【鈴鹿】庵座谷;岩戸ゴルジュへようこそ

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Re: 【鈴鹿】庵座谷;岩戸ゴルジュへようこそ

by skywalk » 2017年6月30日(金) 14:04

山日和さん、こんにちは。

その通り、私も沢登りの対象としては無視していました。隣の流れ谷は歩きましたが。
流れ谷には入ったことありませんが、沢登りとしてはそちらのほうがまともで楽しめるのでしょうね。庵座谷はゴーロの多さや入り口付近の狭い廊下が三池岳の山秋谷とよく似た感じです。山秋谷のほうは、入り口のゴルジュを高巻いてしまうと後は何もない感じですが、こちらはゴルジュを高巻く必要もないし、その後もお楽しみが残っています。

これは面白そう。庵座谷の歩き方にバリエーションが増えました。
人の感性はそれぞれで、どう思わるか分かりませんが、私的には楽しめました。

画像では落ち口近辺はちょっと恐そうですが、実地はそうでもないのかな?
どうやって登ったのか、はっきり覚えていませんが、すんなり抜けられたように思います。

このあたりが「沢登り」として一番楽しいところでしょうか?
そうですね。山レコのYさんは上段もアブミを使って直登しているのですが、そんな真似はできないし右岸壁の割れ目も誰かが試した後でないと不安なので山日和さんにお試し願えないかと期待しています。

尾根近くなるとザレてどうしようもなくなるのが釈迦の谷の特徴ですね。
そうですね。ヤケゴ谷でも最初のうち緩いですが、最後は低木を掴んで這い上るしかありませんもんね。
庵座谷は山日和さんにお試しいただくほどのところではないかもしれませんが、何かのついでがあればお寄りください。

Re: 【鈴鹿】庵座谷;岩戸ゴルジュへようこそ

by 山日和 » 2017年6月29日(木) 22:37

skywalkさん、こんばんは。

 登山道としては有名な庵座谷だが、沢の遡行では殆ど記録がないのでネット検索してみたら山レコの記録が一件あった。この谷はゴーロ歩きが多く安座滝と三段滝以外はこれといった滝も少ないようだ。ただ、奇妙なゴルジュの写真が目を引いたので気になった。これはぜひ現地へ出かけてみなくては。

その通り、私も沢登りの対象としては無視していました。隣の流れ谷は歩きましたが。

 そしてお目当てのゴルジュが突然現れた。岸壁の割れ目の奥に狭い廊下が続いていた。さしづめ天照大神が引き籠った岩戸かバットマンの秘密基地だ。今にも割れ目が開いて中からバットモ‐ビルが轟音とともに飛び出してきそうな妄想が頭に浮かぶ。
 廊下の中に入ってみると天照大神やバットマンは不在で、代わりにゴルジュ滝が落ちていた。さほど大きくもないし足場も見えるので直登可能と思ったが、直瀑になって落ちているので頭シャワーは必至だ。
右側の岩場を使えばシャワーなしで登れるが、滝の下まで行って肩にシャワーを浴びながら右の岸壁に取りつこうとしたら風化した花崗岩がボロボロ剥がれてきた。入渓者の少ないマイナー沢では、ままありそうなことだ。


これは面白そう。庵座谷の歩き方にバリエーションが増えました。 :D

 安座滝の前衛滝は左の乾いた岸壁に取りついてスラブ滝を登ろうと思ったが、引っ掛かりが少なくてヌル付いていたので、そのまま乾いた岸壁を登り落ち口に出るところだけ滝身を登った。

画像では落ち口近辺はちょっと恐そうですが、実地はそうでもないのかな?

ツルツルお肌のスラブ滝は直登できないかな。横の岸壁を使えば簡単に登っていけるので無理をすることはない。
小さな斜滝も奥にあった。
登山道が横切っているところが三段滝。下段は問題なく登っていける。
上段は傾斜の強いスラブ滝で登れそうにない。右側の岸壁の割れ目を使えば登って行けそうだが、危ないので止めておこう。


このあたりが「沢登り」として一番楽しいところでしょうか?

