【 湖 北 】五台山・虎子山 県境稜線を辿る

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Re: 【 湖 北 】五台山・虎子山 県境稜線を辿る

by keikoku » 2018年3月12日(月) 11:55

rika さん、こんな文章を読んで頂いて、ありがとう御座いました。ちょっとでも、スノーシューで行く雪山の楽しさが伝わりましたか。機会がありましたら、またみんなで行きましょう。
 それよりも、昨日はウイメンズマラソン、よく頑張りましたね。自己記録更新でのサブ4、あっぱれなものでした。ランニングに頑張ってもらって、たまにはお山にも行きましょう。
DSC04591.JPG

Re: 【 湖 北 】五台山・虎子山 県境稜線を辿る

by keikoku » 2018年3月09日(金) 11:37

    クロオさん、こんにちは。
 返信、ありがとう御座います。久しぶりの投稿で、最近はもっぱら読むばかりで、コメントも書いていなかったので、誰も返信してくれないと、ちょっと恥ずかしいかなとクロオさんに返信をお願いしたわけですが、お手間取らせましてすみませんでした。ありがとう御座いました。


 私も、今履いているのは3割引でした。新たなデザインが発売になったので旧モデルが3割引きで売られていました。
 MSR Lightning™ Ascent以外のスノーシューを履いたことはありませんが、人のを見たり、持ったりした感じでは、斜面が全く登れなかったり、重さがとても重かったり。
 MSR Lightning™ Ascentは、とても優れていると思います。

 確かに回りに付いているギザギザで、しっかりと雪面をとらえている感じがします。デナリだと時々滑るようなことがありましたが、それが非常に少なくなったような気がします。ただ、使い方が荒っぽい私は、リベットの直しを何度もお願いしています。



 草川さんの、「琵琶湖の北に連なる山」には50座の山が紹介されていますが、数えてみたら、私は19座登りました。美濃の山もまだ未踏の山がたくさんありますが、湖北の山にももっと登ってみたいと思っています。

 同様です。私も、草川さんの、「琵琶湖の北に連なる山」すべてを歩きたいと思っています。湖北は、以外と愛知からも近くて見直しました。現地まで、だいたい1時間半で行けるので近いものでした。


 keikokuさんの目標は単なるピーク踏破ではなくて江濃の国境稜線踏破なので少なくとも隣の尾根まで回らないといけないですよね。

 苦労して、県境稜線までたどり着いた時に、奥美濃の山々が一挙に広がる光景が大好きです。それから、それを眺めながら稜線を歩くというのがいいですよね。また、県境稜線がだいたいがずっと展望が利いて本当によいです。
 

 動物も考えること一緒ですね。新雪を蹴散らして歩こうとはしないのですね。誰かが通って踏みつけたとこを歩くのですね。

 ホント、少しでも楽して有ること思うのはいっしょで、結果同じ様なところを歩くことになりますね。 


 五台山からの展望はいかがだったのでしょうか?。

 視界は開けていますが、県境稜線ほどのものではないでしょうか。近いウチに見に行きましょう。


 すぐに気付いてよかったですね。いつも熱心に学習して来られるkeikokuさんでも、間違えるのですね。

 しょっちゅう間違えていますよ。やはり、肝心なことは、あらかじめ予見しておくことと、コンパスをセットしておくことが大切ですね。今は、GPSという画期的なものがありますが、現在位置は正確に教えてくれますが、進む方向は指し示してくれないので、そこは要注意なんですがねえ。


 すぐに見つかってよかったですね。なぜ落としたのですか?再発防止してくださいね。
 以前、カメラも落とさなかったですか?

 ホント、よくものを落とします。以前は、GPSを何度も落としました。まだその頃は、仕方なく新しい物を買うのですが、機能が格段に上がっていたのでよかったですが、もうそれほどの進化はないので、ホント要注意なんです。



 いつもモチベーションが高いです。目的が持てると楽しいです。

 プラプラと歩く山歩きも好きですが、その日の目標、目的を持って黙々とガシガシ歩くの(でも、基本的に走りません)好きです。


 2016年にスノー衆で歩きました。雪が少なくて薮が出ていたと思います。貝月山がよく見えていました。いつもは四角の雪のテーブルを囲ってランチですが、稜線に二列に並んで、貝月山の展望を見ながらランチタイムでした。

