山日和導師、お疲れさまでした。
いつぞやのコクイ谷につづき、今度は同方向でバッタリしましたね。なんだか、因縁を感じてしまいます。(いや、インネンつけてるわけやおまへんで~)
シュークリさんと宮指路さんは稲ヶ谷の登山道を忠実に詰めると言うので途中まで同行する。
この登山道は一般道になっているものの、きわどいトラバースを強いられる場所もあって安全な道ではない。沢やバ
リハイ慣れしていなければかなり恐い思いをするだろう。
高巻き道を見送って大滝を見物に行く。2段25mぐらいはあるだろうか、実に美しく見ごたえのある滝だ。鈴鹿でも名瀑
の部類に入ると思うのだが名前がないのが不思議なぐらいである。
戻って高巻きにかかるが、これがまた強烈な登りだ。木の根と固定ロープを頼りに登るが息も絶え絶えである。途中に
また実に嫌らしいトラバース箇所もあって気が抜けない。
じつは、下りはこの稲ヶ谷を下ったんですが…、いろいろあって、駐車地には18時になってしまいました。
稲ヶ谷は初めてだったんですが、あの高巻き道の急登(急下り)とヘツリには肝を冷やしました。いや肝より心臓が狂わないかと心配になるくらい。
その前に、高巻き分岐を通り越してしまい、谷を下ってたらゴルジュになって滝の落ち口へ来てしまい、前途不能。
あの滝が25m滝だったんでしょうか?上段しか見降ろせなかったんですが10mくらいかな?と思いましたが。
とち狂って下らなくて正解でした。降りてたら、今頃はヘリのお世話になってるかも?
- この滝はもう下れない…
休んでいるといい雰囲気をぶち壊す人影が。biwacoさん登場である。南尾根の末端から登って来たらしい。そう言え
ばシュークリさんが下の方で車を見たと言っていたが気付かなかった。
尾根上はガスでまったく視界が利かない。明瞭だった踏み跡もだんだんササが被さるようになってきた。せいぜい腰
の高さなのでまだましだが、夜露なのか昨夜雨が降ったのか、しとどに濡れたササでズボンはグショグショだ。レインパ
ンツを履けばよかった。
南雨乞を過ぎるとササは勢いを増して、だんだん背丈に近付いてきた。目は足元の踏み跡を探しながら手でササをか
き分けて進む。雨乞の西側は鈴鹿の中でもササがまだ元気な地帯だろう。
新緑のブナ林をのし歩くクマさんかと思いましたが、グリーンベレーはいてもグリーンベアはいないやろと、よく見たら山日和さんでした。
南尾根は快適でしたが、あの濡れササには閉口しましたね。雨乞山頂で寒くてカッパを着てもまだ震えていました。
当初は東雨乞からダイレクトに会場へ落ちる尾根を下るつもりだった。(そのために水を汲んで来た) 4人パーティーに
なったのでおとなしく登山道をクラ谷へ下りて会場へ。途中から声が聞こえていたが、会場の「人よりのコバ」(緑水さん
命名)に着いてみるとなんと20人近い人が既に寛いでいるではないか。集合時間前なのにこれだけ集まりがいいのは
久し振りではないだろうか。しかしいつも一番乗りを競っているはずの司会者の姿が見えない・・・
グーさん、グーさん、どこ歩いてたの?
今回はやぶこぎネットがスタートして10周年の記念オフだ。いろんなことがあり、去って行った人もあれば新たに加わ
ったメンバーもいる。これからも構えず自然体でやっていければと思う。
しかしメンバーは確実に10才年を取ったと思うと・・・
山岳会と違って若い血を入れて継承して行くという性格ではないので、次の10年も年を重ねて行くだけなのかもしれな
いが、縁あってここに集った仲間を大事にして行こう。
テラさんに学べば20周年の記念オフにも何とか参加できるかも(@_@;)
三人山から南尾根を下降するメンバーは私と通さん御一行の3人にクロオさんと兔夢さんの計6人だ。通さんとクロオさ
んは武平峠組だが、峠越えで帰る兔夢さんに乗せてもらおうという算段である。
通さんが「山日和さんがちょっと面白いルートを案内してくれるらしい」とメンバーに話していたが、このルートを面白いと
感じるかどうかは個人差がある。
とても面白いとはかんじられないでしょうねえ…。(@_@。
やっと稲ヶ谷の出合へ下り立つと、シュークリさんが手を振っていた。なんとか無事下山完了だ。しばらくすると宮指路
さんも折りたたみ自転車にまたがって颯爽と下りて来た。その自転車を囲んでひとしきり談義が始まる。
なにはともあれ、皆さん無事下山でメデタシメデタシ~(^_-)
で、biwa爺ですが、みなさんに「稲ヶ谷」を刷り込まれたからか、オフ会場の背中の斜面を東雨乞へ登り返し、稲ヶ谷のササの中に突っ込んでしまいました。
大滝からはなんとか高巻き道分岐に引き返したものの、植林の尾根に出てホッとすると、またも色気に負けてしまい、そのまま尾根通しで下りかけたんです。
しかし、あのヤセ尾根のナイフリッジは半端じゃない! ・745ピーク手前でギブアップして引き返しましたが、今度は稲ヶ谷への降り口が見つからない。
だんだん日暮れも迫ってくる。これはヤバイ(@_@;) かといって、どこからでも下れるような斜面じゃないし…。
やっと降り口が見つかったのは17時過ぎ。やれやれと思ったのはその一瞬だけで、降り口から下を覗いて「オー マイ ガー!」(ー_ー)!!
しかし、人間、これしか道はないと分かれば開き直れるもんです。足場を確かめながら一歩一歩下り(それにしても長い!)、なんとか下りきった…
と思ったら、今度は超いやらしいへツリが待っていた。これはロープにすがっての垂直下りよりコワイ。
谷へ降り立った時は、体より頭と心臓のほうがヘロヘロになってました。(@_@;)
今回もオフ会は無事終了。集まってくれたみんなに感謝。
残念ながら来れなかった人も含めて次回も盛大にやりたいものだ。
秋のオフ会、今度は行きも帰りも安全第一で参ります。
~biwa爺