三段滝から先はゴーロばかりでパイプ堰堤も登山道で越えた。この辺りは9年前の豪雨で谷が崩壊しガレが溜まって水流さえない。
登山道は谷を離れ小尾根を登っていくが、谷をもう少し遡ってみた。水流は復活したけどガレの激しい谷が続いていた。


尾根近くなるとザレてどうしようもなくなるのが釈迦の谷の特徴ですね。

庵座谷はゴーロ歩きが多くて沢登りには向いていないかもしれないが、それなりに滝はあるし何といっても岩戸ゴルジュはユニークで面白い。秘密基地への潜入を試みるのも一興かもしれない。

興味深いレポ、ありがとうございました。一度行ってみようっと。 :lol:

                        山日和

Re: 【鈴鹿】庵座谷;岩戸ゴルジュへようこそ

by skywalk » 2017年6月28日(水) 10:54

わりばしさん、こんにちは。

花崗岩でおおわれた機械的な感じがサンダーバードではなくバットマンの秘密基地ですね
サンダーバードが出ていこうとするとかなり大がかりな開閉装置が必要ですね。でも、そんな妄想が頭をよぎるほどの異様な雰囲気がありました。

よくあります。複数の時は気を使う所でもあります。
普通の沢でもそうですが、マイナー沢では特に気を付けていかないとだめですね。

斉藤さん達はここを懸垂下降したんですが落ち口に大きな木はあるんですか?
ひぇ~!懸垂であそこを降りたの。周りを見ている余裕はなかったですが、木はあったと思いますよ。

いい感じの滝できれいだなあ
山レコでは上段もアブミを使って突破してましたが、そんな技は持ち合わせてないし、おとなしく登山道に逃げました。

庵座谷は面白い沢経験ができるところでした。

Re: 【鈴鹿】庵座谷;岩戸ゴルジュへようこそ

by わりばし » 2017年6月28日(水) 06:05

おはようございます、skywalkさん。

 そしてお目当てのゴルジュが突然現れた。岸壁の割れ目の奥に狭い廊下が続いていた。さしづめ天照大神が引き籠った岩戸かバットマンの秘密基地だ。今にも割れ目が開いて中からバットモ‐ビルが轟音とともに飛び出してきそうな妄想が頭に浮かぶ。

花崗岩でおおわれた機械的な感じがサンダーバードではなくバットマンの秘密基地ですね。

下の中に入ってみると天照大神やバットマンは不在で、代わりにゴルジュ滝が落ちていた。さほど大きくもないし足場も見えるので直登可能と思ったが、直瀑になって落ちているので頭シャワーは必至だ。
右側の岩場を使えばシャワーなしで登れるが、滝の下まで行って肩にシャワーを浴びながら右の岸壁に取りつこうとしたら風化した花崗岩がボロボロ剥がれてきた。入渓者の少ないマイナー沢では、ままありそうなことだ。

よくあります。複数の時は気を使う所でもあります。

 安座滝の前衛滝は左の乾いた岸壁に取りついてスラブ滝を登ろうと思ったが、引っ掛かりが少なくてヌル付いていたので、そのまま乾いた岸壁を登り落ち口に出るところだけ滝身を登った。

気持ちよさそうな滝です。
IMGP6117.JPG
見事な庵座滝は、もちろん鑑賞専用。登山道に戻って高巻きましょう。
登山道を高巻いて沢に戻ったら庵座滝の落ち口に行ってみる。恐ろしくて釜が見えるところまでは近づけない。

斉藤さん達はここを懸垂下降したんですが落ち口に大きな木はあるんですか?

登山道が横切っているところが三段滝。下段は問題なく登っていける。
上段は傾斜の強いスラブ滝で登れそうにない。右側の岸壁の割れ目を使えば登って行けそうだが、危ないので止めておこう。右岸の登山道に出て高巻こう。登山道の岩ルンゼに出るところは急斜面で難しいかと思ったが、割合簡単に出られた。
三段滝から先はゴーロばかりでパイプ堰堤も登山道で越えた。この辺りは9年前の豪雨で谷が崩壊しガレが溜まって水流さえない。

いい感じの滝できれいだなあ。

庵座谷はゴーロ歩きが多くて沢登りには向いていないかもしれないが、それなりに滝はあるし何といっても岩戸ゴルジュはユニークで面白い。秘密基地への潜入を試みるのも一興かもしれない。

お疲れ様でした。
新たな発見で良かったですね。


                                      わりばし

【鈴鹿】庵座谷;岩戸ゴルジュへようこそ

by skywalk » 2017年6月27日(火) 10:25

【 日 付 】2017年6月20日(火)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】 晴
【 ルート 】庵座谷バンガロー村9:30>庵座谷遡行>ガレ谷から庵座谷登山道>松尾尾根の頭13:00>中尾根道>バンガロー村