 あの辺の稜線からの一番のご馳走は、貝月山でしたね。山は、その山に登って、その山を眺めて一区切りですね。


 苦しいときは長く感じます。
 私はきつくもがくことはできないので、何とか楽な方法がないか探しますけど...。なかなか、無いですよね。

 まあ、私たち競争をしているわけではないので、きついところは自分のペースで、なるべくゆっくりと歩いたらいいんですよね。倍の時間を掛けて歩けば、倍の楽しみが見つかりますからね。


 特に人と一緒に歩いているときは、ついコンパスを合わせることをサボるというか、余裕がなくなって合わせるのが億劫になります。もっとも、写真を撮ったり、それも動画で撮ったり、ムダとは言いませんが優先順位からしたら低いことを先に時間を掛けています。

 とにかく、慌てずにやるべきことをやりたいことをやるということが、大切ですよ。写真も動画も重要です。帰ってらも大いに楽しむことができますからね。



 危なかったですね。
 いろいろあった一日でしたね。
 でも、充実した山行が感じます。

 何とか無事帰って来られれば、いろいろあった山行がよりいい思い出になるから厄介ですが、とにかくまずは出掛けることと、そして無事に帰ってくることですね。そうすれば、また楽しみに行けます。

 今後とも、どうかよろしくお願いします。
           
                   keikokuこと榊原かずくに

Re: 【 湖 北 】五台山・虎子山 県境稜線を辿る

by rika@greenknow » 2018年3月09日(金) 06:08

keikokuさん、おはようございます。
この冬、週末になると憑かれたように通われる雪のお山の魅力を知りたいと思っていました。一足(?)のスノーシューとの運命の出会いがありましたか/^o^\
初心者の私も、スノーシューをお借りして、冬山デビューさせていただきました。景色の美しさと雪の上を歩く楽しさを教えていただいて、ありがとうございました。機会がありましたら、又お連れください<(_ _)>

Re: 【 湖 北 】五台山・虎子山 県境稜線を辿る

by クロオ » 2018年3月08日(木) 01:23

keikokuさん、こんばんは


 昨年の1月にどのお店でも定価販売だったMSRの「ライトニング」が、何かの間違いか好日山荘で3割近い値引きで売っていたのを見つけ、思わず購入してしまった。
 これを履いて、新雪の雪山を歩いてみると、まるっきり違うので驚いた。私の雪山世界が一変したようだった。


 私も、今履いているのは3割引でした。新たなデザインが発売になったので旧モデルが3割引きで売られていました。
 MSR Lightning™ Ascent以外のスノーシューを履いたことはありませんが、人のを見たり、持ったりした感じでは、斜面が全く登れなかったり、重さがとても重かったり。
 MSR Lightning™ Ascentは、とても優れていると思います。


 また、今シーズンの北陸、湖北地方の大雪も有り、そして湖北というところが意外と近いということにも気が付いて、私の湖北通いが始まった。ほとんど入り浸っていると言っても過言ではないくらいだ。
 そして、目標というか歩き通したいと思ったのが、江濃の国境稜線踏破である。そして、それは基本的に滋賀県方面から行くというものだ。まだ、ほとんど歩いていないので、どこまで歩けるのか分からないが、少しずつでもやって行き、踏破したいと思っている


 草川さんの、「琵琶湖の北に連なる山」には50座の山が紹介されていますが、数えてみたら、私は19座登りました。美濃の山もまだ未踏の山がたくさんありますが、湖北の山にももっと登ってみたいと思っています。


  【 日 付 】2018年2月18日


 この日は、スノー衆2018パート3で猫ヶ洞でした。いい天気になりました。


 そんな中、山日和さんから西尾根を使うとおもしろいよと教えてもらった。また、草川さんの、「琵琶湖の北に連なる山」の中にも積雪期に西尾根を使って虎子山に登っている紹介が有った。それに近くの五台山の紹介も有り、それならばそのふたつを繋げて周回してみようと考えたわけだ。


 keikokuさんの目標は単なるピーク踏破ではなくて江濃の国境稜線踏破なので少なくとも隣の尾根まで回らないといけないですよね。


 雪は降り積もったばかりで、けっこうなラッセルだ。そんな中、しっかりと踏まれたトレースがあるではないか。あれっと思ったが、どうも狭い。スノーシューの片足分の幅もないのだ。そのトレースは、ヤブの中にも突き進んでいる。どうもこれは、動物の里通いのトレースのようだ。しかし、しっかりと踏み固められていて、片足分とはいえ、ずいぶん助かった。


 動物も考えること一緒ですね。新雪を蹴散らして歩こうとはしないのですね。誰かが通って踏みつけたとこを歩くのですね。


 10:26三角点992.5mの展望台を越え、さらに三つのピークを越えて標高1047mの五台山に着く。11:08


 五台山からの展望はいかがだったのでしょうか?


