【 日付 】2018年11月24日(土)
【 山域 】湖北
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れのち曇り
【 ルート】椿坂トンネル北出口駐車地9:15---旧北国街道---9:35椿坂峠登山口---10:45大黒山---11:20関西電力越前嶺南線108鉄塔---11:30大黒山東峰---11:35Ca830ピーク12:10---12:15大黒山東峰---12:25鉄塔---12:50大黒山分岐---13:55登山口---14:10駐車地
参加できなかったスノー衆が実施された山でまだ未踏だった山、大黒山に登る。
朝、椿坂トンネルの北出口の旧道ゲート前に着くと、丁度デポ車を置いてどこかの山に移動する方々がいた。デポ車が2台。その前に駐車しようと思えば停められないこともなかったが、すぐ北側に少し空き地があったのでそちらに停める。
準備していたら、軽トラが停まった。車の調子が悪いらしい。金属音の異音を立てていた。最初、渋い顔をされていたが、こちらから話しかけたら、結構気さくに話してきた。木之本から来たハンターらしい。11月1日から解禁になっているので気を付けろとおっしゃる。特に福井県側のハンターは若いハンターがいて誤射があったらしい。軽トラの荷台を見ると、射止めた鳥が二羽積んであった。その横にオス鹿の角がたくさんあった。よく見ると付け根のところに毛がついているものが多い。抜け落ちたものではなく、射止めたものからのこぎりで切り取っているとのこと。鹿は肉はほとんど取らないとのこと。有害鳥獣として撃っているとのこと。いろいろ、教えていただく。
ハンターの話を聞いたので、登山、中止しようかとも思ったが、とりあえず椿坂峠の登山口まで行って、そこに軽トラが置いてあったら考えることにした。ハンターは、旧道ゲートの鍵を持っている。
旧道は、道の両脇に多少草がはえているものの、全く荒れていない。落石や倒木は全くない。20分程度、歩く。草の上には少し雪が付いていた。峠には、家が2件建っていた。電気が付いていたので住んでいるようだ。軽トラはいなかった。
登山口が分かるか不安があったが、峠の少し手前、北側に明確に入口があった。いきなり急登が始まる。結局山頂まで、ほとんど単調に急登が続く。時々、鉄塔巡視路によくある黒のプラスチック製の階段が設置してあったが、大半はザレ気味の斜面のまま。前日雨が降って濡れていて、かつ落ち葉もたくさんあって油断すると滑る。展望は樹林の間からで見えにくい。西側に大きな湖が見えた。最初、琵琶湖?と思ったけど、よく考えれば、なんてことはない、敦賀湾だ。
- 登山道(巡視路)
- 分かりにくいけど、樹林の向こうに敦賀湾。
標高750mくらいから登山道に雪がまだらに現れた。標高800mを越すと、5cm程度だが、完全に積雪していた。今シーズン初の雪山登山になった。雪の上にはイノシシらしい足跡がずっと登っていく。時々、土を蹴散らしたあとがあった。
大黒山が目の前に見えると、登山道は右に曲がって行く。いったん小さな谷に降り、少し登ったところが大黒山への分岐らしい。ブナ林の笹原を登ると大黒山山頂に着いた。三角点と立派なプレートがあった。まわりは、全部、きもちのいいブナ。樹林の間からだけど360度展望が見える。
- 大黒山山頂プレート
分岐まで戻り、登山道を進む、しばらく下降した後は、なだらかな稜線。ブナ林の稜線が続く。樹林の間から展望も見える。鉄塔を越えると登山道に再び立派なプレートがあった。大黒山東峰と書いてある。山頂という雰囲気は全くない。単なる稜線。今しばらく先に進む。二つ目のピークで休憩する。まわりはブナばかり。このまま先に進むと、高時川に降りてしまう前に、まだピークがありそうだけど、時間も12時なのでここで少し休憩して戻ることにした。
- 稜線の道
- 関西電力越前嶺南線
- 大黒山東峰プレート
- ブナ林
休憩していたら、登山者が一人やって来た。まさか、人に会うとは思っていなかったので、少し驚く。お聞きすると、敦賀の人で、登りは適当な斜面のやぶこぎで登って来たらしい。少しお話して私は下山を始める。彼は食事とのこと。
下山は、鯉谷にも行ってみたかったが、今日は早く帰宅したかったので、真っ直ぐ下山。鯉谷は積雪したらスノーシューで来よう。しかしながら積雪すると北国街道も通行止め? 春にならないと登れないか?
駐車地で靴を脱いでいたら、先ほど出会った登山者も降りて来た。やぶこぎネットのことをお話したら、よくご存じでROMさんだった。是非書き込みをお願いした。オフ会も紹介した。
- 樹林の向こうは上谷山
クロオ