おや、珍しい!
洞吹和尚のありがた~い法話じゃないですか(゜o゜)
【山域山名】 奥越/ 大谷山 (福井県大野市)
大谷山なら近くの湖西にもあるけど、ここは別の山やろな…
洞吹(どうすい)の「ちょっとだけよシリーズ」第2弾!
“大谷山deちょっとだけよ(^^;;” へようこそ。
あれ? シリーズ第1弾はどこやった?
なんしか頭から消えるのが早くて難儀してますんや(-_-)
■■■そうだ、山へ行こう!■■■
諸事情もあり、しばらく山に行ってなかったので、今シーズンはまだ雪の上に乗っていない。
寒いのが好きなワシでも寒かった冬が終わり、山はもう早春の気配を見せているのだろう。
ここらへんで、どこかの山に行っておこうじゃないの。
ホンマ、今年は雪が多いから…なんて悠長に構えてたら、そのうちヤブに囲まれてしまいます。
久し振りの山登りだから、あんまり急傾斜のしんどい山はゴメンだな。
楽に登れて、ブナ林があって、たっぷりの雪で遊べる山。
こんな都合のいい山を探してネットをあちこち見ていると、
愛知県のレイさんのサイトに2015年3月の大谷山の記録があって、
写真もきれいし、なにやらよさげだったので、ここにしようと思う。
他人のレポはあてになりませんで、和尚(ーー;)
それで、その「大谷山」はどこにあるのかというと、
九頭龍ダムから国道158号線を油坂峠に向かって5kmほど東進すると、
地形図に「箱ヶ瀬隧道」と書かれたトンネルを通るが、
このトンネルの南口から取り付いて、690m標高点、910m標高点のある尾根を登ると、
一番高くなったところにある1160.9m三角点峰が大谷山だ。
なるほど、メモメモしとこ。
さあ、ザックの準備だ。
しかし、しばらく雪山へ行ってないので、あれがない、これはどこだ? と、
道具をそろえるのに時間のかかること。
2年前の虎子山スノー衆以来使っていないガスコンロも、ちゃんと点火することを確認した。
これが使えないと、うどん鍋が食べられないからね。
これでOKと思いながら、不安になって、もう一度詰め直す。
車で走りながら、ふと心配になって側道に停めて確認する。
そんなことばかり…(>_<)
■■■越の国へ向かって■■■
勤めをリタイヤした今は、「お金はないが、時間だけはたっぷりある。」ということなので、
ゆっくりとドライブ旅を楽しみながら、山に向かう。
あるもの=時間
ないもの=金力、筋力、体力、気力、視力、精力、走力、耐力、聴力、跳躍力、忍耐力、粘力、行動力…まとめて「総力」(゜o゜)
■■■懸案事項発生(その1)■■■
まずは湖西道路~国道161号で敦賀へ。
この途中でえらい忘れ物に気が付いた。
今日は朝から20度近いポカポカ陽気のため薄着になっていたので、
上に着る厚手のジャケットをうっかり積み忘れて、薄着のまま出てきてしまったのだ。
やっぱりなあ…(゜o゜)
■■■懸案事項発生(その2)■■■
大野市街に入ったとき、国道の脇に立てられた看板がチラッと目に入った。
「全面通行止 中休~下山」
???
途中で休んで下山しなさい…ってことなんでは?
下山(しもやま)というと、これから進む九頭龍湖の手前にある集落だ。
ウソやろー、天下の幹線国道が全面通行止め?
