退職後は十分な時間もあることだし、沢登りよりも平日を利用したのんびりテント泊を多くしようかと思っていたのだが、この1年は意外に忙しくなりそうで、平日に二日間の休みを取るのは難しそうな気配だ。どうしようかと思っていた矢先、沢仲間のmichiさんからお誘いがきた。わりばしさんとえっちゃんが加わっていつもの沢仲間4人が揃った。
行き先は養老山地の大洞谷。養老山地の沢には行ったことがないのでよくわからないけど、兎夢さんの記録を読むとそれなりに面白い谷のようだ。沢から帰ってきてネットで検索してみると意外に多くの遡行記録があることがわかった。
【 日 付 】2018年4月8日(日)
【 山 域 】養老山地 笙ヶ岳
【メンバー】わりばし、えっちゃん、michi、シュークリーム
【 天 候 】曇り時々晴れ、時々雪
【 ルート 】大洞林道駐車地 8:30 --- 9:18 最後の堰堤 --- 9:40 第一の門 --- 10:13 第二の門 --- 10:29 第三の門 --- 10:32 F1 --- 10:48 F2 --- 10:54 F3 --- 11:52 三条の滝 --- 12:00 ブルドーザ --- 12:40 林道終点(昼食) 13:00 --- 14:40 駐車地
わりばし号で集合場所に向かっていると鈴鹿の山が中腹あたりまで白くなっている。気温が下がることは天気予報でわかってはいたのだが、ここまで寒くなるとは。モチベーション下がる。上石津町のファミマに集合時刻の30分以上前に着くとmichiさんもすぐに到着。michiさん、お腹でとるし。「ちょっとダイエットせんといかんねえ」。ちなみに私は正月以来ダイエット生活に突入し、2キロほど体重を落としたのだが、あと数百グラムが落ちない。お腹もへっこんだし、脂肪も少なくなっているので、なんで減らないんだろう。これ以上無理に減らすと筋肉が落ちてしまうかなあと思案中。
えっちゃんも揃って、入渓地へ移動。えっちゃんは相変わらず楽しそう。きっと沢登りがいいストレス発散になっているのだろう。大洞林道脇で準備をしていると3台の車が通り過ぎていく。そのうちの1台がバックしてきて、どこへ行くのかと聞いてくる。沢登りだというと、水に入るのかと聞くので、「寒いのであまり水に入りたくはない」と答えておく。みんなの意見では、きっと釣り師なのだろうという。そんならあとで谷中で鉢合わせすることになるのかな?
入渓すると、まずは雰囲気のいい、おとなしげな谷だ。少し進むと最初の堰堤が。michiさんやわりばしさんの話だと何個か堰堤があるという。私は兎夢さんの記録を斜め読みしたくらいで、あんまり予習をしてこなかったので全然わからない。結局、下流側で5つの堰堤を越えることになった。堰堤を越えるのは好きではないけど、かといってそんなに嫌いでもない。まあ、滝を巻くのと基本的には変わらない。いいウオーミングアップだ。堰堤と堰堤の間はおとなしげな沢が続いている。
最後の堰堤を越えてしばらく行くと両岸が垂直に狭まった場所に出る。地図を見ると両岸が切り立っているので、ゴルジュの谷だということは予想できたのだが、いよいよゴルジュ帯の始まりかな。台高ではこういう地形を行合と呼んだりするが、こっちではそう言わないのかな?とりあえず、どこかのネットに書いてあった門という言い方を使わせてもらう。結局、こういう地形が3箇所あった。しかし、ゴルジュ内にはそれほど大きな滝もなく、淡々と進んでいく。
- 両岸が狭く切り立っている
3個目の門を過ぎると最初の滝F1が登場。夏ならば泳いで取り付くところだけど、今日は水に濡れたくないので、おとなしく左岸から巻いていく。一体にこの谷には釣り師がつけたものであろうロープが設置されているので、比較的容易に巻くことができる。しかし、そのロープがだいぶ古くなっているので、全体重をかけるのは憚られる。ロープが切れた時のことを考えて使う必要がありそうだ。
- F1
F2は2段滝。ここも左岸のロープを使って巻いていく。F3も左岸巻き。その後も釜のヘツリなどいろいろ楽しませてくれる。遡行しているうちに白いものがひらひらと落ちてくる。ヤマザクラの花弁かなと思っていたら、雪だった。遡行に夢中になっていて寒いことなどすっかり忘れていた。
- 腰まで浸かって淵を突破するわりばしさん
- F3
三条の滝とブルドーザの残骸を越えるとゴルジュは終わり、周りが開けて明るい谷になる。右岸から林道が近づいてきて、谷に接するところで林道終点。この先はそれほど面白くもなさそうだし、雪も降っているのでここで遡行終了とする。風を避けて昼食。あとは林道をテクテク歩いて駐車地に戻った。山の斜面にはヤマザクラが多く咲いていて、いい花見になった。
- 三条の滝
- えっちゃんの鬼のヘツリ
- ヤマザクラの下を下山
久しぶりのこのメンバーでの遡行。お互い気心も力量もよくわかっているので、言葉がなくてもスムーズに遡行ができて楽しい沢登りだった。最初はそれほどモチベーションが上がらなかったのだが、やっぱりいつもの仲間との沢登りはいい。
