秋晴れが約束された1日、朝明キャンプ場から愛知川、下谷尻谷、お金明神を周回することにした。このコース、半分以上は通常登山道歩きだが、こんな日は普通の登山道を歩くのも楽しいだろう。
【 日 付 】2016年9月10日(土)
【 山 域 】鈴鹿 愛知川水系
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】 朝明駐車地 7:40 --- 8:38 ハト峰峠 --- 9:13 愛知川出会い --- 10:00 谷尻谷出会い --- 11:40 コリカキ場 12:15 --- 12:35 お金峠 --- 12:57 愛知川 --- 13:17 大トロ --- 13:50 中峠 --- 14:42 駐車地
久しぶりにすっきりと晴れた秋晴れの朝、朝明キャンプ場の有料駐車場にはそれなりの数の車が停まり、皆さん山歩きの準備をしている。駐車料金500円を払って出発。林道を道なりに上がっていき、石積み堰堤の所を登山道に入る。愛知川に出るときはいつも林道をそのまま上がっていくので、この道は久しぶりだ。
ハト峰峠に上がり、ヒロ沢を下っていく。隣に沢が流れているので面白そうだったら沢を歩こうかとも思ったが、単なるゴーロのようなのでそのまま登山道を下る。愛知川出会いの手前で大きな滝があった。覗いてみるとクライムダウンできそうにないので、ここもパス。
愛知川出会いでハーネスを装着し、右岸登山道を歩いていく。しばらくはゴーロなので沢に入らなくていいか・・・と思ったのだが,やっぱ沢の流れを横にして入らないのは寂しい.七丈渕の下で入渓することにする.今日は水量が結構多いので,どんぶらことキャニオニングで下れそうだ.天狗滝近くに来ると釣り人発見.邪魔をすると悪いので,対岸から目につかないように通り抜ける.
- 7丈渕
天狗滝はいつも飛び込みで通過するのだが,見ると釜には土砂が溜まって結構浅くなっている.それに単独で飛び込んで心臓麻痺でも起こすと目も当てられないので,ここはおとなしく巻き降りることにする.ちょっと上がると登山道があり,ここからロープで天狗滝に降りる.このロープ場は初めてだったが,結構スリリング.固定ロープを使うときはいつも切れたらどうしようかと思ってしまう
- 天狗滝
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上から見た通り,天狗滝の釜は土砂で浅くなっているが,水量が多いのでとても突破できなさそう.大岩の上でシュークリームを食べてから再び出発.すぐに谷尻谷出会いに着く.いつも写真で見る出会いのCS滝.登れるかなと思って近づいて見るけど,やっぱり難しそう.こんなところで勝負してもしょうがないので,少し下流からおとなしく巻くことにする.
- 谷尻谷出合の滝
ここから先は初めての領域だ.愛知川流域の谷らしく,明るい花崗岩の渓.なかなかいい渓だ.周囲の風景を楽しみながらゆっくりと遡行していく.先行者がいるようだ.
2丈CS7m滝.一見左側から登れそうだったので近づいてみるが,いずれのバンドもハングしていて登れそうにない.一旦引き返して全体を眺めると,右側に虎ロープが見えた.なるほどここから登るわけね.この虎ロープ,切れると嫌なので最低限の加重をかけて突破する.
- 2丈CS7m滝
大釜を持った2mほどの斜滝.右側から簡単に巻けた.
- 大釜を持った斜滝
右側から水が落ちてくる岩堤の滝.ここは左側のリッジを登ると簡単にクリアできた.2丈CS滝にしろ,岩堤の滝にしろ,なかなかいい滝だ.
- 岩堤の滝
2段5m滝は右側から簡単に巻けるが,ここは中央突破.ああ,面白かった.
- 2段5m滝
先行者の足跡がだんだん明瞭になってくる.二人組で,一人はフェルトソール,もう一人はラバーソールのようだ.michiさんたちも今日は谷尻谷へ入るはずだが,彼らは釣りをしながらだからこんなに早いはずがない.コリカキ場で先行者に追いつく.中年のカップルだった.滋賀県の山岳会の人だということだ.女性に「やぶこぎネットのシュークリームさんですか」と聞かれる.私の名前も多少は知られるようになったのだろうか.まあ,沢を単独で歩いている人はそんなに多くはないだろうからね.
コリカキ場で短い昼食を終え,お金峠に向かう.ここも初めてのコースだ.道ははっきりしないが,テープが頻繁にあるので迷うことはない.お金峠の手前で若者4人グループとすれ違う.今日はコリカキ場でテン泊の予定だという.テン泊にしては荷物が小さいけど,タープか何かで泊まるつもりだろうか.
お金峠を越えるとお金明神.ここも初めてだ.写真で見た通りの天狗の顔をした自然石.なるほど,こういうところなのね.
- お金明神
お金谷を下り,右折して大トロに向かう.大トロ近くに来ると,大勢のグループが水遊びをしている様子.子供のものらしい嬌声が聞こえるところを見ると,子供連れのキャンプだろうか.
詮索してもしょうがないので,そのまま通過し,中峠に上がる.中峠では早速二組の登山グループと遭遇.やっぱ人気の鈴鹿だねえ.中峠から朝明に降りて今日の山行を終了した.
秋の色が濃くなってきた快晴の1日,明るい愛知川から下谷尻谷にかけての沢歩きと山歩きを楽しむことができた.しばらくは家庭の都合で泊まりの山行はNGだが,11月になればまた沢泊ができるようになるだろう.その時を楽しみに,しばらくは近場のお手軽沢を楽しもうと思っている.