 長く続いたカラカラ天気も6月21日には大雨が降ると言うので前日の火曜日に快適遡行を目指して急遽沢へ出かけた。行先は釈迦ヶ岳の庵座谷だ。
 登山道としては有名な庵座谷だが、沢の遡行では殆ど記録がないのでネット検索してみたら山レコの記録が一件あった。この谷はゴーロ歩きが多く安座滝と三段滝以外はこれといった滝も少ないようだ。ただ、奇妙なゴルジュの写真が目を引いたので気になった。これはぜひ現地へ出かけてみなくては。
 9時半、バンガロー村の奥の堰堤を高巻いて上に出るとゴーロ砂漠が広がっていた。
その先も大きな岩のゴーロが続いていた。
水が淀むところにウツギの白い花が水面に広がっていた。頭上にはまだ咲き残った花も付いていたが、季節は盛夏に移り変わっていた。
ゴーロばかりの沢に小滝があったが、後が続かない。
 そしてお目当てのゴルジュが突然現れた。岸壁の割れ目の奥に狭い廊下が続いていた。さしづめ天照大神が引き籠った岩戸かバットマンの秘密基地だ。今にも割れ目が開いて中からバットモ‐ビルが轟音とともに飛び出してきそうな妄想が頭に浮かぶ。
IMGP6110.JPG
 廊下の中に入ってみると天照大神やバットマンは不在で、代わりにゴルジュ滝が落ちていた。さほど大きくもないし足場も見えるので直登可能と思ったが、直瀑になって落ちているので頭シャワーは必至だ。
右側の岩場を使えばシャワーなしで登れるが、滝の下まで行って肩にシャワーを浴びながら右の岸壁に取りつこうとしたら風化した花崗岩がボロボロ剥がれてきた。入渓者の少ないマイナー沢では、ままありそうなことだ。
滝の上は広いホールで大岩ゴロゴロのゴルジュが続いていた。
高い岸壁に囲まれたゴルジュはダイナミックな景観を作り出していた。
IMGP6113.JPG
綺麗な透明の釜の滝で谷は広がり明るくなった。

小滝が連なっているだけのところも一つの大きな滝に見えて実際以上の迫力があった。
一番奥の滝は小巻に上へ出た。

 安座滝の前衛滝は左の乾いた岸壁に取りついてスラブ滝を登ろうと思ったが、引っ掛かりが少なくてヌル付いていたので、そのまま乾いた岸壁を登り落ち口に出るところだけ滝身を登った。
IMGP6117.JPG
IMGP6117.JPG (72.5 KiB) 閲覧された回数 1222 回
見事な庵座滝は、もちろん鑑賞専用。登山道に戻って高巻きましょう。
登山道を高巻いて沢に戻ったら庵座滝の落ち口に行ってみる。恐ろしくて釜が見えるところまでは近づけない。

ツルツルお肌のスラブ滝は直登できないかな。横の岸壁を使えば簡単に登っていけるので無理をすることはない。
IMGP6120.JPG
IMGP6120.JPG (58.15 KiB) 閲覧された回数 1222 回
小さな斜滝も奥にあった。
登山道が横切っているところが三段滝。下段は問題なく登っていける。
IMGP6124.JPG
上段は傾斜の強いスラブ滝で登れそうにない。右側の岸壁の割れ目を使えば登って行けそうだが、危ないので止めておこう。右岸の登山道に出て高巻こう。登山道の岩ルンゼに出るところは急斜面で難しいかと思ったが、割合簡単に出られた。
三段滝から先はゴーロばかりでパイプ堰堤も登山道で越えた。この辺りは9年前の豪雨で谷が崩壊しガレが溜まって水流さえない。
登山道は谷を離れ小尾根を登っていくが、谷をもう少し遡ってみた。水流は復活したけどガレの激しい谷が続いていた。
遡行は諦めて小尾根の登山道に合流して簡単にランチを済ませた。
ザレ場まで来ると大蔭ガレのダイナミックな姿が目の前に広がる。
13時、松尾尾根の頭に着いた。
御在所や雨乞岳は薄く霞んでシルエットしか見えなかった。
下山は中尾根を下った。
鳴滝のコバまで下ると遠く滝音が聞こえてくる。やはり庵座の滝のそれだろうか。
中尾根を下りきるとバンガロー村に出るので本日の周回登山は終了。
庵座谷はゴーロ歩きが多くて沢登りには向いていないかもしれないが、それなりに滝はあるし何といっても岩戸ゴルジュはユニークで面白い。秘密基地への潜入を試みるのも一興かもしれない。

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