kasayaさん、さっそくのレポ、お疲れさまです。
疲れた体にアタマまで疲れるレポって、酷なもんです。
7時集合の予定だったがちょっとトラブルがあったようで2名が遅刻。それでも14名が無事集合。参加者の車のナンバーを見ると神戸、大阪、京都、滋賀、三重、名古屋、宇都宮とばらばら。いつものことだがこれがスノー衆の特徴である。
トラブルメーカーが約3人ほどいますから~(^_-)
でも、いつも結果オーライですんでご安心ください。
まずはスキー場まで移動。途中の道はこれがスキー場に続く道?と思える細いところを走っていく。途中でスキー場は本日閉鎖の看板を見る。かなり寡雪のようだ。
あの細い道ではスキー場が営業中だったら、きっと渋滞に巻き込まれてますね。(@_@;)
駐車場から5分くらい下ったところが今日の取り付きの尾根。雪は斜面にちょろちょろ。地図で見るとそうでもないが、えらく急な斜面である。もうちょっと下ると尾根の末端で登りやすそうだが、此処から登るという。
あれ以上下っても断崖で取り付き点はなかったと思います。
藪はまだまだ続くが、それでも雪の量はだんだん増してくる。なかなかよくなってきたではないの。時々雪を踏み抜くようになってきて、予定通り最初の1000m超のピークを過ぎた辺りでスノーシュ着用の指示。やれやれである。
背中の重荷が降ろせただけで、気分も軽くなりました。
そして12時についに県境稜線に飛び出した。
ヤッターと思う気持ちと腹減ったなーという気持ちが交錯する。朝が早かったのでずいぶん時間がたっている。まだ虎子山まで
少しかかりそう。ランチを求める声も多くなってきた。
後ろから「メシや~!」と叫んでました。
でも、あの稜線くらいでしたね、スノーシュー歩きが楽しめたのは。
此処まで来ると北と東の展望がいい。能郷白山の白さが際立っている。あそこまで行くと雪があるのかなあ。そして花房山の特徴あるカールのような地形に雪がかぶっているのが見える。しかし自分で特定できるのはそのくらい。詳しい人たちは盛んに
権現だ、蕎麦粒だなどと山座同定している。意識しないとこの作業はむずかしい。
花房山の「の」の字形状だけははっきりわかりましたね。また行ってみたくなったわ(^_-)
そしていよいよランチだ。風もないので頂上の開けた場所が唯一のランチ場。ショベルでテーブルを作るほどの雪があるかと
心配したがそれは杞憂となるほど此処は豊富だった。しかし何故か展望のいいほうに向いて食事をしようということになり
テーブルではなく細長い足場を二本作ることになる。そこにめいめい陣取って同じ方向を向いて食事。ちょっと珍しい光景だ。
雪のカウンター桟敷席で、眺望を楽しみながらのランチでした。
キャシーさんからポークジャーキー、副館長さんからウインナ、わりばしさんのおしるこクッキー…美味しく戴きました。
自分はレトルトおでん2袋とうどんの組み合わせ。これで100円なのだからちょっとびっくり。あまり安いとどこかからの横流しではないかと思ってしまう昨今であるが。
Mフーズ製じゃなかった?
食事が終わって皆で記念撮影をするといよいよ下山。スノーシューを履こうとしたら不要とのこと。みれば当初のルートでは
このピークからやや北東よりに下ることになっている。ただものすごく急。そして藪があるのは明らか。ここは雪があったら
滑りそうで怖いし、今はこのまま突っ込むのも大変!そう思っていたら、若干南の斜面を下ることになった。こちらは比較的
緩やかで、少し藪も薄そうとの期待があった。しかしである。雪は深くて足をすくわれるし藪にストックがすぐ引っかかる。
ちょっと出っ張ったピッケルもよく引っかかる。難儀なルートである。しかし此処まで来たらいくしかない。先頭の後ろをひたすら
追うのみである。
下りも登り並みの体力消耗でした。
帰りの風呂上がりに体重測ったら2kg減ってました。(@_@;)
途中雪に嵌ったり、こけたり、枝が顔をはたいたりとおよそスノー衆ではなかなか経験しない下りである。それが延々と続く。
皆平気な顔で冗談を言い合っているが、独りだったらめげるよなーと思いつつ自分も空元気を出して降りていく。先頭はやはり
スキー場を目指すことにしたようだ。目標は目前に見える白くたおやかな雪面。それを求めて下っていくのだ。下山開始から
1.5時間くらいでようやくスキー場の上部に到着。
スノーシューよりシリセードのほうが多かったような…(?_?)
着いた着いた。やれやれ。そんな思いである。後は此処から駐車場までぶらぶら行くだけだ。久しくしなかったヤブコギで
身も心もリフレッシュ?きっと次回はうんざりするほどのラッセルを堪能できることを期待して今回の山行を終えた。
若狭の山もヤブは濃そうでっせ~。お覚悟を(^_-)
- 「トラス」なのにクマとは…?
それにしても、「虎子」なのに、なんでクマさんなの?
~biwaco