2017年12月3日(日)晴れ 鈴鹿北部
烏帽子岳からダイラ・瓢箪池 単独
- 2017-12-03 13.10.13.jpg (53.99 KiB) 閲覧された回数 3029 回
鐘釣谷ルート登山口9:15ー烏帽子岳10:50~11:00ー
ブナ将軍11:45ーダイラ12:40ー瓢箪池13:10~45ー
時山文化伝承館14:05ー鐘釣谷ルート登山口14:25
一日、自宅に沈殿しようとやる事をいろいろと考えていた。
だがトイレの窓からのぞく空には雲ひとつない。
行くしかないだろう。
向かったのは鈴鹿北部。
11年前に登った事のある鐘釣谷ルートから烏帽子岳、
その後、ダイラを回って瓢箪池に行く予定。
ここのところ何故かしらダイラが人気のようだ。
鐘釣谷ルートは11年前の時にすでにかなり廃道化が進んでいた。
登山口には警告文が掲げられている。
- 2017-12-03 09.13.jpg (43.64 KiB) 閲覧された回数 3029 回
11年前、この警告を読んで緊張した。
そして今回も緊張。
にも関わらず、足下は緊張感のないスパイク付長靴。
大丈夫かいな…
取付きからしばらくガラガラで不安定な斜面を急登。
どこかに踏み跡があるはずだが探すのが面倒だ。
大きな石を落(ラク)したら下まで落ちっていった…
後続がいなくて良かった。
ひと登りするとビニールの導水管が横たわる。
それに沿ってついた踏跡を左へ辿っていく。
導水管と離れると足場が不安定で高度感のあるトラバースが続く。
フィックスロープがあるので助かるがなければ進むのを躊躇しそうだ。
緊張するトラバースが10分ほど続いた後8m滝の落口に下りる。
沢登りした方がよっぽど安心感があるのではないかと思った。
時間はかかりそうだけど。
滝の上は二俣で左へ進んで行く。
また緊張感のあるトラバース。
そして今度は4mほどの滝上に下りる。
- 2017-12-03 09.44.44.jpg (48.4 KiB) 閲覧された回数 3029 回
滝上はやはり二俣になっていて一旦、右の巾広滝の上へ登る。
すると炭焼釜が…。
こんなところまで入って焼いてたんだなあ。
二俣の間の岩の露出した尾根へ取り付く。
すると岩場の急登。
フィックスロープがあり助かる。
張られているロープは意外と新しい。
痩せ尾根を越えてまた緊張トラバースで左の谷へ下りる。
谷を植林が覆うようになったところで右岸を急登。
広々とした尾根上に出る。
尾根上にはかつて登山道だった事を示すような切り開き。
樹間からは養老山地が見えた。
登り進むと斜度が徐々に増し、冬枯れした樹林帯を急登。
息を切らせて登っていると左手からなんと登山パーティが…
???
どうやら細野からつけられた新道にぶつかったようだ。
考えてみれば11年前に登った時、展望岩に出たのだった。
新道はその展望岩を通っているのだからぶつかって当たり前だった。
展望岩からは青空の下、伊吹の横に能郷白山、加賀白山が白い。
- 2017-12-03 10.40.05.jpg (27.22 KiB) 閲覧された回数 3029 回
山頂に着くと10人程のパーティが休憩中だった。
ここの三角点は北面を向いていた。
一部が欠けていて残念な姿。
すぐにダイラに向かって歩き始める。
三国岳との吊り尾根の途中にある送電線鉄塔からの眺めが良かった。
特に霊仙山が大きく見えていい。
- 2017-12-03 11.24.47.jpg (33.39 KiB) 閲覧された回数 3029 回
吊り尾根は軽いアップダウンが続く。
2ヶ所ばかり迷いやすいところがあるが目印が豊富。
吹き抜ける北風が冷たい。
やや痩せたところを過ぎると北斜面に立派なブナが2本。
「ブナ将軍」
ここに来ると何時も気になる。
奥美濃に行けばいくらでも大きいのがあるが。
- 2017-12-03 11.45.19.jpg (47.48 KiB) 閲覧された回数 3029 回
三国岳の北にある台地から直接ダイラへ向かって下る。
ここから下るのは3度目だ。
急尾根を下る途中、美味しいものが付いた木を見つけた!
だけど手の届かない高さだった…残念。
植林に入ってわずかで沢におり阿蘇谷からの登山道を横切る。
起伏のある台地状を進んで行って一番平らかなところに出た。
ダイラは樹林が冬枯れして陽が直接入り明るい。
「ヤブコギネット」のオフ会をやったのはこの辺りだったろうか。
まだ葉を残す木が冬の風に揺れていた。
- 2017-12-03 12.38.41.jpg (51.11 KiB) 閲覧された回数 3029 回
ダイラを縦断して瓢箪池方面へ向かう。
適当に歩いたのに運良くトラバース道の取付きにでた。
なんと親切に目印がしてあった。
トラバース道は獣道のようで見分けにくい。
目印もない。
しかし注意深く歩いているとそれと分かる。
最後に少し登るとぴったり瓢箪池へ。
- 2017-12-03 13.07.49.jpg (53.93 KiB) 閲覧された回数 3029 回
落ち葉に埋もれた台地の中の池はとても雰囲気がいい。
かつてより埋まった気もするがそれでも十分だ。
日溜まりに腰を下ろして休憩。
ここでテン泊して宴会したい、と昔、思っていた。
下りは北東尾根を下る。
あまりいいイメージを持っていなかったが
今回下ってみたら結構いい尾根だった。
下部の植林帯も歩きやすかった。
目印も豊富。
ちょっと急だけど。