山日和さん こんばんは。
【コース】鳴野橋8:15---8;57タイジョウ分岐---10:29タイジョウ10:43---11:15佐目子谷11:38---12:38銚子14:20
---14:43イブネ---15:05アゲンギョ---16:18塩津16:30---17:20鳴野橋
タイジョウと聞いてすぐに思い浮かぶのは帯状疱疹だろう。ウチの娘や孫もお世話になった病気である。
あの~ かなりのバイアスかかってると思われますが・・・
レッドカード を思い出しませんでせうか??
このタイジョウは鈴鹿中部にある山の名前だ。もちろん登っても痛くもかゆくもない。
たぶん、医者も薬もいらないと思いまする。
甲津畑集落の奥、鳴野橋の駐車地にはすでに先客が数台あり、なんとか車をもぐり込ませて出発。
今日は先日SHIGEKIさんが辿ったコースのほぼ後追いだ。
自宅から近いもんで、鳴野橋によく車を止めてます。
車庫証明が必要なくらい!!!
フジキリ谷を眼下に望むこの林道をこれまで何回歩いただろう。新緑の時期や紅葉の頃、あるいは雪が積もって
林道からラッセルを強いられたこともあった。ただ夏場は千種街道として知られるこの道はヒル街道でもあるので、
あまり進んで歩きたいとは思わない。
この林道を鉄橋先まで車で行くために車幅の狭い車に乗ってるのでした。
今は止められてますが、その昔、軽トラで行ったときには、びわ爺を荷台にのっけました。
怖かったと思います。
これでは南西尾根の山頂直下にある池が見られない。方針変更して南西尾根に乗ることにした。
これがホントのタイジョウ方針である。
まだ全部は読んでませんが、このたび出版された本には、このようなオヤジギャグはまさか書いてないでしょうねぇ
タイジョウの山頂からイブネを目指すなら尾根伝いに縦走するのが常道だろう。そんな普通のことをしても面白
くないので、一旦北面の佐目子谷へ下りて銚子に直登する尾根を上がることにした。300m下って360m登り返すと
いう篤志家向けのルートである。
山頂のすぐ先から北東に伸びる尾根を下る。最初は下生えのないブナ林の気持ちのいい尾根で、これは儲けもの
かと思ったが世の中そうそううまい話は転がっていない。すぐにヤセ尾根やシャクナゲのヤブもあるいつも通りの
ルートに変わった。この下りで徐々に青空が覗き始めてモチベーションが上がる。しかし真正面に目の高さに見え
ていた銚子のピークがどんどん見上げるようになっていくのはいかにももったいない。
不肖Sもこの尾根で下りますが、そのとおりいつも途中から、そのまま突っ込むか
左へ または 右へ逃げるか迷うところです。
佐目子谷本流に下り立ったのに支流と勘違いして少し下流方向へ進んでしまった。初めて来たわけではないのに
情けない話である。
これありますか~山日和さんも!!
昔、不肖Sも小さな沢でよくやった失敗です。
下りてきた場所のちょうど対岸が目指す尾根だった。取付きの急斜面をこなして尾根に乗ってしまえば後は足を
交互に上げて行くだけだ。下降した尾根に比べればヤブもなく踏み跡明瞭で歩きやすい。かなり足に来ているので
呼吸を整えながらなんとかワンピッチで登り切った。
取り付き急斜面ですか?
なら、尾根の下流側の突端から取り付いたんですね?
その先のたいら地もいい雰囲気です。
イブネ・クラシ・銚子と3つのピークが半円状に並ぶ北端に位置するピークが銚子。イブネとクラシを正面に眺
める展望台である。いつの間にか空は青と白の割合が逆転していた。ブナ林の間から鈴鹿北部の山々がすっきりと
見えている。
いい感じですね。
ササが枯れて素っ裸になってしまった地面に腰を降ろす。ところどころに色づきかけた木があるが、紅葉にはまだ
まだ早い。寝転んでいたら今日もたっぷり1時間半のランチタイムになってしまった。よくひとりで1時間も2時間
も休んでいられるなと言われるが、景色を眺めながらボケッとしていたらそれぐらいすぐに経ってしまうのだ。
もっとも最近はスマホをいじる時間が長いので、ボケッともしていられないのだが。
いい場所ではいくら時間があっても足りません。
スマホいじりはマメですね~
日暮れまであと2時間あまり。当初は杉峠経由で千種街道をのんびり歩くつもりだったが、アゲンギョまで来て
気が変わった。北谷の左岸尾根を下ろう。アゲンギョのように広い台地にブナ林が展開する場所は鈴鹿では珍しい。
北谷源頭部の美しい二次林は鈴鹿を代表する風景のひとつだろう。
近道をしたつもりが樹林をウロウロしている間に尾根を外してしまった。まあ、北谷界隈には滝もないし、尾根
はどこでも下りられると思って気楽に構えていたら、なんと自分の進路に急崖が出現した。左の谷には黒光りした
滝がかかり、右側を見れば水のない急峻なルンゼが一直線に伸びている。これはいかん。さすがに前進をあきらめ
て50mほど登り返し、北谷の本流側への小尾根を下った。同じようなことを飽きもせず毎週のようにやっているの
は学習能力の無さ故か、はたまた単にアホなだけか。
北谷は登り下りともよく歩きました、静かでアゲンギョへ通じる感じがとても好もしい。
何か、アトラクションをと逆に学習して、飽きないようにやる回路が組み込まれてるんじゃないですか
やがて千種街道に合流。上流の一反ぼうそう(ミズナラの巨木)は瀕死の状態らしいが、塩津のシデの大木は変わ
らぬ元気な姿で出迎えてくれた。あとは夕暮れとの競争で街道を急ぐだけだ。
不肖Sは田舎のホンダカブを活用して林道を走り、この周辺もっと歩き倒そうかと考えてます。
では また 静謐の尾根で
SHIGEKI