たそがれさん、こんにちは
昨夜8時32分南西の空に現れた油井さんの乗るISSが頭上を通過し、北東の彼方に消えていきました。
好天でよく見えました。
ついこの間、読んだ本の影響で貴殿の「茨川の話」をこっそりしっかり見てました。
息をひそめて、そう、あの鑑定人にように、分からないようにしていたのに、なんで。
わざわざ、彼の地まで足を運んでレポまで挙げられるとは、奇特な御仁や。
エスパーじゃないんだから知りまへんがな。つーか、何でこっそり見やなあかんの?
ちなみに私は奇特ではありません。どちらかと言えば打算で動くような・・(^^)
同行のH君は某社の取締役で、ときおり工場の騒音問題やらで地元と折衝するわけですが
そこの自治会長が茨川出身の方だそうです。で、H君も茨川行ってきましたという話から個人的信頼を築けば
風当たりも多少和らぎはしないかという計算もあったのでしょう。
こんな時季に?なんですが、ちゃんと動機も覚悟もあるんだ。
動機には上記のように多少不純と言うか生ぐさいものを孕んでいるわけですが
私はたんに伊勢谷の現状を見たかっただけ。つまり同床異夢というわけです。
それにしても、ガイドブックでもこの時季のこの山域への入山は諌めているのに、わからんもんや。
むろん本人は対象外です^^。体を張ってエラい目に遭ってこなければ注意も書けません。
堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ読者ノ爲ニ太平ヲ開カムト欲ス
ついにこの隧道も歴史に埋もれてしまった。残念至極だ。
>なんでもがなくなっていく、忘れられていく。人の世の常とはいえ。
もう見られないというのは、残念だけど、いい加減でも記憶はあるから。
現物がなくなり、やがて記憶からも消える。残念だけど、きわめて自然なことですね。
過去に執着しすぎて文化遺産の保全に莫大な経費を注ぎ込むのもどうかと思います。
資料や写真を保存しとけばいいでしょう。今はデジタルアーカイブで場所とらないし。
歴史家や考古学者の大半は自分の好奇心を満たすためにやっているわけですが
趣味ならそれで結構。高尚でよいご趣味です。
しかし給料もらってやってる人は過去を暴くだけではなく、その成果を現在や未来の人のためにどう生かすか
という視点がなければいけないと思います。そうじゃなきゃただの道楽。
願わくば歴史を調べる人より、歴史を作る人になりたい。もう無理だけど(^^)
ヒルがわらわらと寄ってくる。梅雨時にこんな所へ承知で来るとは我ながら阿呆である。
>そこでそれを言うと値打ちが下がりますがな。
そもそも下がるような値打があらば
昔はゴミなんかちょっと土を掛けておけばOKみたいな風潮だったようだ。
三平が「なんてマナーのいい人だろう」と感心する場面があったが、いまならトンデモヤローである。
>こんな記述に、時代を読む貴殿の鋭い目が感じられて、感心します。
もひとつ思い出すのは刑事ドラマで、張り込み中のタバコポイ捨てが当たり前だったこと。
警察自ら迷惑行為禁止条例違反ってどないやねん。
昔は自治体のごみ収集なんか来なかったし、村共通のゴミ捨て場があって、分類もせずそこに放り投げていました。
それで済んでいたのは身の回りの物の大半が自然素材でできていたからでしょうね。
将来人類を滅ぼすのは分解しない有毒なゴミや廃液でしょうね。
爆発や車の破壊でわざわざ大量のゴミを生産している映画が気になって楽しめません。ビンボー症でしょうか?
ここは立派な堰堤とその横の整地された部分で、峠までの道は簡単と思ったのですが、外しました。
ひとりの山歩き人を道迷いさせた、それだけで工事の失敗は明らかです。
外すほうが難しいと思われますが・・・詰めで沢を辿ったのでしょうか?
茨川には誰もいなかった。特に変わった様子もなく名大小屋も八幡工業の小屋もまだ倒壊の恐れはない。
>そうかなあ。使われないとダメでしょ。
空き家がダメになるのは風が通らないからで、隙間だらけの名大小屋は湿気はこもらないと思われます。
あと昔より積雪が少なくなったのも有利ですね。
釣りキチさん、ツチノコさんのフットワークは軽かっただけではなく、根っからの人やね。
渓流釣りは都会じゃできないから、素石は日本中の山村文化や自然を誰よりも多く見てきたことになります。
容赦のない日本列島改造に心を引き裂かれたことでしょう。反骨精神もユーモアもある人でした。
ただ親や夫としては人間失格。
人嫌いでけん介な雰囲気があったのでやめておいた。
>同類やな。
山歩きする人は多かれ少なかれそういう面を持ってますね。変わり者。
特に一人で歩く人は他人に介入しないし、介入されたくもない人。一人上手。
私も単独が気楽でいいですが、近頃は単独では「めんどくさいからやめた」となるので人と歩きます。
約束があればイヤでも登らねばならない。
そうそう、きっかけの本は河出文庫から、サンカ小説傑作選『サンカの民を追って』。
田山花袋や堺利彦、葉山嘉樹などといった文学史上の作者の感性が今と変らないこと。
サンカを国民に組み込んだのは、戦争による国家総動員体制だった。
筒井姓やら、木地師やら、つながるものはいっぱいあるような。
たそがれさんは本もたくさん読んでおられるようで勉強家ですね。
私は昔ほど本を読まなくなって、白痴化が進行しています。
山窩ですか。これについては謎が多いですね。もはや忘れられた集団。
サンカこそ日本の正統な先住民族という説もありますが、私は大和朝廷による迫害とかそんな古い話ではない気がします。
そんな長い期間独自性を保てるでしょうか。
ハリマオ