【 日 付 】11年7月08日(金)
【 山 域 】鈴鹿 イブネ
【メンバー】Kasaya
【 天 候 】晴れ時々曇り
【 ルート 】朝明7:08---8:28中峠---9:05大瀞---10:28ワサビ峠---12:07銚子岳---13:55杉峠---15:00コクイ谷出合い
---16:02根の平峠---16:55朝明
ここのところあまり山にも行っておらず運動不足。おもいっきり歩いてみたいと思って、イブネを選択する。最初はワサビ峠から
北谷尻そして銚子ヶ口経由がいいかなあなどと考えていた。イブネの頂上辺りは暑くてもそれ以外は谷歩きも多い。水はそこそこ
あって涼しかろうなどとのんきに思っていた。
7時に朝明着。平日のため先着の車はない。管理人もいなければいいのだが、すぐに近づいてきた。どちらへと聞かれるので
イブネと答えると、最近イブネへ行く人が多い。いいとこらしいですねえとの答え。この時期でも行く人がいるようだ。
自分のことは棚に上げ、この暑いのによく行くなあと思う。いいとこなのは確かだが、皆はどこに惹かれているのだろう。
まずは整備された道を中峠へ向かう。前回、雪の中アケボノ滝を過ぎた後ルートを間違え変なところへ飛び出してしまったのだが
どこで間違えたのだろうと探るつもりで歩くが、すんなりと中峠に到着してしまった。分からずじまいだ。
- 梅雨の明けた中峠
中峠で腰を下ろす。暑い日だ。朝明を出るときは曇っていたがいつの間にか晴れ上がっている。暑くなりそう。(まさか今日
梅雨明け宣言が出たとは知らなかった)しかし西側から来る風はほんのりと心地よい。今日は長丁場なのでゆっくりはできず
大瀞にむかって歩き始める。直に着いた大瀞は昨日の雨でかなりの流量だ。とても飛び石で渡れないのであっさりと靴を脱ぐ。
すると足の甲に今まさに食いつかんとするヒルを発見。途中でも10匹程度を駆除したが、まだいたらしい。今年は多いのか
それともこんなコースを歩けば誰でも取り付かれるのだろうか。
大瀞を渡って愛知川左岸を行く。ここはいつもチンタラ行ける好きなところ。日差しはきついが樹林の中なのでさほど気に
ならない。むしろ吹く風の涼しさが心地よい。そしてオゾ谷出合いからワサビ峠に向かう。ここも緩やかな谷で歩きよい。
ただやっぱり暑いし、運動不足が堪えてきた。ワサビ峠に向かう最後の急登はもうフラフラ。やっとの思いで到着。ヤレヤレだ
さてと今の時刻は10時30分。思案のしどころである。当初予定の北谷尻へ向かうか、それとも直接クラシに向かうか。行って
いけない時刻でもないが、身体が少し参っている。コリカキ場へも行きたいし、水舟の池も見たいそんな思いが交錯する。
しばしの葛藤のあと結局やーめたとなる。体力的にもきつく、焦っていっても面白くなかろうと自分に言いきかす。
心が決まれば後は楽。随分時間に余裕が出てしまった。北尾根を登りさえすればクラシ、イブネである。そう思うと
このワサビ峠で又ゆっくりしてしまった。
- 北尾根を行く
北尾根は何度か上り下りしている尾根である。何時もなんでもないのだが今日はやけに長く感じる。やっぱりバテてるのかなあ。
クラシまでがとてつもなく長く感じた。まあ足を前に出していればいつかは到着できると分かっているので黙々といく。そしてついに
イブネの平坦な台地の端のクラシに着く。思ったより時間がかかったなあという印象であるが、コースを短縮したのでまったく
問題なし。さあ銚子まで行って昼飯にしようと歩き出す。
銚子のピークはイブネはクラシそしてイブネのオヘソ辺りが一望できていいところ。適当な木陰を見つけて大休止。冷えた
ビール(ノンアルコール)がすごくおいしい。虫が若干出てきた感じなので持参したベープマットのスイッチを入れる。これって
効果あるのかな。ただ余り虫が寄ってこない感じなので幾分かはよさそう。先日の御池では虫が寄り集まってきておちおち昼飯も
食べることができなかったのだ
食事の後はゴロンと寝転がってみた。太陽は雲から顔を出したり引っ込めたり。木陰にいれば殆ど気にならない暑さである。
やっぱりコースを省略して良かったな。山歩きはノンビリと行くのが贅沢なのだなどと一人悦にいる。
しかし貧乏性の自分はやっぱり起き出して歩き出す。イブネのヘソに向かってみる。昨日の雨ものせいもあり水量は豊富だ。
こんな頂上近くにあって水のある場所。サンチョさんに教えたら早速テント泊したようだが、私も是非ちかじかやってみよう。
そしてイブネへ。何もない頂上はひたすら暑い。ただ以前は裸地だったところに少し日本庭園のような苔が生えたり草が茂ったり
して裸地が消えている。これはまた再生への一歩なのだろうか。いつの日かまたすごい笹薮になるのかな。いずれにしろ草木で
地面が覆われているのを見ると少しホッとする。
- 夏空と雨乞岳
この後は杉峠から愛知川に出て帰るだけ。ブラブラと歩くがどうにも調子がでない。何度も休憩しフーフー言いながら駐車地に
もどった。靴下を脱ぐと2箇所ほどやられている。やっぱりヒルにはかなわないなあ。
Kasaya