 五台山の山頂部からは、方向を90°北に向けて曲り、山腹を下りて行かなければいけなかったのに、尾根通しにそのまま歩いてしまった。それを30mくらい下りて気が付いたが、この辺りはあらかじめ確認し、心積もりをしておかなければいけないところだった。


 すぐに気付いてよかったですね。いつも熱心に学習して来られるkeikokuさんでも、間違えるのですね。


 ここで、携帯GPSを落としたことに気が付いた。先ほどの1075mの小ピークで確認したので、落としてからそうは間がないはずだ。真っ青に成りながら見つかると信じて少し戻ってみると、雪の中に微かに一部が覗いていた。助かった。これが無雪期ならばヤブの中に隠れてしまって、見つけるのは難しかったことだろう。


 すぐに見つかってよかったですね。なぜ落としたのですか?再発防止してくださいね。
 以前、カメラも落とさなかったですか?


 今回は、虎子山も目的だが、一番の目的は、県境稜線を歩くことだ。だから、何とか県境稜線まで辿り着いたことは、ちょっとした感慨があった。今から未踏の県境稜線を踏んで、虎子山へ向かうんだという気持ちだ。


 いつもモチベーションが高いです。目的が持てると楽しいです。


 少し稜線を南へ歩いてみると展望台のような見晴らしのよいところがあった。ここからの一番のご馳走は、貝月山だった。南アルプスの伊奈側からみた仙丈岳のようだ。


 2016年にスノー衆で歩きました。雪が少なくて薮が出ていたと思います。貝月山がよく見えていました。いつもは四角の雪のテーブルを囲ってランチですが、稜線に二列に並んで、貝月山の展望を見ながらランチタイムでした。


 13:11 標高ca.1100mからは急登になる。一歩一歩、もう急がずに登って行くが、40mばかり登るともうどうにも上がって行かない。足を振り上げて前に出すが、足下の雪と共に滑り落ちて来てしまう。足下で極小の表層雪崩が起きている状態なのだ。どうにも上がって行かないので、やむなく右のヤブに逃げる。これまた悲惨なヤブ漕ぎが待っていたが、まだ何とか進むことができる。しばらくの激闘で何とか緩やかなところまで上がった。何ときつい長い時間だと思ったが、後でみてみると10分足らずのものだった。これまた人生と一緒だなあと思ってしまう。


 苦しいときは長く感じます。
 私はきつくもがくことはできないので、何とか楽な方法がないか探しますけど...。なかなか、無いですよね。


 標高点1163mを過ぎて、尾根の途中から左へ振らなければいけないと意識しながら歩いていたら、少し早めに曲がってしまい、しばらくして気が付いたのでトラバースしながら本来の尾根を目指した。方向はずいぶん違うのに尾根だけ見ていると違う尾根を行ってしまうことはしばしばある。道間違いは、ほとんど下山で起こるので要注意だ。本当は、こんなところもコンパスを使って歩けばそんな間違いはしないだろうに、GPSに頼ってついついサボってしまう。やはりこれではいけないと再認識。


 特に人と一緒に歩いているときは、ついコンパスを合わせることをサボるというか、余裕がなくなって合わせるのが億劫になります。もっとも、写真を撮ったり、それも動画で撮ったり、ムダとは言いませんが優先順位からしたら低いことを先に時間を掛けています。


 それからしばらく行って、事件は起きた。雪庇からある程度の距離を保って歩いていたつもりだったが、突然足下が揺らいだ。慌てて飛び退いた、何ていうカッコイイものではなく、山側に倒れ込んで這って逃げて難を逃れた。浅野さんが、雪庇を踏み抜いて20mくらい落ちた話は聞いていたが、単なる不注意だと思っていた。しかし、思いもよらないところから崩れ落ちたのは驚いた。また、その音がすごかった。まさに低音の爆音のようだった。振り返って見ると、足跡が突然切れ落ちている。よく落ちずに済んだものだ。


 危なかったですね。
 いろいろあった一日でしたね。
 でも、充実した山行が感じます。

            クロオ

Re: 【 湖 北 】五台山・虎子山 県境稜線を辿る

by keikoku » 2018年3月07日(水) 14:21

  わりばし さん、こんにちは。

 先日は、ありがとう御座いました。わりばしさんのアドバイスも合わせて、草川さんには御報告しておきました。面白いお話でした。

そんなに違いますか?
私はいまだにヒールリフター無しのデナリです。
あんまり不都合は感じないんだけどなあ。
ベルトを買い替えたのであと5年はいけるかな。 :mrgreen:

