【日 付】2018年11月17日(土)
【山 域】奥美濃
【天 候】曇り一時雨のち晴れ
【メンバ】kasaya
【コース】大谷川駐車地7:15---8:50ca1000m---10:33蕎麦粒山12:02---13:05ca1000m---14:09登山口
7時過ぎに大谷川奥の広場に到着。初めての場所なのでGPSで現在位置を確認するとほぼ目的地である。ここは工事用に作られた駐車場のようでちょうどトラックがやって来て河川のゲートを開けて入っていく。なんの工事なんだろう。さて出発するか。工事現場の横を抜けて河川に降りる。登山口はどこだろう。橋があるようなことが書いてあったがそれはどこだ。左股に進むがそれらしいものはない。目の前にある尾根に取り付けばいいのだができればあまり苦労したくない。そうは思えどはっきりした道がないので踏み跡を見つけて斜面を這い上がる。藪は大したことなく、しばらく登ると明瞭な登山道に出た。あれ?この道はどこから来るのか。帰りに探ってみよう。
道はよく手入れされている。ある程度の藪は覚悟していたが皆無であり歩きやすい。今日は晴れるかと思ってやってきたのだが現時点は曇り空。上の方はガスっており山頂方面は全く見えないのでその道を黙々と登る。ca1000mの平坦地について最初の休憩。ここから300mの標高差だ。楽勝かなあ。
相変わらずガスで展望がない中を進むとぽつりぽつりと雨が降り出す。今日はだんだん天気が良くなる予報だったのになんだこりゃ。すぐ止むかと思ったがしばらく続きそうなので合羽を着用する。しばらくすると道が藪っぽくなってきた。登りでは道もはっきりしているが平坦地ではどうも藪が繁茂するようだ。合羽を着ながらのヤブコギはあまり有り難くないなあ。今日は周回も考えていたがこれですっかり行く気が失せた。展望がなければすぐ撤退だ。それにしても合羽が暖かい。これは雨が結構冷たいということか。こんな時にゴアの合羽は有り難い。
ところどころ道が笹に覆われているところを抜けて歩いていけば不意に頂上に飛び出す。ここが頂上‽看板がないぞ。蕎麦粒山ならありそうなもんだが。そうは思ってもないものはない。まあいいか。時刻は10時30分。雨は止んだものの展望はゼロ。食事をしながらガスの取れるのを待とう。そう思って30分ほど待つが一向に晴れず。
どうしたもんかな。隣の小蕎麦粒まで行けば時間的に晴れるかもしれない。そう思って歩き出すが道の状態は今までの比ではなかった。笹ではなく灌木のブッシュだ。踏み跡はあるものの結構難儀する。この調子では小蕎麦粒まで続きそうだ。なんだかとてもそれを続ける気力がない。
- 小蕎麦粒山
やーめた。戻ろう。そう思って頂上に戻るとタイミングよくガスが切れ始めた。あれれ。これはもう少し待てば晴れるかもしれない。小蕎麦粒まで行かなければ時間はたっぷりある。そう思っていたらみるみる青空が見えてきた。やったー。それならばと地図を取り出して周囲の山の同定を試みる。展望のいい山と聞いていたがなるほど360度見えている。能郷白山は直ぐわかる。冠山はあれかなあ。三周はあれか。金糞は目立っている。小津権現もいい形などと地図とにらめっこで楽しむ。ちょっと自信のないところもあるが、こうやらないと分からないなあ。
- 晴れてきた!
結構展望を楽しんだ後は一気に下りだす。道の笹薮は相変わらずで藪の中の木に激しく頭をぶつけてしまった。結構痛い!まあしかしこれも一度通った道。ほどなく終わるだろうと思い進んで行く。そしてまたca1000mで休憩。誰も来そうにないので道の真ん中でコーヒータイム。小蕎麦粒までは行けなかったけど、気分的には初めて麦粒に登ることができ展望も良かったことで満足している。今日はこんなものだったかな。
さて帰ろう。ここからは道が良かったはず。どんどん飛ばしていけば直ぐに工事の音が聞こえ、朝は確認できなかった登山口に無事たどり着いた。林道の脇から入ることになるが何の印もない場所。これではやっぱり登山口を見つけるのは至難の業。奥美濃の山は難しいなあ。
- 登山口
Kasaya