秋晴れが約束された1日、朝明キャンプ場から愛知川、下谷尻谷、お金明神を周回することにした。このコース、半分以上は通常登山道歩きだが、こんな日は普通の登山道を歩くのも楽しいだろう。
【 日 付 】2016年9月10日(土)
【 山 域 】鈴鹿 愛知川水系
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】 朝明駐車地 7:40 --- 8:38 ハト峰峠 --- 9:13 愛知川出会い --- 10:00 谷尻谷出会い --- 11:40 コリカキ場 12:15 --- 12:35 お金峠 --- 12:57 愛知川 --- 13:17 大トロ --- 13:50 中峠 --- 14:42 駐車地
久しぶりにすっきりと晴れた秋晴れの朝、朝明キャンプ場の有料駐車場にはそれなりの数の車が停まり、皆さん山歩きの準備をしている。駐車料金500円を払って出発。林道を道なりに上がっていき、石積み堰堤の所を登山道に入る。愛知川に出るときはいつも林道をそのまま上がっていくので、この道は久しぶりだ。
ハト峰峠に上がり、ヒロ沢を下っていく。隣に沢が流れているので面白そうだったら沢を歩こうかとも思ったが、単なるゴーロのようなのでそのまま登山道を下る。愛知川出会いの手前で大きな滝があった。覗いてみるとクライムダウンできそうにないので、ここもパス。
愛知川出会いでハーネスを装着し、右岸登山道を歩いていく。しばらくはゴーロなので沢に入らなくていいか・・・と思ったのだが,やっぱ沢の流れを横にして入らないのは寂しい.七丈渕の下で入渓することにする.今日は水量が結構多いので,どんぶらことキャニオニングで下れそうだ.天狗滝近くに来ると釣り人発見.邪魔をすると悪いので,対岸から目につかないように通り抜ける.
[attachment=0]P1050741.jpg[/attachment]
天狗滝はいつも飛び込みで通過するのだが,見ると釜には土砂が溜まって結構浅くなっている.それに単独で飛び込んで心臓麻痺でも起こすと目も当てられないので,ここはおとなしく巻き降りることにする.ちょっと上がると登山道があり,ここからロープで天狗滝に降りる.このロープ場は初めてだったが,結構スリリング.固定ロープを使うときはいつも切れたらどうしようかと思ってしまう
[attachment=1]P1050743.jpg[/attachment].
上から見た通り,天狗滝の釜は土砂で浅くなっているが,水量が多いのでとても突破できなさそう.大岩の上でシュークリームを食べてから再び出発.すぐに谷尻谷出会いに着く.いつも写真で見る出会いのCS滝.登れるかなと思って近づいて見るけど,やっぱり難しそう.こんなところで勝負してもしょうがないので,少し下流からおとなしく巻くことにする.
[attachment=2]P1050749.jpg[/attachment]
ここから先は初めての領域だ.愛知川流域の谷らしく,明るい花崗岩の渓.なかなかいい渓だ.周囲の風景を楽しみながらゆっくりと遡行していく.先行者がいるようだ.
2丈CS7m滝.一見左側から登れそうだったので近づいてみるが,いずれのバンドもハングしていて登れそうにない.一旦引き返して全体を眺めると,右側に虎ロープが見えた.なるほどここから登るわけね.この虎ロープ,切れると嫌なので最低限の加重をかけて突破する.
[attachment=3]P1050757.jpg[/attachment]
大釜を持った2mほどの斜滝.右側から簡単に巻けた.
[attachment=4]P1050761.jpg[/attachment]
右側から水が落ちてくる岩堤の滝.ここは左側のリッジを登ると簡単にクリアできた.2丈CS滝にしろ,岩堤の滝にしろ,なかなかいい滝だ.
[attachment=5]P1050764.jpg[/attachment]
2段5m滝は右側から簡単に巻けるが,ここは中央突破.ああ,面白かった.
[attachment=6]P1050768.jpg[/attachment]
先行者の足跡がだんだん明瞭になってくる.二人組で,一人はフェルトソール,もう一人はラバーソールのようだ.michiさんたちも今日は谷尻谷へ入るはずだが,彼らは釣りをしながらだからこんなに早いはずがない.コリカキ場で先行者に追いつく.中年のカップルだった.滋賀県の山岳会の人だということだ.女性に「やぶこぎネットのシュークリームさんですか」と聞かれる.私の名前も多少は知られるようになったのだろうか.まあ,沢を単独で歩いている人はそんなに多くはないだろうからね.
コリカキ場で短い昼食を終え,お金峠に向かう.ここも初めてのコースだ.道ははっきりしないが,テープが頻繁にあるので迷うことはない.お金峠の手前で若者4人グループとすれ違う.今日はコリカキ場でテン泊の予定だという.テン泊にしては荷物が小さいけど,タープか何かで泊まるつもりだろうか.
お金峠を越えるとお金明神.ここも初めてだ.写真で見た通りの天狗の顔をした自然石.なるほど,こういうところなのね.
[attachment=7]P1050777.jpg[/attachment]
お金谷を下り,右折して大トロに向かう.大トロ近くに来ると,大勢のグループが水遊びをしている様子.子供のものらしい嬌声が聞こえるところを見ると,子供連れのキャンプだろうか.
詮索してもしょうがないので,そのまま通過し,中峠に上がる.中峠では早速二組の登山グループと遭遇.やっぱ人気の鈴鹿だねえ.中峠から朝明に降りて今日の山行を終了した.
秋の色が濃くなってきた快晴の1日,明るい愛知川から下谷尻谷にかけての沢歩きと山歩きを楽しむことができた.しばらくは家庭の都合で泊まりの山行はNGだが,11月になればまた沢泊ができるようになるだろう.その時を楽しみに,しばらくは近場のお手軽沢を楽しもうと思っている.