 わりばしさんのデナリの話は聞いていますよ。実は、皆さんが、ライトニング買ったらというのを、デナリがあるから十分、当分の間買うつもりはないと思っていたのですが、上のようなことでついつい(山日和さんのテムレスのようですが)、買ってしまいました。
 違いは、雪の状況にも寄りますが、雪の斜面をしっかりと掴んでくれるような気はします。しかし、そんなことよりリフター無しとは驚きです。その差の方が、ずっと大きいでしょう。初めからなかったのですか。確かに、デナリはリフターがキツくて、上げ下げが簡単にできませんよね。そこが、ライトニングはストックで簡単にできるので、ちょっとした登りで上げるし、緩やかになったらすぐに下げられてとてもよいですよ。ホント、リフターは、全然違います。ちゃんと、部品売っていますので、付けて下さい。

私もスキー場からしか行ったことがないのです・・
今回のコースは、山を味わうには持ってこいですね。

 長かったですが、それほどキツくはないので、雪山歩きを愉しむならいいですよ。

下山時はよくあります。こんな時はコンパス出していないですからね。
気をつけねば・・・

 GPSは、本当に役に立ちます。ただ、どこのいるのか正確に教えてくれますが、どちらへ行くべきかは言ってくれません。やはり、それは、コンパスで確かめないといけませんね。

琵琶湖と友達になれるのが湖北の山々の魅力です。
これにやられちゃうんだろうな・・

 ホント、その通りですね。私は、思っていた以上の近さもありましたが、今年になってすでに10回以上湖北の山へ通っています。まだ、ひと月近く楽しめると思うとあとどこへ行こうかとワクワクしてしまいます。

お疲れ様でした。
また、どこかの山でお会いしましょう。

 また一度、一緒に山へ行きましょう。それと、もしお酒を飲まれるようなら、一杯やりながら山談義をしましょうよ。山を歩くのも、山の話をしながら一杯やるのも、山の楽しみのひとつですよね。
 よろしくお願いします。

               keikoku榊原

Re: 【 湖 北 】五台山・虎子山 県境稜線を辿る

by keikoku » 2018年3月07日(水) 13:29

      SHIGEKI さん、こんにちは。
 
 SHIGEKIさんのことは、お名前をよく拝見して、よく存じ上げていますし、2015年2月の小津権現山スノー衆で御一緒させて頂きました。

 雪庇の崩壊の時は、ホント飛び退いたわけではなく、山側に倒れ込んで崩壊から逃げるようにして這って逃げました。何とか落ちて行かなくてよかったです。写真は、友人が撮ってくれましたが、決定的瞬間は、慌てていてそれどころではありませんでした。他に写真は、この山行の写真を120枚以上FBにアップしてありますので、よかったらお友達になって見て下さい。

 機会がありましたら、また山行き、御一緒しましょう。今後ともよろしくお願いします。

                                keikokuこと榊原 計国

Re: 【 湖 北 】五台山・虎子山 県境稜線を辿る

by わりばし » 2018年3月07日(水) 06:04

おはようございます、keikokuさん。

 取り敢えずは、「デナリ」が有ったものだから、それを使っていたが、昨年の1月にどのお店でも定価販売だったMSRの「ライトニング」が、何かの間違いか好日山荘で3割近い値引きで売っていたのを見つけ、思わず購入してしまった。
 これを履いて、新雪の雪山を歩いてみると、まるっきり違うので驚いた。私の雪山世界が一変したようだった。今まで、苦痛の苦労でしかなかった雪山ラッセル山行が、楽しいものに変わったのだ。雪山を楽しみながら歩けるのだ。今度は私自身が、雪山に「はまって」しまったというわけだ。
 
そんなに違いますか?
私はいまだにヒールリフター無しのデナリです。
あんまり不都合は感じないんだけどなあ。
ベルトを買い替えたのであと5年はいけるかな。 :mrgreen:

 そんな中、山日和さんから西尾根を使うとおもしろいよと教えてもらった。また、草川さんの、「琵琶湖の北に連なる山」の中にも積雪期に西尾根を使って虎子山に登っている紹介が有った。それに近くの五台山の紹介も有り、それならばそのふたつを繋げて周回してみようと考えたわけだ。
 草川さんの五台山紹介は、「吉槻集落の北はずれ、下谷の左岸に沿う尾根」から登っているが、それだと虎子山から西尾根を辿って下りて来てから車道を歩いて駐車地に戻らなくてはならい。そこで、足俣川の出合近くから右岸尾根を上がって周回し左岸尾根を下りて戻ることにした。

