今日は行き先は迷う事無く決まった。何気なく思いついた赤ゾレ山と木梶山を一直線で結んでみよう。
普段は尾根を辿ったり、谷を辿ったりするだけなので幾つかの谷尾根を横切って歩く、こんな歩き方も面白いかも?
地形図に赤線を一本記入して持った。
【 日 付 】2011年7月24日
【 山 域 】北部台高
【メンバー】ひとり
【 天 候 】くもり時々薄日も・・のち雨
【 ルート 】木梶三滝P6:50-地蔵谷出合い7:35-赤ゾレ山9:20~9:40-木梶山12:05-ゼイノ谷13:00-地蔵谷出合い13:50-木梶三滝P14:55
櫛田川の濁った水を見ながら走る、今回800ミリ近い雨が降ったのでかなりの水が出たのであろう。
木梶林道に入るが先日の台風による大雨の被害が心配だどこかで崩壊や落石があるかもしれないと今回はキワラ滝の横に有る木梶三滝巡り用の駐車地に車を止めて歩いていく、思った程被害は無いようだ、これなら車で入れば良かったかな?と思っていたら雨による溝が以前よりさらに深くなっている、上手くまたげば通れるのだがさらに上では溝が道を横断しているので私の車ではここから先は無理のようだ、それでも大雨後に入ってる車もあるようだ。
鳴滝の駐車地には今日は車は無い。水量が多いので轟々と音を響かせて滝の水が流れている、林道横の小滝も豪快にしぶきをあげているよ、地蔵出合いは渡れるのだろうかと気になる。
往路赤ゾレ山へは、今日は地蔵谷を上がりCa940から左叉に入り赤ゾレ山北東尾根と北尾根の間を稜線近くまで詰上げる谷を取ってみる事に。
出合いはそれ程水量の増加は無く難なく渡れた、今日は涼しくて虫も殆んどいないではないかと喜ぶ。左叉に入ると癒しの谷が広がる、何か見覚えが有るみたいだけど初めてのはず。Ca1030の叉で左に入る水流は一旦切れるが再び細い流れが出だす、良い雰囲気の谷は続くが標高1100m越えのあたりからやはり虫が増えてくるやがてコケむす岩を登るといよいよ源頭部の雰囲気、やはり見覚えが有る様な、どこにでも有る雰囲気なのだろうか、最後は浸食地の前線部で谷地は収束した稜線まではあと2~30m位だった。やっぱりここ登った事有るかもしれない?
赤ゾレ山の山頂に到着、誰もいない、空はどんよりガスっぽい。ザックをデポして下に降りてみる先週見つけたお頭付きはそのままだ、山頂のオブジェにしょうと手に持って赤ゾレ池の撮影、今日は池に景色が映ってきれいだな。山頂に戻り鹿のお頭を木に付けた。虫が多いので今日は頭から被るネットも持って来た、フードと二重に被ると効果は有る様だ。
さてここから木梶山に一直線に向かうよ、9:40分スタート、まずは北東尾根を下っていく、地形図片手にこの辺りかと地形を読むが、行き先が見えないだけに真っ直ぐ進めない、時々GPSと照らし合わせ修正していく尾根芯をはなれ小尾根に向かうがすでに違う尾根に降りてしまってる、修正。降りた谷は先週通ってる谷なんだけど、あらぬ方向から降りるとさっぱりどこか判らない。ここから木原谷中間尾根の裾をトラバース、雨後でぬかるむ斜面にてこずる、植林地では放置間伐材で思ったように歩けない。
10:40木原谷左叉谷に着地、ここから枝谷に入り急斜面のトラバース気味の登りとなる、樹相は良いのだがこの斜面はいただけないな。登り切るとヤシオ尾根の穏やかな鞍部だった(10:40)、樹木の間からは木梶山が良く見える様になった。
再び急斜面の下り、斜めから小尾根が入ってくるので乗り越ししなければならない、再び植林地になりゼイノ谷に出た(11:35)降りてきた所を眺める、まず山歩きで歩く人はいないだろうなとおもった。
ここから木梶山への登りはほぼ枝谷に沿っているので楽だ、滑の岩盤の細い谷を詰め尾根に上がる後は三角点のピークに上がるだけ。見た目でピークを目指したら偽ピークだったよ修正しながら木梶山に着いたのが12時を回っていた。
木梶南峰を通りツリ尾根に出て昼食、やはり虫の襲来が激しい、ネットを被ったままで中に手とパンを入れて食べる、あたりにはシャラかヒメシャラなのか見分けが付かないが沢山花を付けている、白い穂状の花はリョウブだろう良い香りを漂わせている、これで虫がいなければ最高なんだけど、それでもいつもよりゆっくり休んで、もう時間も無いのでここからゼイノ谷に下る、こちらにもシャラの落花が沢山ここの花はでかいな、椿並みの大きさだよ。植林自然林堺を降りて谷に降り立った。対岸の尾根はヤシオ尾根からの迷い易い尾根なんだ、ぐ~さん一度降りていたよな、あの頃は未だ山に入ってそんなに経っていない時だった、ヤシオ尾根下るのも躊躇いていた頃が懐かしいな。
そのままゼイノ谷を下り戻りました、林道脇のあわ立つ小滝を見たり、橋の下流の豪快な滝に降りたり寄り道、こんな滝や淵をグーさんナズナさんは遡ったんだね、今日なら押し流されるのかな?
鳴滝の駐車地手前でチェーンソーが鳴り響く、林道上で間伐のようだ、落とされないように上を見ながら小走りに通過、タイヤ痕は作業者の方達だったのだ、林道を戻っていると今にも鳴きそうな空からポツリポツリと落ちだした。そらの明るさから大降りは無いだろうと歩いていると雨粒が大きくなってきた、車までが遠いのだ。
もう少しのところで本降り、作業者も早々に帰っていく。車に着いた時には土砂降りだ、服を脱ぐ暇も無く、ザックを押し込み濡れたまま車に入った。まぁどうせ着替えるんだから濡れてもいいけどビショ濡れだわ。
着替えていると小降りになってきた、滝の水で行水でした。今日はブトに腕二箇所、まぶた一箇所、でも免疫できてきたのか直りが早くなってきてます。
出来た軌跡はこれ、あまり直線にはなって無い様な
(尾根、谷の名前はうろ覚えなので違ってるかも、ご指摘を)