【南紀】熊野川 高田川 栂谷遡行、烏帽子山
~ ナメと大嵓に見とれてまたもや闇下 ~
【日 時】2018年11月15日(木)
【山 域】南紀 高田川 栂谷 烏帽子山
【天 候】晴れ
【コース】林道P8:20-ヤケベ10:25/55-ガンガラ滝12:20-大岩ミニランチ13:30/14:05
-烏帽子山15:00/:30-俵石 16:45-P17:25
いつものことながら準備不足のまま走り出した。
南紀の谷は滝本北谷以来8年ぶりだ。
今回は、奈良県を縦断して南下せず、鈴鹿峠を越えて関ICから高速をひた走った。
橋のたもとで一夜を明かす。
6時に起きた。快晴、そんなに寒くもないが、水に入るのをためらうかのようにゆっくり準備する。
散歩の人に「沢登りですか、気をつけて」と励まされた。
にくだると、力がみなぎってきた。
いきなりのナメ滝、ヒタヒタとフリクションで登る。
大岩を縫って歩くと直ぐにまたナメそして美しい瀞、この連続だ。
そして 大絶壁 ヤケベ嵓だ。
そそり立つ絶壁、静かな瀞、ナメ滝 空は蒼穹だ。
ヤケベ嵓を左手に見上げながら30mのナメ滝をひたひたと登ると谷は大きくS字状に曲がるがずっと一枚岩の素晴らしいナメなのだ。
その後も次から次へとナメが出てくる。
まん丸大岩が乗ったナメ ちょっと押したらこの大岩が転がりそうだ。
ゴロゴロ大岩が詰まったまま角度を上げると大老杉とガンガラ滝
一旦平流となり、谷は少し狭くなったがまだまだナメは続くのだ。
ナメに見とれているといつの間にか昼をとっくに過ぎてしまっていた。
巨石の下でチョロチョロになった水流をくみ上げ腹ごしらえをする。
詰めは、一本早く左へ登ってしまい烏帽子の北尾根に登りつき、手前の大岩を巻いて頂上に辿り着いた。
残念ながら烏帽子岩まで戻る元気はなく、木の間越しに熊野の山並みを見ながら闇下を想定しつつやっとアワにありついた。
植林の中、俵石の屋敷跡石積みを見てヘッデンを頼りに駐車地「栂の平橋」へと急いだ。
では また どこか 蒼穹の稜線で
SHIGEKI