私もスキー場からしか行ったことがないのです・・
今回のコースは、山を味わうには持ってこいですね。

  標高点1163mを過ぎて、尾根の途中から左へ振らなければいけないと意識しながら歩いていたら、少し早めに曲がってしまい、しばらくして気が付いたのでトラバースしながら本来の尾根を目指した。方向はずいぶん違うのに尾根だけ見ていると違う尾根を行ってしまうことはしばしばある。道間違いは、ほとんど下山で起こるので要注意だ。本当は、こんなところもコンパスを使って歩けばそんな間違いはしないだろうに、GPSに頼ってついついサボってしまう。やはりこれではいけないと再認識。

下山時はよくあります。こんな時はコンパス出していないですからね。
気をつけねば・・・

 尾根が西に向くと一気に琵琶湖が目の前に広がる。雄大な風景だ。琵琶湖畔の町の様子も見える。高山とはまた違うみごとな景観だと思う。

琵琶湖と友達になれるのが湖北の山々の魅力です。
これにやられちゃうんだろうな・・

 それからしばらく行って、事件は起きた。雪庇からある程度の距離を保って歩いていたつもりだったが、突然足下が揺らいだ。慌てて飛び退いた、何ていうカッコイイものではなく、山側に倒れ込んで這って逃げて難を逃れた。浅野さんが、雪庇を踏み抜いて20mくらい落ちた話は聞いていたが、単なる不注意だと思っていた。しかし、思いもよらないところから崩れ落ちたのは驚いた。また、その音がすごかった。まさに低音の爆音のようだった。振り返って見ると、足跡が突然切れ落ちている。よく落ちずに済んだものだ。

クワバラ・クワバラ
落ちるときは突然ですよね。


 標高点946mは、ちょっとした広場のようだった。15:16 通過。さらに下って、標高点630m 15:54を過ぎると道跡のような感じが現れた。そして、事件はまたまた起きた。何だか左足の感じがおかしいと思ったら、左のスノーシューのリベットが2ヶ所も取れていた。実は、つい先日も右のスノーシューのリベットが2ヶ所取れて、直してもらったばかりだった。今度は、対照的な反対側の全く同じ場所が取れたから、そういうことかと思ったが、まずはどうしましょうだ。

このあたりは「デナリ」は単純なだけに丈夫です。

 一旦は、左足のスノーシューを脱いで歩いてみたが、何と無い方は股まで沈んでしまう。それでは、とても右脚の太腿が持たないので、どうしようかと思ったら、テラくんが準備していたヒモで固めてくれた。何とかまともに歩くことができて大助かりだった。
 16:31 ca.340mで除雪してある林道へ出たので、そこでスノーシューを脱いで駐車地へ戻った。16:57 いろいろあったが、何とか無事に戻り、今日のたらふく歩いた疲労感に大満足である。

お疲れ様でした。
また、どこかの山でお会いしましょう。

             わりばし

Re: 【 湖 北 】五台山・虎子山 県境稜線を辿る

by SHIGEKI » 2018年3月06日(火) 22:10

keikokuさん はじめまして・・というか 大昔どこかでお会いしたような気もしますが・・

長大なルート、まさにいろいろありながらの走破 お見事ですね~ :mrgreen:

とくに、 

 13:11 標高ca.1100mからは急登になる。一歩一歩、もう急がずに登って行くが、40mばかり登るともうどうにも上がって行かない。足を振り上げて前に出すが、足下の雪と共に滑り落ちて来てしまう。足下で極小の表層雪崩が起きている状態なのだ。どうにも上がって行かないので、やむなく右のヤブに逃げる。これまた悲惨なヤブ漕ぎが待っていたが、まだ何とか進むことができる。しばらくの激闘で何とか緩やかなところまで上がった。何ときつい長い時間だと思ったが、後でみてみると10分足らずのものだった。これまた人生と一緒だなあと思ってしまう。

締まった雪の山でこの状況になるとチトめげてしまいますね。

しかし、思うほどのこともない、前向きな気持ちとちょっとのガンバリが道を開く  言い得てますね!!