中休(なかやすみ)は大野市街を抜けてすぐのところなので、
確認のため、とりあえず中休まで行ってみることにする。
なんだ、地名でしたか(゜o゜)
中休の交差点まで来ると、案の定、自分が進む車線上に「全面通行止」の立て看板があり、
土木事務所の軽トラが止まっているが、人はいない。
若い係員がニンジンを振っている。
洞「いつ頃開通するの?」
係「作業はしてるんですが、まだずってきてるので、ちょっとわからないです。」
洞「困ったなあ。」
係「迂回路は……」
洞「ん? 迂回路は?」
係「高速で米原・岐阜を回るしか……」
洞「#$%&△:@?」
兄ちゃんがニンジン齧ってるんかと思った(@_@。
大野から米原へ戻るの? いっそ小松からホワイトロード経由で白川郷へ出たほうが早いんでは(゜o゜)
■■■いざ、九頭龍湖へ?■■■
3/14(水)の朝、よく晴れている。
朝食を食べながらも、まだ大谷山を諦めきれず、
8時頃、ダメ元でもう一度158号を見に行ってみると、なんと通行止めの立看板がない。
通れるようになったか……と進むと、
途中の電光掲示板に「中休~下山 夜間通行止 18時~翌7時」の表示が出ていた。
なんと、ローマは1日にして成らずでも、ロードは1晩で開通ですか(^_-)
ネットにあった2年前の写真に比べて、3月中旬の同じ時期なのに、
今のほうが雪が明らかに少なくて、なんかモチベーションが下がってきた。
目の前の国道は、クルマがブンブンとひっきりなしに行き来してうるさいし。
あまり気が進まなくなってきたが、しかし、せっかくここまで来たんだから、
せめて雪の上でうどん鍋を食ってから帰ろうと重い腰をあげて、のろのろと支度をする。
メインのイベントは済ませないとね!
取り付きのトンネル上部は尾根ラインまで雪の大斜面になっていて、
帰りに尻セードしたら楽しそうだが、
重力に任せて最大傾斜線を滑り降りると、
トンネル入口の上から国道の真ん中へダイビングすることになるので、
ここで尻セードは、やらないほうがよさそうだ。
一人身でアクシデントに見舞われたらオシマイですから(ーー;)
■懸案事項発生(その3)■■■
左の斜面には、地形図にない林道が付いたり離れたりしている。
途中、何度か雪面の踏み抜きもあったけど、
スノーシューでは直登しにくい斜面もあるので、ツボ足のまま進み、
ca730m、傾斜も緩んで、そろそろスノーシューにしようかな、
と思ったその時、ワシが見たものは……
なんだなんだ? 何が出たんや(@_@。
まさかの 「ゆ ・ き ・ 切 ・ れ !」
雪のない植林の尾根を、スノーシュー担いでダブルストックで進む図は、漫画みたい。
ゆ・き・だ・お・れでなくて良かった(゜o゜)
この大谷山も、ここから上が真骨頂なのだろうが、そこは次回のお楽しみということにして、
洞吹本部の指令により、「本日はここまで!」を宣言。
ここでまったりするのよ。
ゆっくりとうどん鍋を食って、景色を眺めてボケーッとしてたら、
やっぱり山はええなあと思いながら、2時間なんてすぐに経つんだから。
「うどん鍋」が主役、大谷山は大道具の洞吹劇場!
駐車地に戻ると、相変わらず目の前を車がブンブン通ってうるさい。
大野に戻ってフロに入ると、
これから下道走って帰るには疲れたので、福井ICから高速に乗りました。
あっ宝んどPでもう一晩寝たらよかったのに。時間だけはあるんでしょうに(^_-)
■■■命題■■■
おお、なんだこの表題は?
復路は大野市~福井IC~吹田ICが240kmで、休憩時間除外の実走時間は2時間50分。
往路の下道利用4時間20分に比べて1時間30分短縮(35%短縮)になっているが、
高速料金は往路の1340円に比べ3780円増の5120円で、費用は3.8倍になる。
これを、下道を使うと1時間30分の運転アルバイトで賃金3780円を得ると考えれば、
なんと時間給2500円の高給取りになるが。
高速は楽で早いけど、この料金を高いと見るか、支払額相応の価値ありと見るか……。
なんだか#$%&△:@?な計算ですね(゜o゜)
しかし、現役時代には、
「リタイヤしたら、お金はないけど、時間だけはたっぷりある。」と思っていたのは大きな錯覚で、
この歳になってみると、実は、
「お金はないけど、人生に残された時間はもっとない。」というのが本当なのだと実感する。
だから、限りある時間の消費を抑えるため、
やっぱりお金で時間を買うという高速道路利用が正解なのか。
それより、こんな中身スカスカのレポートを書いてるほうが時間の無駄遣いとな?
うーん、悩ましい問題やな。
悩み多きは若者だけやおまへんな。
明日をもしれぬ残り時間をいかに過ごすか…、悩ましき問題です(ーー;)
長々と駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
ほな、さいなら。
ありがたきお言葉を戴いて、これで安眠できます。南無南無南無zzzzzzzz(-_-)
~biwa爺