【湖北】予想外の霧氷 下谷山から音波へ 

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展開ビュー トピックのレビュー: 【湖北】予想外の霧氷 下谷山から音波へ 

Re: 【湖北】予想外の霧氷 下谷山から音波へ 

by 山日和 » 2018年3月05日(月) 20:59

SHIGEKIさん、どうもです。

今日明日の好天も長~い雪稜漫歩でしょうか?

短~い雪稜歩きで終わりました。 :mrgreen:

そうですね。同級の友人がこの中河内で一番の若手だそうです。

で、この周辺の雪山には行く気満々なのですが、なかなか実行できてません。

そうでしたか。最年少が61才!! 高齢化が進んでますねえ。
中河内のメイン?ストリート
中河内のメイン?ストリート
>ひたすら我慢してようやく尾根の形が現れるところまで来た。

しかも、この表現、県道歩きと悲鳴の急登!!

まあ、多少は筆が滑ってますが・・・ :D

ここまで言われると、這ってでも行きたくなりまんがな~

いやいや、立って行かないと無理です。 :mrgreen:
下谷山直下のブナ林
下谷山直下のブナ林
友人に迎えを頼んで、国道の分だけでもカットしたら何とかなるかもです。

国道は下りで40分ばかりですからそれほどの苦労はないです。
下谷山まで上がってしまえばアップダウンのない稜線歩きなので、地図で見るより楽だと思いますよ。 :lol:

                  山日和

Re: 【湖北】予想外の霧氷 下谷山から音波へ 

by SHIGEKI » 2018年3月03日(土) 23:17

山日和さん こんばんは

周回遅れ、週間おくれのresとなりました。

今日明日の好天も長~い雪稜漫歩でしょうか?

さて、

【日 付】2018年2月25日(日)
【山 域】湖北 江越国境
【天 候】曇り一時晴れ
【コース】中河内7:35---8:20大音波谷出合---10:00三角点大音波---11:45下谷山13:15---14:25音波---
     15:15三角点栃ノ木---16:10国道---16:50中河内

 長浜市の余呉町中河内は滋賀県随一の豪雪地帯だ。もう春の声が聞こえてきた現在でも2mを超える積雪がある。

そうですね。同級の友人がこの中河内で一番の若手だそうです。

で、この周辺の雪山には行く気満々なのですが、なかなか実行できてません。


このルート、地形図辿りましたが、長いですね~

冬1時間弱の県道歩きで大音波谷の出合に到着。ここから急峻な斜面に取り付いた。雪面はしっかりクラストして
おり、スノーシューのフレームの型が付く程度。ヒールリフターを立ててもふくらはぎが悲鳴を上げるような急
傾斜だ。少し雪が緩んでいればジグを切って登れるのだが、これだけ堅いと足首が変にねじれてしまって却って
苦労する。
ひたすら我慢してようやく尾根の形が現れるところまで来た。

しかも、この表現、県道歩きと悲鳴の急登!!

国境稜線との合流点はとにかく複雑な地形をしている。浅い谷があっちからこっちから入り組
んで、どれが本当の稜線なのか判然としない。
とりあえず下谷山へ登るためには一旦下って高い方を目指せば良い。
山頂直下のブナ林は素晴らしいのひと言である。ここまでのブナは若い木が多く、スッキリしてるものの風格は
感じられなかった。このブナ林は巨木と呼べる木が林立しており、ただまっすぐ伸びて大きくなったのではなく、
年輪を感じさせる表情豊かなブナが次々と現れる。そして予想もしていなかった霧氷が木々を飾っているのだから
たまらない。それに加えて日差しまで出てきた。登り切った山頂には凄い展望が待っていた。

ここまで言われると、這ってでも行きたくなりまんがな~

国道歩きは面白くないが、何も考えずに足を出していれば前進できる方を選ぼう。

これもきつそうですね。

山は登ってみなけりゃわからないという典型のような一日だった。

まさしく!!