さらに凄いのは


 それからしばらく行って、事件は起きた。雪庇からある程度の距離を保って歩いていたつもりだったが、突然足下が揺らいだ。慌てて飛び退いた、何ていうカッコイイものではなく、山側に倒れ込んで這って逃げて難を逃れた。浅野さんが、雪庇を踏み抜いて20mくらい落ちた話は聞いていたが、単なる不注意だと思っていた。しかし、思いもよらないところから崩れ落ちたのは驚いた。また、その音がすごかった。まさに低音の爆音のようだった。振り返って見ると、足跡が突然切れ落ちている。よく落ちずに済んだものだ。

そうですか 爆音がしますか!!

それにしても、雪庇を踏み抜いて、咄嗟に雪の尾根に逃れるとは天狗並み :mrgreen: ですね。

若々しい身のこなしができる証左です。

そしてこの画像、いい勉強になります。できたら、前後の雪庇の様子や落ちた雪庇も見てみたいものですが・・。

えっ「その写真撮るのにまた落ちる危険あるやろ」ってその通りです。

楽しい山行?とrepお疲れ様でした。

   では また 長大な雪稜の果てで

      SHIGEKI

【 湖 北 】五台山・虎子山 県境稜線を辿る

by keikoku » 2018年3月06日(火) 11:44

 初めてスノーシューというものを見たのは、20年前に仕事で行ったニューヨークの「山や」さんだった。
 体重のある私は、その頃ワカンで雪山を歩いていたのだが、セカンドをしていてもさらに沈み、ほとんどどこへ行っても「ひとりラッセル」の状態だった。だから、雪山が楽しいという前にえらい、きついという感じが付いて回って、余りおもしろいものではなかった。そのため雪山というと、もっぱらアイゼンとピッケルでGWに行く北アルプス、八ヶ岳が中心となっていた。
 そんな時にスノーシューというものを見た時は、これならもう少しマシではないかと期待を寄せたが、まずすぐには日本で見掛けることがなかった。それから、5年ほどするとMSRの「デナリ」を名古屋のお店で見つけた。ニューヨークで見たものとはちょっと感じが違ったが、購入してみた。
 そしてそれを初めて使ったのが、鈴鹿の龍ヶ岳だったが、今から思うと雪がほとんど締まった状態で、スノーシューの本来の持ち味を発揮することがない状況であり、さらにトラバース時には横滑りし、ワカンよりも使い物にならないものだなあという感じだった。
 それから何度かは使ってみたが、イメージは大して変わらなかった。ほとんど使わなくなってからさらに数年が経って、山日和さんたちが、「スノー衆」と称して、みんなでスノーシューを履いて雪山を楽しんでいることを知った時は、ちょっと衝撃だった。まさにそれが、スノーシューを見直す切っ掛けとなったわけだ。
 取り敢えずは、「デナリ」が有ったものだから、それを使っていたが、昨年の1月にどのお店でも定価販売だったMSRの「ライトニング」が、何かの間違いか好日山荘で3割近い値引きで売っていたのを見つけ、思わず購入してしまった。
 これを履いて、新雪の雪山を歩いてみると、まるっきり違うので驚いた。私の雪山世界が一変したようだった。今まで、苦痛の苦労でしかなかった雪山ラッセル山行が、楽しいものに変わったのだ。雪山を楽しみながら歩けるのだ。今度は私自身が、雪山に「はまって」しまったというわけだ。
 また、今シーズンの北陸、湖北地方の大雪も有り、そして湖北というところが意外と近いということにも気が付いて、私の湖北通いが始まった。ほとんど入り浸っていると言っても過言ではないくらいだ。
 そして、目標というか歩き通したいと思ったのが、江濃の国境稜線踏破である。そして、それは基本的に滋賀県方面から行くというものだ。まだ、ほとんど歩いていないので、どこまで歩けるのか分からないが、少しずつでもやって行き、踏破したいと思っている。

