~ 仁淀ブルーの釜を泳ぎ美しい小滝を快適に直登? ~
【月日】 2017/7/14
【山域】 四国 高知 仁淀町 安居渓谷
【コース】千刃橋P8:50-ウォータースライダー①11:10-屏風の滝13:40/14:30-
ウォータースライダー②- 林道16:00-P17:05
10年ぶりの四国遠征 天狗塚から三嶺に登り、避難小屋で鳥野菜味噌鍋を堪能したの はH19年の9月だった。
今回はさらに高速道路をつないで高知に入る。南国高知から反転山に入り、あの仁淀 川源流の川を歩くのだ。
なんでわざわざ日帰りの沢歩きに四国まで?
いろいろあるが、ニッサンプロパイロットを活用するには高速で遠征が必要なのだ。
あくまで運転支援とは言いながら、高速ではほぼ自動運転、アクセルブレーキはもちろんハンドルも車が切ってくれる。
今回阪神高速(低速?)での渋滞なんぞはこれを流用してストレスフリーで切り抜けたのだ。
しかし、当然だが100%自動で居眠り走行とは行かない。たまに、ハンドルを切るのを忘れてしまいよるんである。ちょっとヒヤッとする。
あくまで支援なので自分で運転しろ と言わんばかりである。
四国の沢は、滑床か床鍋、三嶺南面を考えていたが、急遽、安居渓谷沢山谷そして祖谷峡に決定した。
駐車地の橋から見返りの滝が見える。この谷を登るのだ。一旦道路を戻り、山腹の道を登って左下へ降れば美しい水流が迎えてくれる。
「奇跡の仁淀ブルー」と呼ばれているその水は美しい。
仁淀ブルーの釜を従えた手頃な滝が次々に出てくる。
たぶん、たった今この沢歩きのために梅雨が明けたんだろう?好天、爽快だ。
滝は快適に直登、やさしく小さな巻き、泳げば登れる など最高の楽しさだ。
そんな中、美しい瀞の向こうに両岸そそり立つその間を緩い傾斜のナメ滝、溝状、蛇行ナメのミニゴルジュが現れた。
流芯を行くが水量が多く激しい。その先の溝状は目一杯足を開いてフリクションで行く。オ~股下は激流だ。
一旦テラスで小休止、蛇行するナメを水流と戦いながら登り切った。
- ウォータ^スライダー
ウォータースライダー溝状の上
こんな楽しいアトラクションをよくぞ自然は造ってくれたものだ。
老体に冷えは禁物なので泳ぎは避けてきたが、ほんの2m泳げば簡単な滝、最新秘密兵器、
淡路SAで購入した子供用浮き輪を胸に釜に飛び込んだ。
昼はとうに過ぎているが、目的の滝はまだなのか 目の前に現れたのは、直漠とナメの二段の滝、右岸が階段状で簡単だが
最後の段がちょっと高くて胸腹膝を使ってよじ登る。
と、その先に荘厳な光景が待っていた。
美しい淵、屏風のように岩壁が重なる両岸、その奥に真っ直ぐに純白の線を引いて落ちる
水、落水手前の岩もいいアクセントになっている。思わず姿勢を正して手を合わせたくなる。
出てくるタイミングも最高、そんな荘厳な「屏風の滝」
時間は押しているがここでゆっくりする。御神酒は滝まで届かないので不肖Sが一人でアワ缶を飲み干そう。
その後もミニスライダーやターザンの淵(いずれも仮称)など楽しさは尽きない。
林道の橋が見える頃には16時になっていた。たった2kmの川を7時間も掛けて楽しく歩かせていただいた。
四国は遠くはないぜ。
- ターザンのごとく釜を飛び越えた?
「奇跡の仁淀ブルー」はなぜかこの日は、不肖Sには他との違いは分かりにくかった。
状況にもよるのだろうが神崎川や前鬼などのほうが煌めいていたりする様な気もする。
そして、水が少し温んでいるのか、ラバーソールでは滑る場面があった。
それにしても四国の谷は素晴らしい夏の一日を過ごさせてくれた。
急峻な四国の山と渓、まだまだ秘境が待っているだろう。
では また 鈴鹿エメラルドグリーンの淵で
SHIGEKI