友人に迎えを頼んで、国道の分だけでもカットしたら何とかなるかもです。

    では また 今季最後の霧氷の稜線で

          SHIGEKI
20180303-P3030971.jpg
                     

Re: 【湖北】予想外の霧氷 下谷山から音波へ 

by 山日和 » 2018年3月01日(木) 20:40

Yasuさん、どうもです。ご無沙汰しております。

2月25日に下谷山の方を歩かれたそうですね、かなり前ですが私も手前のあの複雑な地形は印象に残っています。
二本の水の流れが同じ方向から流れて来て、片方は日本海へもう片方は太平洋に流れて行くように見えました。

YasuさんのHPに素敵な写真があったのを覚えています。無雪期は知っていたのですが、あれを見て雪のある時に行ってみたい
と思ってました。ホントに不思議な地形ですよね。

あの日、私は敦賀の稲村ヶ岳(P646) あたりを歩きました。 そこからは大黒山の左側に江越国境が綺麗に見えました。
お昼前ごろから晴れてきましたので、あそこを歩いたらどんなにか楽しいだろな・・・
やぶこぎネットの誰かが歩かれているかも知れないな、などと思いながら眺めていました。

福井県の稲村ヶ岳というのは知りませんでした。杉箸の方なんですね。
冬は好展望の山なんでしょうか?私が歩いてるのが見えましたか? :D

写真はその時に撮りました。

いい眺めですね。上谷山の左側に林道のように見える白いラインは針川からの鉄塔尾根の無木立部分ですね。

                  山日和
山頂から大黒山方面 稲村ヶ岳は見えてるでしょうか?
山頂から大黒山方面 稲村ヶ岳は見えてるでしょうか?

Re: 【湖北】予想外の霧氷 下谷山から音波へ 

by 山日和 » 2018年3月01日(木) 20:31

kasayaさん、どうもです。

山日和さんのコースは未知のところが多いですが、このコースは昨年歩いていてレスできそうです。

そう言えばそうでしたね。

具体的にどこから取り付いたのかは分かりませんが、尾根に乗るまでは急ですね

地形図の大音波にかかる橋の袂からです。スノー衆向きの急斜面です。 :mrgreen:

>標高971m。三角点もない江越国境稜線の一突起に過ぎないのだが、この季節には立派に見える。
雪の時は立派です。

雪がないともっさりした山ですけどね。
P2250143_1_1.JPG
ここの複雑な地形はいいですね。どこへ行けばいいのか迷うところですがどう歩いても何とかなります。
このような分水嶺のある地形にはなぜか惹かれます。

ここは実に不思議な地形です。

>そして予想もしていなかった霧氷が木々を飾っているのだから
たまらない。それに加えて日差しまで出てきた。登り切った山頂には凄い展望が待っていた。
きれいですね。うらやましい

そうでしょう~ :lol:

ここからの展望はいいですねえ。昨年私も感激しながら景色を堪能していました。

遮るもののない展望が楽しめますね。この季節ならではです。
パノラマ4_1_1.jpg
ここに源頭部の地形描写がありました。なかなか表現するのは難しいですね。でもいいところです。

行ってみなけりゃ理解できない地形だと思います。谷底を歩いていると思ったら実はそこが県境稜線!! :o

最後は国道歩きでしたか。ちょっと大変ですが、山は展望と樹氷に恵まれて良かったですね。

40分ぐらいのことだし下りなんで、のんびり歩きました。路側帯までキッチリ除雪されてたので歩きやすかったです。

                山日和

Re: 【湖北】予想外の霧氷 下谷山から音波へ 

by Yasu » 2018年3月01日(木) 17:54

いつも楽しくこのHP見せて頂き有難う御座います。

山日和さん、お久しぶりです。 体調があまり良くないなかでも、あれだけのコースを歩かれるのはさすがです。

2月25日に下谷山の方を歩かれたそうですね、かなり前ですが私も手前のあの複雑な地形は印象に残っています。
二本の水の流れが同じ方向から流れて来て、片方は日本海へもう片方は太平洋に流れて行くように見えました。

あの日、私は敦賀の稲村ヶ岳(P646) あたりを歩きました。 そこからは大黒山の左側に江越国境が綺麗に見えました。
お昼前ごろから晴れてきましたので、あそこを歩いたらどんなにか楽しいだろな・・・
やぶこぎネットの誰かが歩かれているかも知れないな、などと思いながら眺めていました。

写真はその時に撮りました。 Yasu
添付ファイル
20180225_音波山_上谷山 m.jpg

Re: 【湖北】予想外の霧氷 下谷山から音波へ 

by Kasaya » 2018年2月28日(水) 22:50

山日和さんこんばんは

【日 付】2018年2月25日(日)
【山 域】湖北 江越国境
【天 候】曇り一時晴れ
【コース】中河内7:35---8:20大音波谷出合---10:00三角点大音波---11:45下谷山13:15---14:25音波---
     15:15三角点栃ノ木---16:10国道---16:50中河内