【 日 付 】  2018年2月18日
【 山 域 】  湖北地方 五台山、虎子山
【メンバー】  寺島国之、榊原計国
【 天 候 】 晴れ
【 ルート 】 姉川上流漁業協同組合養魚場7:39-11:08五台山11:17-12:00県境稜線12:11-13:33虎子山14:08-県境線を離れる14:24-姉川上流漁業協同組合養魚場16:57
五台山、虎子山周回
五台山、虎子山周回
 虎子山は、無雪期に国見峠からドライブのついでみたいにして登ったことがあるが、ほとんど「虎子山へ登った」という感じはなかった。そこで、いつか違うルートから行きたいものだと思っていたが、他のルートは無雪期だと登山道も無く、ヤブでとても難しい。そこで、積雪期という事になるが、取り敢えず確認できたのは岐阜県側の国見岳スキー場から登るというものだった。滋賀県側からだとけっこう距離が有り、考えてみてもなかった。
 そんな中、山日和さんから西尾根を使うとおもしろいよと教えてもらった。また、草川さんの、「琵琶湖の北に連なる山」の中にも積雪期に西尾根を使って虎子山に登っている紹介が有った。それに近くの五台山の紹介も有り、それならばそのふたつを繋げて周回してみようと考えたわけだ。
 草川さんの五台山紹介は、「吉槻集落の北はずれ、下谷の左岸に沿う尾根」から登っているが、それだと虎子山から西尾根を辿って下りて来てから車道を歩いて駐車地に戻らなくてはならい。そこで、足俣川の出合近くから右岸尾根を上がって周回し左岸尾根を下りて戻ることにした。
 朝7時過ぎに足俣川の姉川出合に着いて、車の停めるところを捜す。辺りは一面積雪で、除雪してあるところは車の通るところだし、そうでなければ積雪で入ることもできない。ようやく、姉川上流漁業協同組合養魚場という建物の前にスペースがある。今はやっていないようなので、その前に駐めることにした。
 7:39出発。北側にある尾根に上がり、それを辿って行けばよい。雪原となっている田んぼを突っ切って、尾根に上がり標高点322mから本格的な尾根歩きとなる。
 雪は降り積もったばかりで、けっこうなラッセルだ。そんな中、しっかりと踏まれたトレースがあるではないか。あれっと思ったが、どうも狭い。スノーシューの片足分の幅もないのだ。そのトレースは、ヤブの中にも突き進んでいる。どうもこれは、動物の里通いのトレースのようだ。しかし、しっかりと踏み固められていて、片足分とはいえ、ずいぶん助かった。
 9:20 標高点684mに辿り着くと、南に伊吹山が見えてきた。この辺りからみる伊吹山は、さすがに大きい。雪は、残雪というにはほど遠いが、40cmも50cmも毎足沈んでいたことを思うとずいぶん楽になった。残雪期への移り変わりが始まったというところだろう。
 10:05 標高点946m 積雪はさらに増し、沈み具合も少し増した感じにはなるが、所々固い斜面も現れる。けっこう大きな雪庇が、張り出している。辺りの見通しが利くようになり、目指す五台山や県境稜線も見えて来る。天気は、予報を裏切って、けっこういい天気だ。ずっと曇りを覚悟していたから、思わぬご褒美に感じた。
 10:26三角点992.5mの展望台を越え、さらに三つのピークを越えて標高1047mの五台山に着く。11:08
 ひょっとしたら、五台山に辿り着くのも無理かもしれないと思っていたので、取り敢えずは、安堵の気持ちだ。また、時間と状況からいって、十分に県境稜線に辿り着き、虎子山に辿り着く見通しが立ったと感じられた。
 五台山の山頂部からは、方向を90°北に向けて曲り、山腹を下りて行かなければいけなかったのに、尾根通しにそのまま歩いてしまった。それを30mくらい下りて気が付いたが、この辺りはあらかじめ確認し、心積もりをしておかなければいけないところだった。
 五台山からは、一旦標高1000mくらいまで下りてから登り返す。1075mの小ピークに上がると美濃側の山々がいっぺんに姿を現した。しかし、ここは県境稜線ではないのだ。県境稜線は、ここから少し下がったca.1060mのところを通っている。県境稜線到達、12:00
 ここで、携帯GPSを落としたことに気が付いた。先ほどの1075mの小ピークで確認したので、落としてからそうは間がないはずだ。真っ青に成りながら見つかると信じて少し戻ってみると、雪の中に微かに一部が覗いていた。助かった。これが無雪期ならばヤブの中に隠れてしまって、見つけるのは難しかったことだろう。
 今回は、虎子山も目的だが、一番の目的は、県境稜線を歩くことだ。だから、何とか県境稜線まで辿り着いたことは、ちょっとした感慨があった。今から未踏の県境稜線を踏んで、虎子山へ向かうんだという気持ちだ。
虎子山
虎子山
 少し稜線を南へ歩いてみると展望台のような見晴らしのよいところがあった。ここからの一番のご馳走は、貝月山だった。南アルプスの伊奈側からみた仙丈岳のようだ。鎗ヶ先もその名の通り、ちょこんと突き上げて、その通りの姿を見せている。この時間にここまで来られれば、山日和さん御得意の闇下(先日は、ついにスノー衆の連中も巻き込んでの闇下だったという噂もありました)になることもないないだろうという見通しも付き、ちょくちょく立ち止まっては展望を楽しみながら行く。鞍部の標高点1013m 12:37 からは、虎子山山頂まで170mの登りになる。
虎子山最後の急登
虎子山最後の急登
 13:11 標高ca.1100mからは急登になる。一歩一歩、もう急がずに登って行くが、40mばかり登るともうどうにも上がって行かない。足を振り上げて前に出すが、足下の雪と共に滑り落ちて来てしまう。足下で極小の表層雪崩が起きている状態なのだ。どうにも上がって行かないので、やむなく右のヤブに逃げる。これまた悲惨なヤブ漕ぎが待っていたが、まだ何とか進むことができる。しばらくの激闘で何とか緩やかなところまで上がった。何ときつい長い時間だと思ったが、後でみてみると10分足らずのものだった。これまた人生と一緒だなあと思ってしまう。
 後は、揺るかな尾根を辿って虎子山山頂へ。13:33到着。標高1183.2mの山頂だ。遅くなってしまったお昼を、展望を楽しみながら頂く。お昼は、三角点ピークでしたが、実際には、その次のピークの方が少し高いようだ。しかし、三角点がここにあるので、ここが山頂ということだろう。無雪期に来た時とは丸っきり違って、来たことがあるという感じはしない。標識も雪の下に埋まり、ただテープが巻いてあるのが見えるのみだ。このテープも後で無雪期の写真を見てみると、はるかに高いところに巻いてあった。テープは、積雪時に巻かれたものであろう。

