【日付】2017年2月12日(日)
【山域】鈴鹿
【メンバー】独り
【天候】曇り時々晴れまたは雪
【ルート】朝明8:23---10:00根の平峠---10:42タケ谷分岐---11:00鈴鹿の上高地12:14ーーー12:29タケ谷分岐ーーー13:11根の平峠
---14:19朝明
今週末は湖北、北陸で大雪の予報が出ている。平地でも走行が大変な状態。それならば鈴鹿がよかろうと思いブナ清水や
鈴鹿の上高地を目指すことにした。
車を菰野まで進めると意外に雪があるしところどころ凍結しているようだ。306号から朝明に入るためにブレーキを踏んで
左折しようとしたが、まったく減速しない。ABSが動作するのみ、まるで氷の上をすすんでいる見たい。
ヒエー!結局左折をあきらめて直進しUターン。今度は慎重に進み難なく右折成功。その後は雪もあるので慎重に進む。
朝明が近づいてくると雪が予想より多い。駐車場まで行きつけるかと心配しているところに前から除雪車が来た。とりあえず
駐車場までは大丈夫そうと思って進んでいく。着いた駐車地は全然除雪がされていない。そして滑る。空いたスペースに
車を入れようとするがスリップ。またその駐車地の中でも車がスリップしている。脱出に苦労している様なので一緒に車を押す。
そしてその友人の車も押してあげる。やれやれだ。しかし今度は自分の車が滑って動かない。結局先ほどの人達に押してもらって
なんとか駐車。大した雪量に思えないがよく滑るわ。
トラブルもあったがさあ出かけよう。先ほど一緒に車を押した人とちょっと言葉を交わす。雨乞い狙いとか。この雪とこの時間の
出発ではちょっと難しいなと思ったが遠いですねえと言ってお別れする。道は駐車場の西側の橋を渡ったところで完全に雪で
埋まっている。小型ショベルが懸命に除雪しているがこれはちょっと難しそう。西山荘も半分雪で埋まっている。朝明でこんなに
なるんだとびっくりしながら行く。
ただ雪の上にトレースはばっちり。すでに何人かの人が今日も歩いてる様子。雪もしっかり踏まれておりツボ足でもなんの
問題もない。多い雪を愛でながら行くがさすがに道が谷の横を行くあたりから踏み抜きが出てくる。いよいよスノーシューの
出番だ。そこそこトレースもありいきなりの踏み抜きもなくなって快調に行く。しばらく行くと堰堤を越えたところにテントが
一つ。誰かがここで泊まったらしい。そしてそこからまた一段といいい道だ。結構な人が泊まっていたらしい。
しばらく行くとその団体に追いつく。6人のパーティーだ。この人たちはどこまで行くんかな。聞けばよかったが聞きそびれる。
そして別の二人パーティの人に会う。こちらは根の平の向こうでテント泊して帰ってきたらしい。なるほどそのあたりまでは
トレースがあるようだ。
根の平峠の手前のブナ清水との分岐に来た。ブナ清水への道にトレースはない。雪はたんまりだ。これを行ったらどんな
ことになるだろう。ブナ清水までは結構登るのだ。うーん、頑張っていっても今日はブナ清水までで終わってしまうかもしれない。
そう思うと登りの無い鈴鹿の上高地へ直行するほうがよっぽどよく思えた。今日は上高地にしようと即決である。そして
根の平峠着。そこそこの踏み跡。でも雪が多いなあ。しばらく行くと右手にサイトをした跡がありそのあとトレースは消える。
雨乞い方面もタケ谷方面も今日は誰も行っていないらしい。トレースの無いことは想定の範囲内。これからが自分の世界か。
何度も通ったこの道は谷沿いに降りていくだけだ。上高地への分岐を見失わなければ大丈夫。そしてそこも結構記憶に残っており
難なく分岐を見つける。遂にここまで来たかなあ。よーし楽しみながら行こう。道の部分だけがなんとなく真っ白になっており
そこを辿りながら行く。途中の平地では愛知川のそばまで行ってみたりしながら進む。そして見覚えのある桂の巨樹が現れる。
着きました。鈴鹿の上高地。そしてちょっと進むとオフ会場の平地だ。ただそこの降りるだけでも雪の大きな段差がある。
なんとも信じられない雪の量だ。サクサクと歩けるかと思ったが一歩一歩が結構疲れる場所。愛知川まで降りてみる。川の
中の石は面白いほどの雪が積もっている。いつもと全然違うなあ。そして今度は川にせり出した石のテラスに行ってみる。
ここからの景色が実にいいのだ。そんな期待感を持っていたがどう表現したらいいのか雪がありすぎて自分の思い描いていた
雪景色と違うのだ。なんだかありすぎだよーと言いたくなる。
まあそうはいっても仕方がない。ここまで来たのでランチである。雪が深いのでしっかり踏み込んでおかないと腰を下ろしたら
たちまち沈んでしまう。何とか整地してランチ開始。天気は良くなったり雪が舞ったりと目まぐるしく変わる。そんな中で
味噌煮込みを食べ食後のぜんざいを味わう。今日もいい日だ。
さて帰ろうかと思うが、その前に明神池を見たい。以前は池の水と雪がいい具合に風景の中で溶け込んでいたのでそんな景色を
楽しみに来たのだが明神池と思われる辺りに来ても何もない。あれ?全部雪で埋まっている。木のない単なる平地である。あらら
雪が多いと全部隠してしまうなあ。しょうがない帰ろ。
いろいろ歩いてみたい気もするが、それは新たなラッセルを意味している。これはなかなかしんどい。おとなしく帰ろうかな
来た道をてくてく歩く。雨乞いへの分岐来るがトレースがない。駐車場で会った人はどうも雨乞いには向かわなかったようだ。
団体さんの足跡もない。皆どこへ行ったのかな。
根の平峠を過ぎまたブナ清水の分岐へ来る。やはりトレースはない。時刻はまだ1時を回ったばかり。行って行けないことは
ないなあと思うものの行くのはしんどそう。しばらく考えるがやっぱり今日はやーめたとなる。まあ無理するほどのことも
ないだろう。
そしてあとは帰るだけ。途中でテントはまだあって撤収の準備をしているところだった。どこまで行ったんだろうね。
その後駐車地に戻ると雨乞いに行くと言っていた人と又会う。結局は雪が多すぎたしトレースもなかったので止めたのだそうだ
まあそれが正解かもしれない。無理することはないのだ。
雪が解けた午後の駐車地では心配した車のスリップもなく難なく出発で来た。
kasaya