もうひとつレポアップです。
日 程:7月2日
コース:林道分岐(02:50)-双子池(07:35)-△2082.7(09:10)-南白山(11:45)-別山付近(14:25)-南竜分岐(16:10)-平瀬分岐(17:30)-登山口(19:45)
場 所:
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx ... &l=1364719
タイトルだけでコースを予想できた人はビョーキでしょう。
当初は海の日を絡めて、花のある時期に1泊か2泊で周回しようかな、なんて考えていました。GWにアワラ谷左岸尾根を歩いてみると、ヤブが薄くて道がありそうな雰囲気満々でした。双子の池まででしたら無積雪期にピストンは無理なくできそうだと思いました。P1593経由でアワラ谷から下る周回コースがよそさうな感じです。沢靴、持って行きます。もう一つ気が付きました。仮眠なしで出発、闇下予定なら、別山まで・・・・
大白川林道を進んで行くと、アワラ谷林道入口に車が一台。釣りでしょうね。ここでいったん止まってコースを検討するつもりでしたが、気持ちが確定しました。大白川ダムへ自転車デポすることにします。
長い林道を往復の末、夜、02:50、ぼちぼち出発します。眠さはさっぱりありません。そういうテンションなのですね(;_;)。空を見上げれば星が見えます。今日一日いい天気だったらいいですね。
尾根末端から取り付きます。地形図には記載がありませんが、アワラ谷林道からアワラ谷を渡る橋があり尾根末端まで道がついています。
ちょっとヤブを掻き分けて高度を上げて行けば一面ブナの森が始まります。新緑か紅葉の時期にでもゆっくり散策したくなる場所です。前を見ても横を見ても、後ろを振り返っても大きなブナに囲まれた森が続いています。
ダケカンバやオオシラビソの巨木も姿を現します。このあたりも思っていたとおりです。笹が濃い場所もありますが、薄い場所もあります。獣道がでてきたりもします。
進んで行けば右手の下の方に静かな林に囲まれた小さな池が見えます。。おりていくと、苔はありませんが、ヤブもあまりありません。いいところです。
そのまま進んでP1985の南斜面。花が続くことを期待していましたが、気がつけば通り過ぎていました。次の池は、笹の中に水溜りがあるというそれだけでした。
その先を進めば、身包み剥がれてしまった三角点です。残雪の時はよい眺めだったのですが、林に囲まれてとくに何か見渡せるわけではありません。
今の時間でしたら正午までに南白山に到着できそうです。暗くなるまでに南竜に到着できればいいと思っていました。迷わず西に進みます。哀しいことにこの先、道はありません。頑張って進むだけです。時折南斜面に笹ではなく草原が続きます。キスゲがつぼみを膨らませていました。花を咲かせたハクサンチドリもありました。
南白山近くの緩い斜面あたりにつけばヤブはどんどん薄くなります。三角点をチェックして少し進んだところにある草地で一息です。ここから別山はまだしばらくあります。
長くなりますので割愛しますが、へとへとになって登山道に到着したときは、ようやくという気持ちでした。4年ほど前、南白山に来たときは別山まで3時間20分を要していましたが、今回は疲れていたのに2時間40分でした。また、道なしと書いていましたが、熊道が走っているのが分かりました。笹ヤブも膝ぐらいまでのところが多く、さして濃くないと感じました。慣れでしょうか・・・増えてもうれしくない経験値です。
ここからまだ大白川までの長い道のりが待っています。登山道両脇にはコバイケイソウ、ハクサンイチゲetc花が続きますし、もし晴れていれば白山の眺め。なんでわざわざ東尾根から周回しているのか訳分かりません。体に悪いだけです。
平瀬道分岐からは下るだけです。ガスのため眺望はありませんでしたが、高度を下げたときには、あたり一面にブナのシルエットが浮かんでいました。
登山口からは自転車で爽快に下ります。やっぱり自転車っていいですねって思います。