 14:08 山頂出発。二つの同じ様な高さの小ピークを越えて、県境線から離れる。その間の雪庇の造形は見事だ。まるで、砂漠に見る風紋とよく似ている。実際には砂漠の風紋は、写真やテレビでおなじみなだけで見たことがないのだが、目の前にある方は実物だ。
美しい雪庇の造形と伊吹山
美しい雪庇の造形と伊吹山
 標高点1163mを過ぎて、尾根の途中から左へ振らなければいけないと意識しながら歩いていたら、少し早めに曲がってしまい、しばらくして気が付いたのでトラバースしながら本来の尾根を目指した。方向はずいぶん違うのに尾根だけ見ていると違う尾根を行ってしまうことはしばしばある。道間違いは、ほとんど下山で起こるので要注意だ。本当は、こんなところもコンパスを使って歩けばそんな間違いはしないだろうに、GPSに頼ってついついサボってしまう。やはりこれではいけないと再認識。
伊吹北尾根全景
伊吹北尾根全景
 尾根が西に向くと一気に琵琶湖が目の前に広がる。雄大な風景だ。琵琶湖畔の町の様子も見える。高山とはまた違うみごとな景観だと思う。
琵琶湖
琵琶湖
 それからしばらく行って、事件は起きた。雪庇からある程度の距離を保って歩いていたつもりだったが、突然足下が揺らいだ。慌てて飛び退いた、何ていうカッコイイものではなく、山側に倒れ込んで這って逃げて難を逃れた。浅野さんが、雪庇を踏み抜いて20mくらい落ちた話は聞いていたが、単なる不注意だと思っていた。しかし、思いもよらないところから崩れ落ちたのは驚いた。また、その音がすごかった。まさに低音の爆音のようだった。振り返って見ると、足跡が突然切れ落ちている。よく落ちずに済んだものだ。
雪庇崩壊現場
雪庇崩壊現場
 標高点946mは、ちょっとした広場のようだった。15:16 通過。さらに下って、標高点630m 15:54を過ぎると道跡のような感じが現れた。そして、事件はまたまた起きた。何だか左足の感じがおかしいと思ったら、左のスノーシューのリベットが2ヶ所も取れていた。実は、つい先日も右のスノーシューのリベットが2ヶ所取れて、直してもらったばかりだった。今度は、対照的な反対側の全く同じ場所が取れたから、そういうことかと思ったが、まずはどうしましょうだ。
 一旦は、左足のスノーシューを脱いで歩いてみたが、何と無い方は股まで沈んでしまう。それでは、とても右脚の太腿が持たないので、どうしようかと思ったら、テラくんが準備していたヒモで固めてくれた。何とかまともに歩くことができて大助かりだった。
 16:31 ca.340mで除雪してある林道へ出たので、そこでスノーシューを脱いで駐車地へ戻った。16:57 いろいろあったが、何とか無事に戻り、今日のたらふく歩いた疲労感に大満足である。

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