退職後は十分な時間もあることだし、沢登りよりも平日を利用したのんびりテント泊を多くしようかと思っていたのだが、この1年は意外に忙しくなりそうで、平日に二日間の休みを取るのは難しそうな気配だ。どうしようかと思っていた矢先、沢仲間のmichiさんからお誘いがきた。わりばしさんとえっちゃんが加わっていつもの沢仲間4人が揃った。
行き先は養老山地の大洞谷。養老山地の沢には行ったことがないのでよくわからないけど、兎夢さんの記録を読むとそれなりに面白い谷のようだ。沢から帰ってきてネットで検索してみると意外に多くの遡行記録があることがわかった。
【 日 付 】2018年4月8日(日)
【 山 域 】養老山地 笙ヶ岳
【メンバー】わりばし、えっちゃん、michi、シュークリーム
【 天 候 】曇り時々晴れ、時々雪
【 ルート 】大洞林道駐車地 8:30 --- 9:18 最後の堰堤 --- 9:40 第一の門 --- 10:13 第二の門 --- 10:29 第三の門 --- 10:32 F1 --- 10:48 F2 --- 10:54 F3 --- 11:52 三条の滝 --- 12:00 ブルドーザ --- 12:40 林道終点(昼食) 13:00 --- 14:40 駐車地
わりばし号で集合場所に向かっていると鈴鹿の山が中腹あたりまで白くなっている。気温が下がることは天気予報でわかってはいたのだが、ここまで寒くなるとは。モチベーション下がる。上石津町のファミマに集合時刻の30分以上前に着くとmichiさんもすぐに到着。michiさん、お腹でとるし。「ちょっとダイエットせんといかんねえ」。ちなみに私は正月以来ダイエット生活に突入し、2キロほど体重を落としたのだが、あと数百グラムが落ちない。お腹もへっこんだし、脂肪も少なくなっているので、なんで減らないんだろう。これ以上無理に減らすと筋肉が落ちてしまうかなあと思案中。
えっちゃんも揃って、入渓地へ移動。えっちゃんは相変わらず楽しそう。きっと沢登りがいいストレス発散になっているのだろう。大洞林道脇で準備をしていると3台の車が通り過ぎていく。そのうちの1台がバックしてきて、どこへ行くのかと聞いてくる。沢登りだというと、水に入るのかと聞くので、「寒いのであまり水に入りたくはない」と答えておく。みんなの意見では、きっと釣り師なのだろうという。そんならあとで谷中で鉢合わせすることになるのかな?
入渓すると、まずは雰囲気のいい、おとなしげな谷だ。少し進むと最初の堰堤が。michiさんやわりばしさんの話だと何個か堰堤があるという。私は兎夢さんの記録を斜め読みしたくらいで、あんまり予習をしてこなかったので全然わからない。結局、下流側で5つの堰堤を越えることになった。堰堤を越えるのは好きではないけど、かといってそんなに嫌いでもない。まあ、滝を巻くのと基本的には変わらない。いいウオーミングアップだ。堰堤と堰堤の間はおとなしげな沢が続いている。
最後の堰堤を越えてしばらく行くと両岸が垂直に狭まった場所に出る。地図を見ると両岸が切り立っているので、ゴルジュの谷だということは予想できたのだが、いよいよゴルジュ帯の始まりかな。台高ではこういう地形を行合と呼んだりするが、こっちではそう言わないのかな?とりあえず、どこかのネットに書いてあった門という言い方を使わせてもらう。結局、こういう地形が3箇所あった。しかし、ゴルジュ内にはそれほど大きな滝もなく、淡々と進んでいく。
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3個目の門を過ぎると最初の滝F1が登場。夏ならば泳いで取り付くところだけど、今日は水に濡れたくないので、おとなしく左岸から巻いていく。一体にこの谷には釣り師がつけたものであろうロープが設置されているので、比較的容易に巻くことができる。しかし、そのロープがだいぶ古くなっているので、全体重をかけるのは憚られる。ロープが切れた時のことを考えて使う必要がありそうだ。
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F2は2段滝。ここも左岸のロープを使って巻いていく。F3も左岸巻き。その後も釜のヘツリなどいろいろ楽しませてくれる。遡行しているうちに白いものがひらひらと落ちてくる。ヤマザクラの花弁かなと思っていたら、雪だった。遡行に夢中になっていて寒いことなどすっかり忘れていた。
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三条の滝とブルドーザの残骸を越えるとゴルジュは終わり、周りが開けて明るい谷になる。右岸から林道が近づいてきて、谷に接するところで林道終点。この先はそれほど面白くもなさそうだし、雪も降っているのでここで遡行終了とする。風を避けて昼食。あとは林道をテクテク歩いて駐車地に戻った。山の斜面にはヤマザクラが多く咲いていて、いい花見になった。
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久しぶりのこのメンバーでの遡行。お互い気心も力量もよくわかっているので、言葉がなくてもスムーズに遡行ができて楽しい沢登りだった。最初はそれほどモチベーションが上がらなかったのだが、やっぱりいつもの仲間との沢登りはいい。