山日和さんのコースは未知のところが多いですが、このコースは昨年歩いていてレスできそうです。

 車を止めた横にも3m以上の雪の壁があった。菅並への県道は当然冬期通行止
めである。集落のはずれでスノーシューを履いて歩き出す。

3月末でも昨年は1mぐらい雪があり同じく通行止でした。でも3mはすごい。
 1時間弱の県道歩きで大音波谷の出合に到着。ここから急峻な斜面に取り付いた。雪面はしっかりクラストして
おり、スノーシューのフレームの型が付く程度。


具体的にどこから取り付いたのかは分かりませんが、尾根に乗るまでは急ですね

 右上に無木立の白いドームが見えている。あそこが本日の第一目的地の下谷山だ。
標高971m。三角点もない江越国境稜線の一突起に過ぎないのだが、この季節には立派に見える。
雪の時は立派です。

 国境稜線手前でいったん灌木帯になって、ここまでの好印象が薄れるのだが、これはこれから始まる濃密なブナ
林への序曲である。国境稜線との合流点はとにかく複雑な地形をしている。浅い谷があっちからこっちから入り組
んで、どれが本当の稜線なのか判然としない。
とりあえず下谷山へ登るためには一旦下って高い方を目指せば良い。

ここの複雑な地形はいいですね。どこへ行けばいいのか迷うところですがどう歩いても何とかなります。
このような分水嶺のある地形にはなぜか惹かれます。

そして予想もしていなかった霧氷が木々を飾っているのだから
たまらない。それに加えて日差しまで出てきた。登り切った山頂には凄い展望が待っていた。
きれいですね。うらやましい

高曇りで遠くの山は霞がちではあるものの、国境稜線上の上谷山から三周ヶ岳、笹ヶ峰まで白い稜線が繋がってい
る。南には横山岳、安蔵山、妙理山、大黒山から西には敦賀半島の山まで、無雪期のもっさりした展望とは違う、
心躍るようなパノラマが展開している。
ここからの展望はいいですねえ。昨年私も感激しながら景色を堪能していました。


 食後、栃ノ木峠へ向けて国境稜線へ踏み出した。山頂直下の国境稜線は知っていなければ絶対に稜線だとは思
えない形をしている。福井県側の谷と滋賀県側の谷が対向するようにぶつかる源頭部の、まるで谷底の土手のよ
うなところが国境稜線。地形図からは読み取ることが不可能な、摩訶不思議な地形である。
ここに源頭部の地形描写がありました。なかなか表現するのは難しいですね。でもいいところです。

ということで、余呉高原スキー場の第2駐車場に着地。最後は今ひとつ冴えなかったが、山は登ってみなけりゃわ
からないという典型のような一日だった。
最後は国道歩きでしたか。ちょっと大変ですが、山は展望と樹氷に恵まれて良かったですね。
此処もまた行きたいところだなあ
                    
kasaya

【湖北】予想外の霧氷 下谷山から音波へ 

by 山日和 » 2018年2月27日(火) 21:26

【日 付】2018年2月25日(日)
【山 域】湖北 江越国境
【天 候】曇り一時晴れ
【コース】中河内7:35---8:20大音波谷出合---10:00三角点大音波---11:45下谷山13:15---14:25音波---
     15:15三角点栃ノ木---16:10国道---16:50中河内

 長浜市の余呉町中河内は滋賀県随一の豪雪地帯だ。もう春の声が聞こえてきた現在でも2mを超える積雪がある。
冬にここを訪れるのは久しぶりだ。車を止めた横にも3m以上の雪の壁があった。菅並への県道は当然冬期通行止
めである。集落のはずれでスノーシューを履いて歩き出す。
県道に積もった雪も2mはあるだろうか。いつのものか古い足跡がうっすらと残っていた。
場所を選んで歩けばまったく沈まないし、沈んでも10センチほどなので苦労することはない。予想通りの歩きや
すい雪質だ。
 先週のスノー衆で尻セードをした時に強打した尻の痛みが尾を引いている。それに加えて喉と鼻の調子も悪く、
絶好調にはほど遠い状態。しかし病は山で治せである。
IMG_20180225_072428_2_1.jpg
P2250016_1_1.JPG
 1時間弱の県道歩きで大音波谷の出合に到着。ここから急峻な斜面に取り付いた。雪面はしっかりクラストして
おり、スノーシューのフレームの型が付く程度。ヒールリフターを立ててもふくらはぎが悲鳴を上げるような急
傾斜だ。少し雪が緩んでいればジグを切って登れるのだが、これだけ堅いと足首が変にねじれてしまって却って
苦労する。
ひたすら我慢してようやく尾根の形が現れるところまで来た。空はどんよりしているが、雪が降ってくることは
ないだろう。少しでも晴れ間が覗けば御の字だ。
P2250065_1_1.JPG
 ナラ主体の雑木の尾根は三角点大音波に近づくにつれブナの森へと変わっていった。大音波で針川からの主尾
根と合流。ここからはずっとブナ街道である。無雪期には何度か歩いている尾根だが、本格的な積雪期に訪れる
のは初めてだ。今年ぐらい積もっていればヤブはすべて雪の下。真っ白い雪面からブナだけがスックと立ち上が
っている。ブナ自体に変わりはないのだが、下生えがないとスッキリしてずいぶん印象が違うものだ。
P2250101_1.JPG
 右上に無木立の白いドームが見えている。あそこが本日の第一目的地の下谷山だ。
標高971m。三角点もない江越国境稜線の一突起に過ぎないのだが、この季節には立派に見える。

