【 日 付 】 2017,06,4(日)
【 山 域 】 奥美濃 揖斐川 粕川 西谷 竹屋谷
【メンバー】 シュークリーム、兎夢、Iさん、Sさん、斉藤
【 天 候 】 快晴
【 ルート 】 駐車地出発(8:00)---竹屋谷入り口(8:02)---4m滝(8:30)---ザイルを出した10m滝(8:40)---滝が次々---二俣(9:32)---樋状滝50m(10:15)---
源頭部(11:40)---北峰の東尾根(12:07)---ブンゲン山頂(12:14~12:37)---下山開始---1の胎内くぐり(13:14)---3の体内くぐり(13:42)---
双門の滝下(13:56)---林道への小道-沢終了-(14:28)---林道へ出る(14:35)---駐車地着(14:45)
朝7時に池田温泉の道の駅に集合。そろったのは5人。最後に参加した兎夢さん以外、竹屋谷は始めての沢。かなり調べたので迷子になる心配は
無いが、最後の詰めでどれだけ楽に藪を抜けられるか、と下山の沢(北谷)でどれだけ効率良くコース取り出来るかがポイントだと思っていた。
兎夢さんの参加(今回で6回目)で前記ポイントはクリアーした様なもの。
竹屋谷は春日村を通り過ぎ粕川を上流に向かって車を走らせると、林道が西谷と東谷に別れ左にまっすぐ進み(太平八滝の看板あり)西谷の林道に
入る。林道は舗装されていてきれいだ。『竹屋谷』と書かれた看板の有る橋を渡るとすぐ左に駐車スペースが2ヶ所ある。ここに車を止め、身支度。
出発8:00.
林道を少し戻り(竹屋谷』の看板の有る橋のたもとから入渓。浅くて開けた沢だ。この後も谷は明るく浅い。谷の周囲は自然林で秋の紅葉はさぞ
きれいだと思う。なめが続き、30分ほどで4m程の滝。
- 4m滝
その後複雑な流れの10m程の滝。ここで初めてザイルを出す。右寄りから取り付き途中で左にトラバースする。ここが一番きつかった。
- ザイルを出した滝
続く滝はコーナ状取り付きで3m程の滝。手は有るが足がかりが無い。シュークリームさんが先頭で登るが、後のメンバーがテイクオフ出来ない。
- テイクオフ出来ない滝
お助け紐を下げて、引き上げてもらう。次の滝約6mは巻き、約3m凹角の滝をステミングで取り付くがあと少しで落ち、空身で再トライ。なんとか
クリアー!
樋状滝(50m)現る。奥に入ると身動きが取れなくなるので、ここもステミングで登るが、ぬめってきわどい。お助け紐を出して登ってもらう。
- 樋状滝50m
なおも小滝が次々と出てくるが、皆登れる。一つの滝を登ったら沢が伏し流になった。水音は聞こえる。なおも沢沿いに進むと峠に出た?沢が
尾根を乗り越した?地形図を出し、GPSで現在地を確認する。合っている。尾根には出ていない。沢は北北西向き、まだ西にも向きを変えていない。
3m程沢が下っている。が、これは、岩が押し出されて溜まっているだけで、地下の流れは有るはず。少し下ってさらに進むと又流れが出てくる。小さな
二俣は西に進む。北には行かない。徐々に沢は西から南に向きを変え北峰の東尾根に出る。やぶこぎの始まりだ。笹藪の中を東に向かって尾根
伝いに進む。5分程で北峰の登山道に出る。やぶこぎ最小のコース取りだ!ブンゲン山頂はすぐ。山頂で昼食。(12:14~12:37)360度見渡せる。
快晴だ。 射能山をブンゲンと呼ぶのはなぜ?
- 射能山(ブンゲン)山頂
奥美濃は、山又山。北に奥伊吹スキー場の終点が見える。大きい滝も傾斜のきつい滝も無いが一歩二歩が難しい滝は結構ある。ヌメリは強い。
結構全身の力を使った。男5人満足そうに昼食をほうばる。
下山は山頂から一機に北沢のやぶに入ろうとしたが、兎夢さんが北峰と山頂の鞍部からやぶに入った方が楽だと教えてくれたので鞍部からやぶに
突入。最初は猛烈な笹藪2~3分で笹藪は疎らになり、歩きやすい。5年前の山日和さんもここから突入している。ナメと滝が次々と出てくる。が
巻きも簡単。胎内くぐりが3ヶ所も有った。これは山日和さんのレポにも出てきた。面白い。こんなに胎内くぐりが有る沢は初めてだ。
- 3の胎内くぐり出口
双門の滝も左から簡単に巻け(13:56)、 結局、懸垂下降無しで下山できた。
- 双門の滝
ここが終点ですよといわんばかりに明確な小道が左にあり、少し登り返すとひらけた立派な登山道に出る。この登山道は『太平八滝』の探勝路
として春日村の山口さんとおっしゃられる古老が村おこしの為に整備されたものだそうで、路のには熊よけのダラム缶太鼓が置いてある。この
登山路を進むとすぐ舗装された林道に出、10分ほど下ると駐車地に着いた。