山日和さん こんばんは。
【山 域】京都北山
【天 候】晴れのち曇り
【コース】久多下の町駐車地8:16---8:33掛橋谷出合---9:47最後の二俣---10:57 P895北方尾根11:31鎌倉山13:05---13:57オグロ坂峠---
14:19八丁平新心荘跡14:32---14:52オグロ坂峠---16:10久多下の町--16:25駐車地
渋い渓ですね~
よくは分かりませんが、比良専の頃を思い出して、昭文社 京都北山 見ながら辿ってみました。
久多川流域の沢に入るのは初めてである。掛橋谷は地形図にも名前が載っていないので、勘違いして危く久多キャンプ場の前から
尾曽越谷に入るところだった。考えてみればここはまだ奥山川の流域だった。県境ラインの引かれたこの谷がてっきり掛橋谷だと思
い込んでいたのである。
ここ珍しい?ですね。県境が尾根からこの部分だけ、谷を通り、鎌倉の北峰からまた尾根を通る。
この谷はどうなんでしょうか?
県境の谷を遡る ・・・みたいな・・
谷に入るといきなりゴルジュの様相だ。今朝は肌寒いぐらいで、今日はヒザから上は濡らすまいと思っていたが、そうは問屋が卸さ
ない。小滝ばかりながらもテクニカルな場面が多く、股まで濡らさざるを得なかった。
一度濡れてしまえば同じこと。腹をくくって雨具を着込み、次なるシャワーに備えた。
なかなかのエエ谷みたいですね。
谷の真ん中に異様な物が見えた。真ん丸の鉄管だ。よく見ると上に林道らしきものが走っている。地形図では等高線沿いに切れ切
れに林道が描かれており、谷と交差するところは消えているが実際には繋がっているのだ。今古川源流の土管と違って直立歩行でき
るほどの直径を持っているので、匍匐前進を強いられることなくスタスタと歩けた。
これ通るの躊躇しませんでしたか??
土管を抜けたら 地獄が待っていた とか
登りついた稜線はまったくのヤブ無しで快適だ。895mピークから少し下った鎌倉山との鞍部に雰囲気のいいコバがあった。山頂手
前もブナ林が続いている。山頂がどんなところか知らないので、よほど手前でランチにしようかと思ったがとりあえず山頂まで行く
ことにする。
鎌倉山山頂は思いのほか落ち着けるいいところだった。京都北山の範疇に入るここは勝手な思い込みだが、朽木の白倉岳のような
植林のイメージを抱いていたのだ。これならランチ場として申し分ない。
画像からもいい感じの尾根ですね。
まだ時間が早いので八丁平へ行ってみよう。
この道は45年ほど前に歩いたことがある。と言ってもまったく記憶の彼方で道の様子は思い出せない。クラブの合宿で当初予定の
コースがヤブで歩けず、こっちに転進したことだけは覚えていた。
同大ワンゲルの山小屋「新心荘」の跡まで来て引き返すことにした。今は無きこの小屋は廃村八丁付近にそのまま移築されて健在だ。
「峰床山1.0K」の標識に少し心が動いたが、あまり大した山頂ではなかったように思う。
そうでしたか。この周辺は、登山地図 では 緑色に塗られていて まるで整備された高層湿原公園のように
思えますね。
今日の目的は新しい谷の開拓と未踏の鎌倉山だったが、その目的をはるかに凌駕する尾根と古道歩きを経験できた。
当初の目論見とは違った満足の一日だった。
まだまだ、近くで行くとこいっぱいありますね~
ヒマラヤ行くまで百年かかりますなぁ~
では また 錦繍のせせらぎで
SHIGEKI