつくられておりその中を水が勢いよく流れている。なんでこんな側溝を作るのか不思議だが、お陰で藪も無く順調に行ける。ずいぶん水平に歩くので途中で登山口を見落としたかと心配になるほどだが、大きな谷が左から入ってくるところがあり、そこが今回取り付く尾根の末端だった。その谷を渡るのに手摺の壊れた橋を通る。まだ橋そのものは大丈夫そう。
- 手摺の壊れた橋
さてここから登りが始まる。今日のコースは八谷からまっすぐ南西に延びる尾根をひたすら登る単調なルートである。そして道は明瞭。これは楽勝かなといった気分である。ふと前を見ると女性が一人歩いている。聞けば初めて来るとのこと。寒いと思ったが思いのほか暑いと衣服調整をしている。先行させてもらいどんどん歩いていく。天気は今ひとつ。上の方は雲で覆われて見えない中を歩くが時折白いものが見える。鈴鹿でもあったように今日は上の方は雪らしい。単調かと思っていたこの尾根道だが途中でずいぶん岩が出てくる。ちょうど御池の斜面を登っているときに出会う岩と同じように苔むしていてなかなか風情がある。同じ石灰岩の山か。道の雰囲気から、きっと春にはいろんな花に出会えそう、そんな感じのする登山道である。春に誰かを誘って来たら楽しいかなあと思いつつ行く。
- 苔むした道
- 苔むした道
この尾根道には旧道と出会う場所があるはずと思いつつ登っていくが、見当たらず。いつの間にか雪が出てくるようになった。今期の初雪だ。そしてガスがとれて山容が現れるが上部はすっかり真っ白。はたしてどれだけ積もったのか。途中の見晴らしの良いところで写真を撮っていると単独の女性が下りてきた。この先急登が続くし笹薮に雪が載っておりかなり雪で濡れるという。急登であり木の枝を掴むとそこもまた雪で濡れるとのこと。合羽が正解らしい。そのまま進むと果たして雪の着いた斜面に出くわす。濡れるのも嫌なので合羽着用。でも木に付着した雪の枝を掴みながらの登りはやはり冷たい。手がかじかんでくる。そして坂が緩やかになってくると雷倉に続く稜線に到着だ。雷倉は左手なのでそのまま進んで行く。ほとんど高低差の無い尾根でこれが遠くから見ると屋根のように見えるのだと独り合点する。
- 雪の稜線
- 雪の頂上
着いた頂上は新しい道標はあるもののガスで展望は全くなし。先週と同じ状況。仕方がないのでまた晴れを待ちつつランチとなる。今日も定番の味噌煮込み。それを作っていたら途中で追い抜いた女性が登ってきた。聞けば登山歴は2年弱。それでも年に50回以上は登るとか。すっかり山に嵌まっている感じ。本巣セブンマウンテンのこともご存じで頂上で自分の写った写真を7枚集めると何か景品のようなものがもらえるらしい。その人の写真を撮ってあげ、ついでに自分も撮ってもらった。最近では単独の時に自部の写真を撮ることはまれだ。自分もセブンマウンテンを極めるかな。そうこうしていたらガスも少しだが切れてきた。ただ如何せんこの頂上の眺めは悪い。樹木に遮られてあまりいい展望がない。これではしょうがないか。あきらめて下山開始である。
下りはスピードが出る。先に降りた女性を追い越し朝には気づかなかった林道にでる。てっきり車が通れるものと思っていたが、道の真ん中にも木が茂りとても道になっていない。だから気が付かなかったのだ。でもちょっと広くていいところ。この後にいい休憩場所がなさそうだったので、ここでコーヒータイムとする。先ほどの女性も追いついてきてまたおしゃべり。登山にはヤマップの地図を使うそうだ。最近はそういう人が多いのかもしれない。ひとしきりコーヒーを楽しみその後は一気に下山。駐車場わきで着替えていたら裏のおじさんから山では雨に降られなかったかと聞いてくる。5-7㎝程の雪でしたよというとびっくりしていた。地元の人でも分からないのかなあ
Kasaya