 国境稜線手前でいったん灌木帯になって、ここまでの好印象が薄れるのだが、これはこれから始まる濃密なブナ
林への序曲である。国境稜線との合流点はとにかく複雑な地形をしている。浅い谷があっちからこっちから入り組
んで、どれが本当の稜線なのか判然としない。
とりあえず下谷山へ登るためには一旦下って高い方を目指せば良い。
P2250135_1_1.JPG
 山頂直下のブナ林は素晴らしいのひと言である。ここまでのブナは若い木が多く、スッキリしてるものの風格は
感じられなかった。このブナ林は巨木と呼べる木が林立しており、ただまっすぐ伸びて大きくなったのではなく、
年輪を感じさせる表情豊かなブナが次々と現れる。そして予想もしていなかった霧氷が木々を飾っているのだから
たまらない。それに加えて日差しまで出てきた。登り切った山頂には凄い展望が待っていた。
無雪期には風采の上がらない山頂なのだが、今日の下谷山は第一級の雪山だ。
高曇りで遠くの山は霞がちではあるものの、国境稜線上の上谷山から三周ヶ岳、笹ヶ峰まで白い稜線が繋がってい
る。南には横山岳、安蔵山、妙理山、大黒山から西には敦賀半島の山まで、無雪期のもっさりした展望とは違う、
心躍るようなパノラマが展開している。
P2250144_1_1.JPG
 
 山頂西端の灌木帯を風除けとして雪面に腰を降ろした。降られなければいいと思って来た山で、陽光を浴びなが
らこれほどの展望と霧氷を楽しめるとは、よほど日頃の行いがいいのだろうか
。念のためにサングラスを持ってきて正解だった。
以前はこのあたりは携帯の圏外だった記憶があるが、基地局が増えたのか電波がよく通じるようになっていた。
P2250139_1_1.JPG
 食後、栃ノ木峠へ向けて国境稜線へ踏み出した。山頂直下の国境稜線は知っていなければ絶対に稜線だとは思
えない形をしている。福井県側の谷と滋賀県側の谷が対向するようにぶつかる源頭部の、まるで谷底の土手のよ
うなところが国境稜線。地形図からは読み取ることが不可能な、摩訶不思議な地形である。

 ここから872.6mの音波までもずっとブナ林が続く。しかし若い木が多いのでどこまで行っても同じような風景
に見えて、やや食傷気味だ。
 音波山頂も無木立の白いドームなのだが、北側のブナ林で展望が遮られている。南側180度は開けており、足元
から落ちる大音波谷の向こうから歩いてきたのだと思うと感慨深い。
パノラマ8_3_1.jpg
 ここから先もブナ林はあるものの、鉄塔があるので丸坊主の部分もあり、営業をやめたベルク余呉スキー場の
荒涼とした跡地を見ながら歩くことになる。そして営業中の余呉高原スキー場の音楽が流れてきたりして、誰も
いないのに静かな山を楽しむことができないのが欠点だ。
 当初の予定ではベルク余呉のゲレンデ跡を突っ切って中河内へダイレクトに下りるつもりだったが少々疲れて
きた。国道歩きは面白くないが、何も考えずに足を出していれば前進できる方を選ぼう。
ということで、余呉高原スキー場の第2駐車場に着地。最後は今ひとつ冴えなかったが、山は登ってみなけりゃわ
からないという典型のような一日だった。

                      山日和

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