- わいわいと渋川
先日のびわ爺の渋川レポ。私がまだ行ったことがない鈴鹿の渓だったので、リベンジしたそうなびわ爺に声をかけてみた。他に行く予定があるとの事だったが、なんとか予定を工面してもらって一緒に行けることになった。それじゃということで、先日の元越谷メンバーに声をかけたら3人が集まった。ところが,前日にびわ爺からメールが.「体調不良のため,昨日から入院」.まあ,沢中で発作が起こるよりはずっとマシか.ということで,びわ爺抜きの沢行となった.
【 日 付 】2015年7月25日(土)
【 山 域 】鈴鹿・愛知川水系
【メンバー】バーチャリ、たそがれ高洋、O氏、カメ、ブッチ、シュークリーム
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】愛郷の森駐車地 8:50 --- 9:30 最初の3m滝 --- 10:35 8m滝 --- 11:25 CS3m滝 --- 11:55 難物の3m滝 --- 13:50 遡行終了 --- 14:30頃 駐車地
愛郷の森キャンプ場奥の駐車スペースに8時半に集合.私以外は沢初心者とのこと.とくにブッチさんは初沢.さて,このメンバーで渋川を突破できるのかねえ.ちなみにあらかじめ調べた資料では,沢ナビで3級の沢になっている.確かに,各種のレポを読んでも,沢初心者が行けるようなレベルじゃないし.登攀道具のフル装備で臨むことにした.
と言っても,短い沢だし,エスケープスートもあるので,しっかり遊んできましょうね.最初は大人しそうな渓.堰堤を三つ越えると最初の3m滝がお出迎えだ.なるほどこの滝なのね.ブログの写真で見るよりはずっと小さく見えるけど.沢ノボラーなので,可能な限り水線突破を目指し,滝の右側に取り付こうとしたのだが,水圧がすごくて触らせてももらえない.沢の女王様は気位が高くていらっしゃる.触るくらいはいいのにね.あっさり水線突破を放棄して,左側のおにぎり岩にとりつく.そんなに高い岩じゃないけど,落ちると痛そうなので,誰かにビレイを頼むが,だれもビレイしたことがないという.しようがないので,メンバーの中で最も頼りになりそうなカメさんにビレイの仕方を教えて取り付く.これじゃ,落ちられないわねえ.取り付いてから気がついたけど,意外に渋い岩だった.クラックにカムを二つもかませて,A0で突破.
- 最初の3m滝
あとはロープを下ろして,皆を引き上げる・・・はずだったのだが,1番手のバーチャリさんがなかなか上がれない.しょうがないので,残置ハーケンにスリングをかけて,2重のビレイで上がってもらうことにした.バーチャリさん,なんとか突破.次のたそがれさんはいったん撤退.ブッチさんは一番年若だけあって根性で上がってきた.たそがれさんもなんとか成功.O氏は敗退.カメさんが付き添って巻き道を行くことに.カメさん,すみませんねえ(^^;).Oさん,体重落としましょうね.でも,みんななんで上がれないの?私は上からビレイしながら見ているだけなので,下の様子がよくわからない.あとで,カメさんがポツリと,「体を岩から離さないと上がれないですよねえ」.なるほど,みんな怖くて岩にしがみついていたわけね.それじゃ,上がれないわなあ(^^;).
- バーチャリさんへつる
次の8m滝も左側の岩を登る.ここは1ヶ所だけ,1mほどの垂壁を突破すれば簡単なので,残置スリングと私が出すお助けスリングを使って登ってもらう.
- 8m滝
次のCS3m滝はあっさり右岸巻き.今度来る時までお預けね.
- CS3m滝 ここは巻き
次の深い釜を持つ3m滝は,右岸の岩を登ると簡単そうだったが,あえて左岸の壁を登ることに.カメさんとブッチさんはなんとか自力で登ってきたが,やぶこぎメンバーは苦戦.私が出すお助けロープに,カメさんの助けをプラスしてなんとか,クリア.
- 頑張るカメさん
さて,次が難物の3m滝.ここはなんとか左岸の岩を越えようとするが,ツルツルで手が出ない.しばらくもがいてみたが,私にはちょっと無理.仕切りなおして右岸の岩を登ることにする.今度もカメさんにビレイを頼んで登る.一ヶ所,残置スリングに支点をとってクリア.後続を引き上げる.今回は皆さん,苦労しながらも一人も落伍者を出すこともなく,全員クリアした.カメさんは余裕で登ってきた.流石だねえ.
- 難物の3m滝
下りが剣呑なので,ここは懸垂下降で降りることにする.びわ爺からの宿題,「懸垂下降も教えてあげてね」,をここで果たすことができた.みなさん怖々だったけど,なんとかクリア.まあ,下りられればいいか.このあとはもう怖いところはない.最後はウオータースライダーを楽しんで沢遊び終了.ああ,楽しかった.
- ここはウオータースライダーで遊ぶ
まあ,初心者用の沢ではないと思うけど.技量に応じて,沢の中で岩登り,ボルダリング,シャワークライミングなどいろいろ楽しめて,なかなか楽しい渓だった.初沢のブッチさんは沢登りの楽しさに目覚めてしまったようで,沢をやるにはどんな装備が必要ですかなどと聞いてきた.数年後に立派な沢ノボラーになっていてくれると嬉しいね.
バーチャリさんからは,次はツメカリ谷ねとリクエスト.生返事をしていると「いつ行くの?」と催促.まあ,もう行きたくないと言われるよりはマシか(^^;).