日 付 】2011年6月26日
【 山 域 】台高、大杉谷
【メンバー】単毒
【 天 候 】晴れ時々くもり、ガス
【 ルート 】第一乗船場P 7:30―京良谷出合い8:35―日浦杉駅10:15―日浦杉山三角点11:00―P1143 12:55―第一乗船場P 14:55
久しぶりにまともな山に行けそうだ、あまり天気は良くないようだがまぁいいか、と出かけた。
今日の行き先は日浦杉山、大杉谷が通行止めの間は第三発電所の送水管尾根から遠回りで行った事が有るが、開通した今なら大杉谷の京良谷出合いから尾根を上がれば短時間で上がれるのだろうと考えたのだ。
発電所の手前の第一乗船場の駐車地に車を止める、誰も来ていない様だ。ヒル除けの塩水を長靴に吹きかけて出発。
発電所手前の空き地には神戸ナンバーの車が止まっていた、すでに人影は無い。登山届けを書いてゲートを入る、大日ぐら下の谷は今日は水が有り歩けない、堀通しの道を行く見上げる岩場には黄色い花、近付けないのでテレコンでズームしてみるとどうもキスゲの様だが良く判らない。
足元はコンクリートを流した様なツルツルの斜面が谷に落ちている、道に一匹のシマヘビがいた足で蹴るとクネクネしながら滑っていく、ヘビもあの斜面では止まれず湖水に落ちていった
。
ゆっくりしていると若者6人程のグループがやってきた、後に付くが何か歩みが遅い、それに話も殆んどせずに歩いているのが異常なかんじだ。今日は谷歩きでも暑いので参ってるのだろうか?、途中で抜かさしてもらい川原歩きで進む。若者達は登山道を忠実に歩く。吊橋の所ではなんと一人が渡り終えるまで待っているではないか、今の吊橋は鋼製の頑丈なものだそんな必要は無いだろうと思うのだが・・・山岳会のトレーニングなのだろうか?
青い淵、川沿いの岩場にはサツキが咲き川面にも色を落としている。京良谷出合いに着いて川原で休憩、汗びっしょりなので水で洗う、今日は曇り予報だったがガスは多いものの景色は良く見えているのがありがたい。休憩していても若者達は一向に来ない、もう引き返したのかななんて思ってしまう、きっと獅子淵までは行くのであろうけど。
今日はここから谷を離れ尾根に上がる、少し上がると赤テープが有り、比較的新しいナタでの刈り払い跡が有り誰か登ったのが感じられた。途中岩場が3ヶ所程有った、一ヶ所以外はそのまま登れそうだが左側に巻きルートの赤テープが有るので巻きルートを使う、途中千尋滝が展望できる所が有った。傾斜がゆるみ歩き易くなってくるともう見覚えの有る所に飛び出た。索道のタワーの有る所、今日は上まで登って見ることに。上に出るにはプーリーの中を潜らないと上がれないのだ、細身でよかった。上からは加茂助谷の頭や沖見高が良く見えた。
しばらく林鉄の線路跡を追い尾根を上がり三角点の有る日浦杉山へ、いぜんは無かったプレートが掛かっていた、伊勢の山の会の方(そのままやがな)の物だ、きっと大杉谷から上がったのだろう、それから先不動谷ダムへの分岐ピークまではテープは全くない。
ガスの上がる稜線を進む、P1143までってこんなに遠かったかなの感じ、あわよくばウグイ谷高までと思ったがそんな時間はない。P1143で昼食廻りにはエゴノキやヤマボウシが花を付けていた。
送水管の有る尾根に向けて下る、1000mを割るとガスも切れる、途中新しくロープが張られたり、プラ階段が整備されている、階段は巡視の為のものだろうけど、ロープは登山用なのかなとこの時は思ったのだが・・・。
送水管に出て急な階段を下る、この心境はジェットコースターが天辺で故障して退避の為に非常階段を下りてる感じかな?、パイプに沿って下ってる作業用のモノレールはジェットコースターにはならないのだろうな?とアホな事を考えながら下った。下部で登山道に入るがここには看板が立てられていた「立ち入り禁止」ってね、降りてきてしまったものは仕方ないよね、登山道を下ると入り口近くにももう一本「立ち入り禁止」。ざんね~ん良い周回コースだと思ったけど、行かれる方は他のルートを使ってくださいね。
しかし暑い日でした、めまいがしそうでした、降りてから谷に降りて汗をながしたけど、やはり水は冷たい、これでは泳げません
長靴脱いだら靴下真っ赤、厚手の靴下の上から吸いやがったぞ